カフェにおすすめのPOSレジ4選|入金サイクル・モバイルオーダーを比較

カフェにおすすめのPOSレジ2選|モバイルオーダー・事前決済・リピーター対策まで比較
最初に結論

カフェのPOSレジ選びは、最初に「導入して何を実現したいのか」を決め、そのうえでキャッシュレス売上の入金サイクルを確認することが重要です。

モバイルオーダー、LINEを使った再来店施策、口コミへの導線、コーヒー豆や焼き菓子のオンライン販売など、目的によって適したPOSレジは変わります。ただし、機能が豊富でも入金が遅ければ、仕入れ・人件費・家賃の支払いに使える現金が不足しやすくなります。キャッシュレス比率が高いカフェほど、入金サイクルは最優先で確認しましょう。

この記事のおすすめを先に整理
  • Funfo:モバイルオーダー、LINE公式アカウント、アンケート・口コミ導線を重視するカフェ
  • STORES:店頭の飲食と、コーヒー豆・焼き菓子などの物販、ネットショップを両立したいカフェ
  • Square:入金の早さと低い固定費を重視し、POSレジを無料から始めたいカフェ
  • スマレジ:顧客・ポイント管理、365日の電話サポート、モバイルオーダーなどを段階的に拡張したいカフェ

※本記事は2026年8月時点で各社の公式ページから確認できる情報をもとに作成しています。料金、決済手数料、入金サイクル、機能、キャンペーンは変更される場合があります。導入前に必ず公式サイト・資料・見積もりで最新条件をご確認ください。

カフェのPOSレジ導入では「何を実現したいか」を具体化する

POSレジは、会計を記録するだけの機械ではありません。注文、決済、売上分析、顧客との接点、物販までをつなぐ店舗運営の基盤です。そのため、機能数や月額料金だけで選ぶと、導入後に「欲しかった機能が別料金だった」「ネットショップと在庫連携できなかった」といったミスマッチが起こります。

まずは、次の6項目に優先順位をつけましょう。

1. モバイルオーダーが使いやすい

朝やランチのレジ待ちを減らしたいなら、店内QR注文、テイクアウトの事前注文、事前決済のどこまで必要かを決めます。

2. 操作画面が使いやすい

アルバイトや新人でも迷わないか、商品登録やサイズ・トッピング変更がしやすいかを、デモ画面で確認します。

3. 入金サイクルが短い

キャッシュレス売上がいつ口座に入るのか、振込手数料や手動操作の有無まで確認します。

4. LINEと連携できる

LINE公式アカウントやLINEミニアプリと注文をつなぎ、友だち獲得、クーポン、再来店施策に活用できるかを見ます。

5. 口コミの導線を作れる

来店後アンケートやGoogle口コミへの案内を、無理のない流れで設置できるかを確認します。

6. オンラインストアと連携できる

コーヒー豆、ドリップバッグ、焼き菓子、ギフト、雑貨を販売するなら、店頭とECの在庫をまとめられるかが重要です。

飲食店のモバイルオーダー導入では、店内注文とテイクアウト注文で必要な機能が異なります。「モバイルオーダー対応」という表示だけで判断せず、店舗で実現したい注文の流れまで確認しましょう。

カフェでは入金サイクルを最優先で確認する

カフェでは、コーヒー豆、牛乳、パン、スイーツ、包材などの仕入れに加え、人件費や家賃の支払いが継続的に発生します。売上が立っていても、キャッシュレス決済の入金が翌月になると、手元資金が不足することがあります。

重要:POSレジとキャッシュレス決済は同じ会社とは限りません。入金日を決めるのは、基本的に契約する決済サービスです。たとえばスマレジとSquareを連携する場合、入金サイクルはSquare側の契約条件を確認します。

確認項目 見るべきポイント カフェ経営への影響
締め日・入金日 翌営業日、週1回、月1回など 仕入れや給与支払いまでの資金余力が変わる
自動・手動 自動振込か、店舗側で振込依頼が必要か 入金の早さと日々の管理負担が変わる
振込手数料 金額による無料条件があるか 少額をこまめに出金すると負担が増える場合がある
対象売上 店頭決済とモバイルオーダー決済で条件が同じか 同じPOSでも売上経路ごとに入金日が分かれる場合がある

入金サイクルだけでなく、決済手数料と振込手数料を含めた月間コストで比較してください。キャッシュレス比率が高く運転資金に余裕が少ない店舗では、月額料金が少し安いことより、売上を早く現金化できることのほうが経営上の価値を持つ場合があります。

