Googleで予約(Reserve with Google)とは?業種別のできること・制限・対応システム一覧

Googleで予約(Reserve with Google)とは?業種別のできること・制限・対応システム一覧
Googleで予約の機能・制限・対応システム

「Googleで予約(Reserve with Google)」は、Google検索やGoogleマップから店舗を予約できる機能です。飲食店の席予約、美容サロンの施術予約、フィットネスの体験予約などに利用できます。

導入には、Googleと連携する予約システムや予約サイトが必要です。ただし、業種やサービスによって、予約できる内容は異なります。

この記事では、飲食店・アクティビティ・美容・フィットネスの4カテゴリについて、できること・できないことと、導入に使える予約サービスを紹介します。デメリットやキャンセル方法もまとめました。

※2026年10月12日時点の公式情報をもとにしています。海外製サービスや、現在の利用条件の確認が必要なサービスは、一覧に明記しています。

Googleで予約とは?検索・マップから予約できる機能

Googleで予約は、店舗情報に表示される「席を予約」「オンラインで予約」などのボタンから予約できる機能です。店舗側は、連携する予約サービスで予約を管理します。

予約を促すCTA(予約ボタン)を表示できるため、MEO対策で店舗を見つけた人をスムーズに予約へ案内できます。MEO対策と相性のよい機能です。

予約方法には、Google上で完了するものと、外部の予約ページへ移動するものがあります。選べるメニューや使える決済方法は、予約先によって異なります。

4カテゴリのできること・できないこと

カテゴリごとの予約内容と主な制限は、次のとおりです。

表は横にスクロールして確認できます。

4カテゴリの予約機能と制限
カテゴリ 予約できる内容 できないこと・主な制限
飲食店 人数・日時を指定した席予約 コース予約は不可。ポイント・クーポンの利用にも制限あり
アクティビティ ツアー・体験・施設チケットの販売ページへの案内 予約・購入は外部サイトで行う。移動のみの商品や通常の宿泊は対象外
美容 施術メニュー・日時を指定した予約 スタッフ指名は対応サービスのみ。有料会員登録が必要な予約は対象外
フィットネス 一般向けの体験レッスン・クラス予約 有料会員専用の予約は対象外。予約ページの種類にも制限あり

Googleで予約の公式パートナーは、Googleと連携する予約システムや予約サイトの提供事業者です。 店舗は、これらのサービスを導入して予約を受け付けます。以下で、カテゴリごとの対応サービスを紹介します。

飲食店|席予約に対応。コース予約は外部サイトへ案内

飲食店でできること

人数・日付・時間を選び、空いている席を予約できます。対応する予約台帳を使えば、予約や変更・キャンセルも台帳に反映できます。

順番待ち機能もあります。すべての公式パートナーが対応しているわけではないため、利用するサービスごとに確認が必要です。

飲食店でできないこと

Googleで予約では、コース予約はできません。 Google上で受け付けられるのは、席のみの予約です。

コース予約は、予約用URLから公式ホームページやグルメサイトへ案内して受け付けます。

予約サイトのポイントやクーポンが使えない場合もあります。たとえば一休.comレストランのGoogle経由予約は、席のみプランのゲスト予約です。一休ポイント・割引クーポンは使えず、予約後に会員予約へ変更することもできません。

飲食店の対応システム・予約サイト一覧

TableCheck・ebicaのほかにも、予約台帳やグルメサイトなどの選択肢があります。

表は横にスクロールして確認できます。

飲食店のGoogle予約パートナー・対応システム
サービス サービスの種類 Google予約との連携・利用時のポイント
TableCheck 飲食店向け予約・顧客管理 Googleで予約に対応。外部メディアからの予約を台帳へ自動反映
ebica 飲食店向け予約台帳 空席在庫をGoogleに提供し、予約の自動配席・変更・キャンセル反映を案内
トレタ予約台帳 飲食店向け予約・顧客台帳 Googleマップ上の予約と台帳を連携。Google連携の追加料金・送客手数料0円と案内
楽天ぐるなび グルメサイト ネット予約の空席をGoogleに共有し、予約をぐるなびの管理画面で管理。プラン・受付設定に条件あり
Retty グルメサイト Rettyの予約在庫とGoogleで予約を連携する導入事例を公開
ヒトサラ グルメサイト Googleで予約との公式連携を案内。利用中の予約台帳との連携も確認できる
一休.comレストラン レストラン予約サイト Google経由は席のみプランのゲスト予約。ポイント・割引クーポンは利用不可
OZmall レストランなどの予約サイト レストラン予約でGoogleで予約との連携を案内。掲載審査あり
Resty 飲食店向け予約台帳 Googleで予約の公式パートナーとして、予約情報の一元管理を案内
Rリザーブ 飲食店向けネット予約システム Googleで予約への対応と、導入・設定サポートを案内
SMART RESERVE 予約サービス Googleで予約の連携を公式ヘルプで案内。受付締切・変更・キャンセルの設定に条件あり

