高級レストランにおすすめの予約システム8選|店舗タイプ・POS連携まで比較

高級レストランにおすすめの予約システム8選|店舗タイプ・POS連携まで比較

高級レストランの予約システムは、知名度や料金だけで選ぶものではありません。最初に確認したいのは、どの予約経路を使うのか、席や個室をどのように管理するのか、POSレジと顧客情報を連携するのかという店舗の運用です。

たとえば、6〜10席ほどのカウンターで一斉にコースを開始する店舗と、複数の個室やテーブル席を持ち、食べログ・一休.comレストラン・OZmallなどから予約を受ける店舗では、必要なシステムが異なります。

ただし、どのタイプでも基本となるのは、店舗のホームページから直接予約できることです。無料かどうかを最初の基準にせず、直予約、席在庫、顧客管理、キャンセル対策まで一つの運用として設計できるシステムを優先します。

本記事では、高級レストラン向けの予約システムを店舗タイプ別に比較し、候補を絞り込むための考え方を解説します。

先に結論

  • 基本方針:ホームページから直接予約できる有料システムを優先する
  • 複数のグルメサイトを使う店舗:ebica・TableCheck・トレタ予約台帳
  • 少席数のカウンター型・完全予約制:OMAKASE
  • 海外利用者にも馴染みのある予約窓口を用意する:OpenTableも選択肢
  • 無料台帳:単体のグルメサイトだけで簡易運用する場合に限定して検討する

高級レストランの予約システムは店舗タイプで選択肢が変わる

まずは店舗の予約運用を4タイプに分類

TYPE 01 複数サイト型

各媒体の予約と席在庫を一元管理

TYPE 02 カウンター型

予約経路を絞り、枠とルールを管理

TYPE 03 海外対応型

多言語と分かりやすい予約画面を重視

TYPE 04 単一媒体型

用途が限られる場合のみ無料台帳を検討

高級レストラン向けの予約システムに、すべての店舗に共通する正解はありません。まずは自店が次のどのタイプに近いかを確認しましょう。

店舗・予約のタイプ 予約管理の課題 主な候補
複数のグルメサイトを使う 媒体ごとの予約取込み、席在庫の調整、ダブルブッキング防止 ebica、TableCheck、トレタ予約台帳
少席数のカウンター型 予約受付の集中、キャンセル料、空席発生時の再募集 OMAKASE
海外客からの予約にも対応する 多言語予約、分かりやすい予約画面、ノーショー対策 ebica、TableCheck、OMAKASE、OpenTableなど
単体のグルメサイトを中心に使う 主要媒体と電話予約を低コストで一つの台帳にまとめる 食べログノート、ぐるなび台帳、レストランボード

少席数のカウンター店は予約経路を絞りやすい

鮨、割烹、天ぷらなど、少席数のカウンターでコースを一斉に開始する店舗では、多数のグルメサイトへ在庫を分散させる必要性が高くありません。OMAKASEのような予約サービスに受付を集約し、他のグルメサイトではネット予約を受け付けない運用も選択できます。

予約経路を一本化すれば、複数サイト間の在庫調整は不要です。予約開始日時、予約回数、キャンセルポリシー、空席通知などを一つのサービスで管理しやすくなり、料理人が予約電話やキャンセル待ちへの連絡に時間を取られることも減らせます。

席数や個室が多い店舗は複数サイトの一元管理が必要

テーブル席や個室を持つレストラン、ホテルレストラン、複数の客層を集客したい店舗では、食べログ・一休.comレストラン・OZmallなどを併用することがあります。

この場合、予約メールを一つの画面へ取り込むだけでは十分ではありません。あるサイトで予約が入ったときに、他サイトへ公開している席在庫も自動で減らせるサイトコントローラー機能が必要です。個室の定員、テーブルの結合、コースごとの滞在時間まで設定できるかも確認しましょう。

ホームページからの直接予約を優先する

グルメサイトで知ってもらい、公式導線から直予約へ

見つけてもらう グルメサイト・Google・SNS
魅力を伝える 公式ホームページ
直接予約 予約フォーム・事前決済

高級レストランでは、グルメサイトからの予約だけに依存せず、店舗のホームページから直接予約できる仕組みを整えることが重要です。予約システムを選ぶときは、予約フォームや予約ボタンをホームページに組み込めるか、スマートフォンでも違和感なく予約を完了できるかを確認しましょう。

