大衆点評とは?中国人観光客を集客したい飲食店向けに掲載の必要性・登録方法を解説

飲食店の中国人集客・大衆点評の活用

大衆点評(たいしゅうてんぴょう)は、中国で使われている店舗情報・口コミサービスです。日本の飲食店も掲載されており、中国人旅行者がお店を探す際の情報源になっています。

日本の飲食店が掲載を検討する理由は、中国人旅行者が普段使う媒体に、自店の情報を届けるためです。中国本土ではGoogle検索やInstagramなどへのアクセスが制限されているため、中国国内で利用できる媒体にも情報を用意する意味があります。

この記事では、大衆点評の特徴、飲食店が掲載する必要性、正規代理店を通じた登録方法とebicaの活用方法を解説します。

大衆点評とはどんな媒体?

大衆点評(中国語表記:大众点评)は、飲食店をはじめ、買い物、観光、生活関連の店舗・施設情報を扱う中国の総合口コミサービスです。Webサイトやアプリで利用でき、訪日旅行者や日本に住む中国人にも使われています。

飲食店のページでは、料理や店内の写真、店舗情報、利用者の口コミなどがお店選びの参考になります。予約に対応している店舗では、そのまま予約へ進むこともできます。

飲食店にとっては、中国語でお店の魅力を伝え、来店や予約につなげるための媒体と考えるとわかりやすいでしょう。

なぜ日本の飲食店が大衆点評に掲載するのか?

中国で使われている媒体を通じて、お店を知ってもらうため

日本では、飲食店を探すときにGoogle検索やInstagramなどが使われます。一方、中国本土では、これらの海外サービスへのアクセスが制限されています。

そのため、日本の飲食店がGoogleやInstagramで情報を発信していても、中国国内で旅行の準備をしている人には届きにくい事情があります。

大衆点評に店舗情報を掲載すれば、中国で利用できるサービスを通じて、日本のお店の情報を確認してもらえます。旅行を計画する段階から、訪れる候補として検討してもらう接点をつくれるのです。

掲載する目的

お客様が情報を探している場所に、お店の情報を置くことが、大衆点評に掲載する基本的な目的です。

中国語で来店前の疑問を解消するため

お店を知ってもらった後は、「何を食べられるか」「いくらかかるか」「どう予約するか」が伝わることも大切です。店舗情報を整える際は、次の内容を中国語でわかりやすく伝えましょう。

  • 料理・メニュー:看板料理、料理写真、コース内容
  • 料金:メニュー価格、予算の目安、追加料金の有無
  • 営業時間:定休日、ラストオーダー
  • アクセス:住所、最寄り駅、入口の写真
  • 予約条件:予約方法、利用人数、キャンセル条件

料理の魅力と利用条件を一緒に伝えることで、旅行者がお店を比較し、来店を決めやすくなります。

大衆点評に登録する方法

まずは自店の掲載状況を確認する

大衆点評では、利用者が店舗情報を登録することもあります。お店側が申し込んでいなくても、すでにページが存在する場合があるため、最初に店名や住所で確認しましょう。

既存のページがある場合は、住所や営業時間、写真などが現在の営業内容と合っているかを確認します。そのうえで、公式情報の整備や予約受付など、目的に合わせて手続きを進めます。

表は横にスクロールして確認できます。

大衆点評の掲載・公式登録・予約連携の違い
項目主な役割
店舗ページの掲載店舗情報や利用者の口コミを見てもらう
公式登録店舗側から公式情報を整備・発信する
予約連携大衆点評からネット予約を受け付け、管理する
広告有料の広告枠を使ってお店を紹介する

正規代理店を通じて公式登録する方法

公式登録や中国語での情報発信を進めたい場合は、大衆点評の正規代理店へ相談できます。

例えばJapanTicketでは、公式アカウントや広告のサービスに加え、中国語での情報整備や運用を支援しています。自店の掲載状況と、どのようなお客様を増やしたいかを伝えて、必要な支援を相談しましょう。

相談時には、店名・住所・営業時間などの基本情報と、料理写真やメニューを用意しておくと進めやすくなります。契約前には、次の内容を確認します。

  1. 初期費用と継続費用の総額
  2. 契約期間、更新・解約の条件
  3. 翻訳や情報更新の対応範囲
  4. 予約受付や広告が含まれるか
  5. 閲覧・予約などの成果を確認する方法

公式登録、運用支援、予約機能などの費用構成はプランによって異なります。見積もりでは、料金に含まれる機能と支援内容を確認しましょう。

ebicaを使って掲載・予約連携を進める方法

飲食店向け予約管理システム「ebica(エビカ)」を通じて、大衆点評への掲載や予約連携を相談する方法もあります。

ebica導入店舗は、大衆点評に席予約ボタンを設置できます。大衆点評からの予約はebicaに自動反映され、国内の予約とまとめて管理できます。

追加費用なしで使える範囲

ebica導入店舗の席予約ボタン設置・予約一元管理は、追加費用なしと案内されています。ebica本体の利用料は必要です。

公式アカウントでの情報発信、中国語メニューの作成、コース予約などを含む支援には、グループ会社のJapanticketによる有料連携プランが用意されています。

すでにebicaを使っているお店は、自店の掲載状況と利用できる連携内容を担当窓口に確認するとよいでしょう。これから導入する場合は、大衆点評からの予約受付に加え、日々の予約管理を効率化できるかも含めて検討します。

大衆点評に登録する必要性はある?

中国人客を増やしたい飲食店は、掲載を検討したい

大衆点評の活用を検討しやすいのは、中国人客を増やしたく、来店を受け入れる余地があるお店です。例えば、次のような状況が判断材料になります。

  • 観光地や宿泊施設の近くにあり、中国人旅行者の来店が見込める
  • すでに中国人客が来店しており、情報発信を強化したい
  • 中国語で店舗情報を伝え、事前予約を受け付けたい
  • 空席のある曜日や時間帯の来店を増やしたい

有料サービスを検討する際は、費用に対して何人の来店が増えれば見合うのかを考えます。客単価だけでなく、食材費などを差し引いて残る利益や、接客・運用にかかる負担も含めて判断しましょう。

掲載後は、予約数や実際の来店数、売上を確認します。予約なしで来店するお客様にも、何を見てお店を知ったかを尋ねると、集客への貢献を把握しやすくなります。

中国人客の集客が必要なければ、有料登録を急ぐ必要はない

地域の常連客を中心に十分な集客ができており、中国人客を増やす必要がないお店は、有料サービスに投資する優先度は低いでしょう。

すでに満席で、新しいお客様を受け入れる余裕がない場合も、追加の集客費用をかける必要性は低くなります。

大衆点評への有料登録は、自店が増やしたい客層と合っているか、費用に見合う来店が期待できるかを基準に判断することが大切です。

大衆点評の活用は、自店の掲載状況の確認から

大衆点評に日本の飲食店を掲載する意味は、中国で利用されている媒体を通じて、中国人旅行者にお店の情報を届けられることです。

中国人客を増やしたいお店は、まず自店のページがあるか、店舗情報が正しく掲載されているかを確認しましょう。そのうえで、公式登録や予約連携など、自店の目的に合った活用方法を検討してください。

小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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