すでに予約台帳やグルメサイトを利用している場合は、そのサービスのGoogle連携と追加費用を確認しましょう。

アクティビティ|体験・チケットの販売ページへ案内

アクティビティでできること

観光ツアー、体験プログラム、施設の入場券などは、Google Things to doを通じてGoogle上に掲載できます。 利用者は、掲載された商品から販売ページへ移動し、予約・購入します。

現在のアクティビティ予約は、Google上で予約を完了する方式ではなく、販売先へ案内する方式です。

アクティビティで掲載できないもの

移動だけを目的とする商品や、通常の宿泊などは対象外です。

表は横にスクロールして確認できます。

Google Things to doの対象・対象外となる商品
商品の例 Google Things to doでの扱い
観光体験を含むバスツアー・ボートツアー 対象になり得る
空港送迎・ハイヤー・レンタカーなど、移動のみを目的とする商品 対象外
観光・娯楽向けの自転車やカヤックなどのレンタル 条件を満たせば対象になり得る
通常のホテル宿泊・数日間のクルーズ 対象外
現実の場所で行わないオンラインだけの体験 対象外
コンサートなどの単発イベントのチケット、映画チケット Things to doでは対象外
レストランで通常の食事に使うクーポン 対象外。食べ歩きなどの体験ツアーとは扱いが異なる

掲載には、商品説明・画像・価格・予約ページなどの条件があります。条件を満たしても、Google上での表示は保証されません。

アクティビティの対応ツール一覧

Google Things to doへ直接連携するツールと、旅行予約サイトを経由して掲載するツールがあります。

表は横にスクロールして確認できます。

アクティビティのGoogle連携ツール
サービス 連携の経路 利用時のポイント
JTB BÓKUN Google Things to doへの商品連携 日本語の管理・設定案内あり。「オンライン・セール」から掲載申請を進める
Rezdy Google Things to doへの商品連携 Googleビジネスプロフィールと事業者情報を紐づけ、商品を送信。海外製サービス
FareHarbor Google Things to doへの接続 接続チームへの申請窓口を用意。海外製サービス
Bookeo 対応する接続先・OTAを通じた連携 ViatorやGetYourGuideなどを通じた掲載方法を案内。旅行予約サイト経由で連携

海外製サービスは、日本の施設・商品への対応、日本語サポート、決済方法を確認して選びましょう。

美容|施術予約に対応。スタッフ指名はサービスごとに確認

美容でできること

美容室、理容室、ネイルサロン、エステ・リラクゼーションなどで、施術メニューと日時を指定して予約できます。スタッフ指名は、対応する店舗・サービスで利用できます。

美容でできないこと

有料会員登録や、特定の組織への所属が必要なサービスは、Googleの来店予約連携の対象外です。

サロン独自のクーポン、複数メニューの組み合わせ、事前カウンセリングなどは、連携サービスによって対応が異なります。導入前に、必要な機能を確認しましょう。

また、すべての予約がGoogle上で完了するわけではありません。STORES 予約では、GoogleからSTORES 予約のページへ移動して予約します。

美容の対応システム・予約サイト一覧

表は横にスクロールして確認できます。

美容のGoogle予約パートナー・対応システム
サービス 主な対象・種類 Google予約との連携・利用時のポイント
ビューティーメリット 美容室・美容サロン向け予約管理 Googleで予約経由の予約を管理システムへ反映
リザービア 美容サロンなどの予約システム Googleの予約ボタンに対応。初期費用・月額費用と予約手数料を分けて確認
かんざし サロン向け予約一元管理 Googleで予約と連携。サロン側で設定・入稿が必要
coming-soon サロン向け予約・管理システム Google連携を公式機能として案内。プロフィールの予約表示などに利用条件あり
STORES 予約 美容など複数業種の予約システム GoogleからSTORES 予約のページへ移動して予約する方式
EPARKリラク&エステ/PeakManager リラク・エステ向け予約・管理 Google予約の設置はEPARKリラク&エステから申し込む案内あり
エキテン ネット予約 店舗検索サイト・ネット予約 公式利用ガイドでGoogleで予約との連携・一元管理を案内。対象店舗に条件あり
ネイルブック ネイルサロン予約サイト Googleパートナー掲載と対応開始発表あり。現在の新規導入条件・予約フローは別途確認が必要