直予約を増やせば、グルメサイトの送客手数料を抑えやすくなります。また、店舗が用意したページでコース、ドレスコード、アレルギー対応、キャンセルポリシーを説明してから予約へ進めるため、来店前の認識違いも防ぎやすくなります。

ホームページ連携で確認したいこと

  • ホームページ内への埋め込み、または自然な予約ページへの遷移ができるか
  • 自社サイト経由の予約に送客手数料が発生しないか
  • 空席が予約台帳とリアルタイムで連動するか
  • コース、個室、人数、時間帯ごとの受付条件を設定できるか
  • 多言語表示、事前決済、キャンセルポリシーへの同意に対応できるか
  • 予約者の顧客情報を店舗側で蓄積・活用できるか

グルメサイトは新規顧客に見つけてもらうための集客経路として活用し、公式ホームページ、Googleマップ、SNS、既存顧客への案内からは直予約へ誘導するのが基本です。予約管理システムは、その複数経路を一つの台帳と席在庫へまとめるために導入します。

高級レストラン向け予約システム8選の比較

比較の全体像

基本候補 一元管理型

ebica・TableCheck・トレタ予約台帳

店舗特性で選択 特化型

OMAKASE・OpenTable

用途限定 無料台帳型

食べログ・ぐるなび・ホットペッパー中心

予約システム 向いている運用 主な強み 確認したい点
ebica 複数グルメサイトの運用 国内主要サイトの予約・席在庫・変更・キャンセルを一元管理しやすい 必要なオプション、POSごとの連携範囲
TableCheck 高級店、ホテル、インバウンド 顧客管理、多言語予約、キャンセル対策、外部連携 連携媒体とPOSを含む総額
トレタ予約台帳 操作性を重視した一元管理 使いやすい台帳、幅広い媒体・POS連携、直接予約 キャンセル対策やPOS連携などのオプション
OMAKASE 少席数、完全予約制、予約困難店 集客、予約ルール、空席通知、キャンセル料徴収 掲載審査、POSを含む店内システムとの役割分担
OpenTable 海外利用者にも馴染みのある予約窓口 海外で広く利用されている予約画面と予約・顧客管理 日本で使うPOSとの連携、国内媒体との併用方法
食べログノート 食べログを主軸に低コストで管理 食べログ予約、電話予約、自社予約フォームの管理 他媒体は取込みだけか、席在庫まで連動するか
ぐるなび台帳 楽天ぐるなびを主軸に管理 予約・顧客情報の管理、電話関連のオプション 他媒体やPOSとの連携範囲
レストランボード ホットペッパーグルメとAirシリーズ中心 基本料金0円、Airレジ・Airレジ オーダーとの連携 複数媒体の席在庫一元管理には向かない

複数グルメサイトを運用する店舗向け予約システム

3社とも運用可能。何を重視するかで絞り込む

在庫・媒体分析 ebica

国内主要サイトとPOSデータを活用

顧客体験・多言語 TableCheck

顧客管理とキャンセル対策を重視

操作性・現場定着 トレタ予約台帳

スタッフが扱いやすい台帳を重視

食べログ・一休.comレストラン・OZmallなど、複数のグルメサイトでネット予約を受け付ける場合は、予約台帳とサイトコントローラーを中心に比較します。候補となる3サービスを順に紹介します。

1.ebica|複数サイトの席在庫を調整しやすい

ebicaは、複数の予約経路をまとめる予約・顧客管理システムです。グルメサイトコントローラーを利用すると、各サイトから入った予約の取込みだけでなく、変更やキャンセルに合わせた空席情報の調整まで自動化できます。

食べログ、一休.comレストラン、OZmall、ぐるなびなど国内の主要媒体を横断して運用したい店舗にとって、候補に入れやすいシステムです。電話、Google、SNS、自社サイト、海外OTAからの予約も同じ台帳にまとめられます。

POS連携で予約経路ごとの売上まで確認できる

ebicaは、予約情報とPOSレジの会計情報を紐づけられます。予約経路ごとの来店数だけでなく、どのグルメサイトが売上につながったのかを確認できるため、媒体費の見直しにも活用できます。