ネイルブックは、現在の新規導入条件を確認する必要があります。また、サービスが終了した旧EPARKビューティーと、EPARKリラク&エステは別のサービスです。

フィットネス|一般向けの体験・クラス予約に対応

フィットネスでできること

ジム、ヨガスタジオ、パーソナルトレーニングなどで、一般の人が申し込める体験レッスンやクラスを予約できます。有料の体験レッスンも対象になります。

フィットネスでできないこと

有料会員だけが申し込めるクラスは、Googleの来店予約連携の対象外です。 一般向けの体験予約と、入会後の会員予約を分けて運用します。

予約システム独自の制限もあります。STORES 予約では、次の条件があります。

  • スクールタイプの予約ページは連携できない。
  • シークレットページや、ログイン認証が必要なページは連携できない。
  • 未来30日間に予約できる枠が必要。

フィットネスの対応システム一覧

表は横にスクロールして確認できます。

フィットネスのGoogle予約パートナー・対応システム
サービス 日本での利用 Google連携の条件・特徴
STORES 予約 日本向けの連携案内がある Googleから外部予約ページへ移動。公開する予約ページの種類・ログイン設定などに条件あり
Appointy 海外製。日本での利用可否は要確認 Google連携を申請し、事業者情報・利用条件の確認を受ける方式
Bookeo 海外製。対応地域・サービスは要確認 ウェルネス・フィットネスなどの連携を案内。決済・価格設定にも独自の制約あり

Bookeoでは、Google上の予約に日時別の特別料金が適用されず、標準料金が使われます。Google予約画面でのオンライン決済はStripeのみです。

日本向けの連携案内があるのはSTORES 予約です。Appointy・Bookeoは、日本の店舗で利用できるかを確認したうえで比較してください。

Googleで予約のデメリット

予約できる内容に制限がある

飲食店のコース予約や、有料会員専用のクラスには対応していません。スタッフ指名や事前質問も、連携サービスによって対応が異なります。

Googleで受け付けられない予約は、公式ホームページなどの予約フォームへ案内する必要があります。

システム利用料や予約手数料がかかる場合がある

Google連携が無料でも、予約システムの初期費用・月額料金、送客手数料、決済手数料がかかる場合があります。連携費用だけでなく、予約を受け付けるための総費用を確認しましょう。

ポイントやクーポンが使えない場合がある

予約サイトで直接予約したときの特典が、Google経由では使えない場合があります。一休ポイントや割引クーポンが一例です。店舗独自のキャンペーンも、Google経由の予約に適用できるか確認が必要です。

連携の設定と空き枠の管理が必要

店舗情報や予約ページの設定に不備があると、予約ボタンが表示されないことがあります。連携から表示までに時間がかかる場合もあります。

また、電話予約などが自動で反映されない場合は、台帳への登録が必要です。二重予約を防ぐため、空き枠を最新の状態に保ちましょう。

Googleで予約のキャンセル方法とキャンセル料

Google上で予約した場合

予約確認メール、または「Googleで予約」の予約一覧からキャンセルできます。

  1. 予約時のGoogleアカウントで予約一覧を開く。
  2. 対象の予約を選ぶ。
  3. 「キャンセル」を選び、手続きを完了する。

キャンセルできない場合は、店舗へ電話で連絡してください。

外部サイトで予約した場合

STORES 予約などの外部サイトで予約した場合は、予約先の確認メールや予約確認画面から手続きします。キャンセル期限や操作方法は、予約先の案内を確認してください。

キャンセル料・返金の条件

キャンセル料や受付期限は、店舗・予約プランによって異なります。 予約確認メールなどで、期限・料金・返金条件を確認しましょう。

事前決済した予約では、キャンセルと返金の両方を確認してください。予約を取り消せても、自動で返金されない場合があります。

店舗側は、キャンセル期限・料金・連絡先を明記し、キャンセルを受けたら台帳と空き枠を更新します。

Googleで予約を導入する手順

  1. 自店の業種と予約内容に合うサービスを選ぶ。
  2. Googleビジネスプロフィールと予約サービスの店舗情報を整える。
  3. 予約メニューや空き枠を登録する。
  4. サービスの案内に従って連携を申請・設定する。

Googleビジネスプロフィールに予約用URLを追加して、外部サイトへ案内する方法もあります。ただし、URLの追加だけではGoogle上での空き枠表示や予約受付は利用できません。

導入するサービスは、受け付けたい予約への対応・必要な機能・費用を比較して選びましょう。

小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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