連携先にはPOS+、USENレジ、Dinii、poscube、funfo、スマレジなどがあります。ただし、ウォークイン情報、会計情報、喫食情報のどこまで連携できるかはPOSや機種によって異なります。高級店では、前回来店時の注文内容を接客に使いたいのかまで決めて確認しましょう。

キャンセル対策は必要な仕組みを組み合わせる

予約フォームでのキャンセルポリシー表示、確認メール、リマインドメール、SMSなどを使い、予約忘れを防止できます。事前決済を行う場合は、連携サービスを含む構成と条件を確認する必要があります。

ebicaが向いている店舗

  • 国内の複数グルメサイトを積極的に運用したい
  • 個室やテーブル席の在庫を自動調整したい
  • POSデータと予約経路を結びつけて媒体の費用対効果を確認したい
  • 電話予約やインバウンド予約も一つの台帳にまとめたい

2.TableCheck|顧客管理とキャンセル対策を重視する高級店向け

TableCheckは、高級レストランやホテルレストランで導入候補に挙がりやすい予約・顧客管理システムです。多言語の公式予約ページ、詳細な顧客情報、キャンセルプロテクション、POS連携など、高単価店に必要な機能を広く備えています。

食べログノートとの公式連携や、サイトコントローラーとの連携により、複数のグルメサイトに割り当てた席在庫の一括調整も可能です。どの媒体が直接連携で、どの媒体が別サービス経由になるかは、導入時に一覧で確認しましょう。

高級店の接客に必要な顧客情報を蓄積できる

来店履歴、好み、苦手な食材、アレルギー、記念日などを記録し、次回来店時の接客へ活用できます。POSと連携すれば、利用金額や注文内容も顧客情報に結びつけられます。

国内外の主要POSと連携していますが、すべてのPOSで同じデータを連携できるわけではありません。既存のPOSを残す場合は、予約情報、来店ステータス、会計金額、注文明細のどこまで連携するのかを確認してください。

与信・事前決済・リマインドを組み合わせられる

キャンセルプロテクションでは、予約時にカード情報を預かる与信型と、予約時に支払いを受ける事前決済型を使い分けられます。SMSやメールによる予約確認も自動化できるため、無断キャンセルだけでなく、予約忘れの対策にも向いています。

TableCheckが向いている店舗

  • 高級レストランやホテルレストラン
  • 顧客情報を蓄積し、接客品質や再来店施策に活用したい
  • 多言語の直接予約とキャンセル対策を重視する
  • 複数店舗やホテル内の料飲施設をまとめて管理したい

3.トレタ予約台帳|現場の使いやすさを重視して一元管理

トレタ予約台帳は、飲食店の現場で使いやすい画面設計を重視した予約・顧客管理システムです。テーブルレイアウト上で予約を確認でき、予約登録と同時に顧客情報を蓄積できます。

20以上のグルメサイト、10以上のPOSレジとの連携を案内しており、複数媒体の予約管理にも対応します。自社のホームページ、SNS、Googleマップに送客手数料0円の予約窓口を用意できる点も特徴です。

個室やコースごとの受付条件を設定できる

コースごとに受付期間、時間帯、最少・最大人数、個室限定などを設定できます。個室やテーブルの組み合わせが多いレストランでは、デモ画面で実際の席構成を再現してもらうと、運用を判断しやすくなります。

カード情報の登録によるキャンセル対策にも対応

キャンセルプロテクションを利用すると、予約時にカード情報を登録してもらい、規定に基づいてキャンセル料を徴収できます。LINEやSMSの予約通知、キャンセル料の請求・回収を支援する外部サービスとの連携もあるため、どこまでを導入するかによって見積もりが変わります。

トレタ予約台帳が向いている店舗

  • 複数サイトを使いながら現場の操作性を重視したい
  • 予約台帳を初めてデジタル化する
  • 自社サイトやGoogleマップから直接予約を増やしたい
  • 既存のPOSと顧客・注文情報を連携したい

少席数の店舗や海外利用者にも対応しやすい予約サービス

一元管理型とは異なる目的で選ぶ2サービス

少席数・完全予約制 OMAKASE

予約経路を集約し、予約枠とキャンセル料を管理

海外での利用経験 OpenTable

海外利用者にも見慣れた予約画面を用意

4.OMAKASE|少席数のカウンター型・完全予約制に向く

OMAKASEは、人気店や予約困難店に特化した予約サービスです。予約の受付と管理だけでなく、OMAKASE内で店舗を探している利用者への集客、空席情報の通知、キャンセル料の徴収、顧客情報の管理などを一つの仕組みで行えます。

特に相性が良いのは、席数が少なく、決まった時刻にコースを一斉スタートする鮨・日本料理・天ぷらなどのカウンター店です。OMAKASEにネット予約を集約し、他のグルメサイトでは予約枠を公開しない運用にすれば、サイト間の在庫調整が不要になります。

予約ルールとキャンセルポリシーを細かく提示できる

予約受付期間、次回枠の受付開始日時、予約回数、予約者本人の来店、年齢、アレルギー対応、遅刻時の扱いなど、店舗ごとのルールを予約前に示せます。キャンセル料は店舗が設定し、OMAKASEが規定に基づいて徴収する仕組みです。

一方、OMAKASEは申し込めばすべての店舗が利用できるわけではなく、掲載には審査があります。また、予約以外の店内オペレーションやPOS連携は別に考える必要があります。導入時には、予約客の情報をPOSへどのように引き継ぐかも確認しましょう。

5.OpenTable|海外利用者にも馴染みのある予約システム

OpenTableは、世界各地のレストランを検索・予約できるグローバルなプラットフォームです。海外で利用経験のあるお客様にとって、見慣れた画面で予約できることが利点です。

予約管理、テーブル管理、顧客情報、予約時のデポジットやキャンセルポリシーなど、高級店で使われる機能を備えています。海外では多数のPOSとの連携がありますが、日本で既存POSと組み合わせる場合は、対象製品と連携範囲を個別に確認する必要があります。

ただし、海外客への対応はOpenTableだけの強みではありません。ebica、TableCheck、OMAKASEなども多言語予約やインバウンド対応を進めています。OpenTableは「海外集客には必須」と考えるのではなく、想定する顧客が日頃から利用している場合に候補へ加え、国内予約との在庫共有方法まで確認しましょう。

無料の予約台帳は用途を限定して検討する

無料かどうかではなく、直予約を育てられるかで判断

基本方針 有料システム

直予約・顧客管理・POS・キャンセル対策を一体化

例外的な選択 無料台帳

単一媒体で必要機能が限られる場合に利用

高級レストランでは、基本的にホームページからの直接予約、顧客管理、キャンセル対策、POS連携に対応できる有料システムを優先します。無料の予約台帳は、予約の大半が特定のグルメサイトから入り、複雑な顧客管理やPOS連携を必要としない場合に限って検討する位置づけです。

初期費用や月額料金を抑えられても、グルメサイトへの依存が続き、媒体間の在庫調整やPOSへの転記が手作業で残れば、長期的な運用コストは下がりません。自社ホームページの直予約を育てたい店舗では、無料であることよりも、直接予約フォームと予約台帳が一体化していることを優先しましょう。

注意点

他媒体の予約メールを台帳へ自動転記する機能と、各媒体の席在庫を双方向で自動調整する機能は同じではありません。複数サイトを本格運用する場合は、予約が入った後に他サイトの在庫も減るかを必ず確認してください。

6.食べログノート|食べログを主軸にする店舗向け

食べログノートは、食べログのネット予約と電話予約をまとめて管理できるオンライン予約台帳です。ホームページやSNSから予約を受け付ける自社予約フォームも無料で用意できます。

他のグルメサイトから届く予約メールを取り込み、予約情報を自動転記・配席する機能もあります。ただし、メール取込みは他媒体の在庫を自動調整する機能ではありません。複数サイトの席在庫まで連動させる場合は、対応するサイトコントローラーとの連携条件を確認する必要があります。

キャンセル料の請求・回収を支援するPayn for 食べログノートも利用できます。食べログを中心に運用し、必要になった機能を後から追加したい店舗に向いています。

7.ぐるなび台帳|楽天ぐるなびを主軸にする店舗向け

ぐるなび台帳は、楽天ぐるなびのネット予約、電話予約、顧客情報を管理できる予約台帳です。予約状況の確認、顧客台帳、分析などをスマートフォンからも操作できます。

電話を自動で受け付けるIVRや、着信時に顧客情報を表示するCTIなどのオプションもあります。楽天ぐるなびが主な予約経路であり、基本的な予約・顧客管理から始めたい店舗には検討しやすい選択肢です。

複数の国内媒体を同じ席在庫で積極的に運用する場合や、POSの注文履歴を詳細な顧客情報へ結びつけたい場合は、有料の予約管理システムも比較しましょう。

8.レストランボード|ホットペッパーグルメとAirシリーズ向け

レストランボードは、基本料金0円で利用できる予約台帳です。予約・空席管理、顧客管理、集計などの基本機能を備え、ホットペッパーグルメの予約と公式連携できます。

AirレジやAirレジ オーダーと組み合わせれば、来店・注文・会計までの情報をつなぎやすい点が特徴です。すでにAirシリーズを使っている店舗には導入しやすいでしょう。

一方で、食べログ・一休.comレストラン・OZmallなど複数媒体の席在庫を横断して管理する用途には向きません。ホットペッパーグルメを主要媒体として使う店舗向けと考えるのが適切です。

高級レストランで必要なキャンセル対策

キャンセル対策は「予防・回収・再販売」で設計

予防する ポリシー同意・リマインド
損失を補う カード与信・事前決済
席を再販売 空席通知・キャンセル待ち

高級レストランでは、1件の無断キャンセルでも失う売上と食材原価が大きくなります。キャンセル対策は、単に「キャンセル料を請求できるか」だけで比較しないことが重要です。

対策 目的 選定時の確認事項
キャンセルポリシーへの同意 予約者との認識違いを防ぐ 予約画面と確認メールに表示できるか
SMS・メールのリマインド 予約忘れを防ぐ 送信時期、送信回数、追加料金
カード情報の事前登録 無断キャンセルを抑止する 与信の期間、請求操作、手数料
デポジット・事前決済 キャンセル時の損失を補う 返金方法、決済手数料、POS会計との処理
空席通知・キャンセル待ち 空いた席を再販売する 自動通知の対象、予約確定方法

予約時にカード情報を登録できても、電話予約には適用できない場合があります。また、事前決済した金額を当日のPOS会計でどのように処理するかによって、スタッフの手間も変わります。ネット予約だけでなく、電話予約と会計まで含めた一連の流れを確認しましょう。

高級レストランの予約システムを選定する4つのポイント

選定はこの順番で進める

STEP 01 運用を決める

直予約と必要機能を整理

STEP 02 連携を確認

POS・決済・CRMまで確認

STEP 03 操作を試す

現場スタッフがデモで確認

STEP 04 総額を比較

最後に固定費と運用費を比較

1.どのような運用を実現したいのか具体的にする

最初に、予約システムへ求める機能を書き出します。基本方針は、店舗のホームページに予約フォームや予約ボタンを組み込み、直予約を受け付けられることです。そのうえで、複数グルメサイトの在庫調整、顧客管理、キャンセル対策、再来店施策まで行うのかによって候補を絞ります。

  • 現在利用している予約サイトと、今後利用したい予約サイト
  • 自社サイト、Googleマップ、SNSから直接予約を受け付けるか
  • 個室、テーブル結合、カウンター、一斉スタートをどう管理するか
  • アレルギー、苦手食材、記念日、接待などを記録するか
  • SMS・メールのリマインドを自動化するか
  • カード与信、デポジット、事前決済を導入するか
  • メールマガジンやCRMで再来店を促すか
  • 複数店舗で顧客情報を共有するか

「機能が多いシステム」を選ぶのではなく、必要な運用を過不足なく実現できるシステムを選ぶことが重要です。

2.予約システム+POSレジ+その他のシステムで考える

予約システム単体では、店内で必要な仕組みが完成しないことがあります。予約、来店、注文、会計、顧客管理、再来店施策をどの製品が担うのかを整理しましょう。

たとえば、予約システムにメール配信機能がなければCRMを追加します。キャンセル料の請求・回収に外部サービスを使う場合もあります。POS連携も、会計金額だけを送る連携と、注文商品やテーブルの入退店まで同期する連携では効果が異なります。

確認するシステムの全体像

グルメサイト・自社予約 → 予約台帳・席在庫 → POSレジ・注文 → 顧客台帳 → メール・LINEなどの再来店施策

既存POSを残すなら、そのPOSと連携できる予約システムを候補にします。POSも入れ替えるなら、予約システムとの組み合わせを先に決めてから比較した方が、二重入力や連携費用を避けやすくなります。高級店向けPOSは「高級レストランにおすすめのPOSレジ」でも比較しています。

3.候補が出たら使いやすさを比較する

機能が揃っていても、操作が煩わしいシステムは現場に定着しません。入力項目が多すぎる、空席状況が分かりにくい、電話を受けながら予約登録しにくいといった問題があると、スタッフの不満が増え、紙のメモや別の台帳へ戻ってしまいます。

営業担当者の説明を聞くだけでなく、実際に予約を登録し、変更し、個室へ配席し、キャンセルするところまで操作しましょう。支配人や予約担当者だけでなく、日常的に電話を取るスタッフにも触ってもらうことが大切です。

4.最後にコストを比較する

予約システムの月額料金は固定費になるため、負担が少ない方が望ましいことは間違いありません。ただし、最初に価格だけで候補を決めると、必要な機能が不足し、手入力や確認作業が残ることがあります。

比較する順番は、必要機能を満たすか、既存POSと連携できるか、現場で使いやすいか、最後に総額はいくらかです。基本料金だけでなく、サイトコントローラー、POS連携、SMS、決済、導入支援、端末、外部サービスの費用まで含めて比較します。

無料の予約台帳は、必要機能が限られた店舗では選択肢になりますが、高級レストランの第一候補にはしません。他媒体の在庫調整やPOSへの転記を毎日手作業で行うなら、人件費やミスのリスクが残るためです。直予約によって削減できる送客手数料、導入後に減らせる作業時間、顧客情報を蓄積できる価値まで含めてコストを比較しましょう。

候補を絞ったら同じ条件でデモと見積もりを比較する

比較条件を揃えれば、営業説明に左右されにくい

同じ要件 席配置・媒体・POSを提示
同じ操作 登録・変更・配席を実演
同じ費用範囲 オプション込みで比較

高級レストランの予約システムは、公式サイトの機能表だけでは比較しきれません。連携できる媒体やPOS、必要なオプションが店舗ごとに異なるためです。

  1. 現在の予約経路、席数、個室、POSレジを書き出す
  2. ホームページから直予約を受け付ける方法を決める
  3. 必要な機能と、なくてもよい機能を分ける
  4. 条件に合う2〜3社へ同じ要件を伝える
  5. 実際の席配置を使ったデモを依頼する
  6. オプションと外部サービスを含む総額で見積もりを比較する

複数グルメサイトを使うなら、まずebica・TableCheck・トレタ予約台帳を比較します。少席数のカウンター型で予約経路を一本化するならOMAKASEが候補です。海外のお客様がOpenTableを使い慣れていると考えられる場合は、追加の選択肢としてOpenTableも比較します。

単体のグルメサイトだけで簡易運用する場合は、食べログノート・ぐるなび台帳・レストランボードで必要な機能を満たせるかを確認できます。ただし、ホームページからの直予約を増やす方針なら、最初から有料システムとの比較を優先してください。

まとめ|予約システムは店舗の運用とセットで選ぶ

高級レストランの予約システムは、「高級店に人気だから」という理由だけでは選べません。少席数のカウンター店と、個室・テーブル席を持つ店舗では、予約経路も在庫管理も異なります。

基本となるのは、店舗のホームページから直接予約できる有料システムを選び、グルメサイトを新規集客の入口として使う考え方です。複数媒体を使う店舗ではサイトコントローラー、少席数の完全予約制では予約経路の集約が重要になります。さらにPOSレジ、顧客管理、決済、再来店施策までを一つの業務フローとして考えましょう。

高級レストランの予約システムを比較検討中の方へ

予約経路・POS・必要機能を整理してから比較しませんか?

店舗の席構成や現在の予約経路を確認し、比較すべきシステムと確認項目を整理します。特定製品ありきではなく、運用に合う組み合わせを検討できます。

高級レストランの予約導線を相談する

飲食店向け予約システム全般を比較したい方は、「飲食店向け予約システムおすすめ比較」もあわせてご覧ください。

高級レストランの予約システム選び
小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

Google検索で見つけやすくする

集客のカチプロを
優先ソースに追加できます

飲食店集客・SEO・MEO・SNS活用など、店舗マーケティングの実務情報をGoogle検索で見つけやすくなります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

検索

目次