カフェにおすすめのPOSレジ4選

POSレジ 向いているカフェ モバイルオーダー 入金サイクルの考え方 物販・EC
Funfo LINE、口コミ、アンケートまで集客に活用したい 店内・店外注文に対応 店頭のSquare決済とFunfoのモバイル決済は条件を分けて確認 EC在庫連携を重視する場合は要確認
STORES 飲食と物販、ネットショップを両立したい テイクアウトは月額0円、店内テーブルオーダーは有料 手動は最短翌々日。自動は月末締め翌月20日 スタンダードで店舗とネットショップの在庫連携
Square 固定費を抑え、入金を早くしたい オンライン注文に対応。店内QR注文は対象プランを確認 三井住友銀行・みずほ銀行は通常翌営業日。その他は週1回 Square オンラインビジネスと商品・在庫を同期可能
スマレジ サポート、顧客管理、拡張性を重視したい フードビジネスに標準搭載 Square・楽天ペイなど、連携する決済会社の条件による 高度な物販在庫管理はリテール系プランも比較

1. Funfo|LINEとモバイルオーダーを集客に活用したいカフェ

Funfoは、POSレジとモバイルオーダーを一つのアプリで運用し、LINE公式アカウントとの接点づくりまで進めたいカフェに向いています。公式サイトでは、店内・店外モバイルオーダー、LINE連携、来店後アンケート、LINE自動配信、口コミ投稿への導線などが案内されています。

注文のデジタル化だけで終わらず、注文時にLINEの友だちを獲得し、その後のクーポンや情報配信につなげられることが特徴です。新作ドリンク、雨の日特典、モーニングの案内など、POSレジをマーケティングにも使いたい店舗と相性があります。

Funfoのメリット

  • POSレジと店内・店外モバイルオーダーをまとめて運用できる
  • LINE公式アカウントの友だち獲得、アンケート、自動配信につなげられる
  • Google口コミやSNSへ案内する導線を作りやすい
  • SquareカードリーダーやSquareターミナルと連携できる

Funfoの注意点

Funfoは飲食店の注文・顧客接点に強い一方、コーヒー豆や雑貨を店頭とオンラインストアで販売し、在庫まで一元管理したい店舗は、対応範囲を事前に確認してください。物販・EC連携が最優先なら、STORESやSquareも比較対象になります。

入金サイクルの注意:FunfoとSquareを連携した店頭決済は、Square側の入金条件を確認します。一方、Funfoのモバイルオーダー決済はFunfo側の決済条件です。「Squareと連携できるから、すべての売上がSquareと同じ入金日になる」とは限りません。

Funfoの機能をさらに詳しく知りたい方は、Funfoのモバイルオーダー・POSレジ・LINE連携の解説もご覧ください。

LINE・口コミ・モバイルオーダーを重視するカフェ向け

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2. STORES|物販とオンラインストアを両立したいカフェ

STORESは、カフェ営業に加えて、コーヒー豆、ドリップバッグ、焼き菓子、ギフト、マグカップなどを店頭とオンラインで販売したい店舗に向いています。STORES レジのスタンダードプランでは、店舗とSTORES ネットショップの商品・在庫を連携できます。

モバイルオーダーは、店外から注文を受ける「テイクアウトオーダー」と、店内QRコードから注文を受ける「テーブルオーダー」に分かれます。2026年8月時点で、テイクアウトオーダーは月額0円、テーブルオーダーは年間契約・月払いで月額7,700円からです。

STORESのメリット

  • 店舗とネットショップの商品・在庫・売上をまとめやすい
  • 飲食とコーヒー豆・焼き菓子・雑貨の物販を両立しやすい
  • テイクアウトの事前注文を月額0円から始められる
  • 決済、POSレジ、モバイルオーダーを同じSTORES系サービスで組み合わせられる

STORES決済の入金サイクル

入金方法 入金サイクル 振込手数料
手動入金 売上翌日6時から依頼でき、依頼後1〜2営業日。決済日から最短翌々日 10万円以上は無料。10万円未満は200円(税込)
自動入金 月末締め、翌月20日入金 金額にかかわらず無料

早く入金したい場合は手動入金が選択肢になりますが、入金額が10万円未満だと振込手数料がかかります。小規模カフェは「何日早くなるか」だけでなく、月に何回出金するかまで決めて比較しましょう。

飲食・物販・ネットショップをまとめたいカフェ向け

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STORESの詳細を見る

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3. Square|低コストと短い入金サイクルを重視するカフェ

Squareは、月額固定費を抑えてPOSレジとキャッシュレス決済を始めたいカフェに向いています。Square POSレジアプリは無料から利用でき、商品登録、売上管理、在庫管理などの基本機能を備えています。

Square オンラインビジネスを組み合わせれば、オンライン注文ページを作成し、店舗受取やデリバリーの注文を受け付けられます。店内のQRコード注文にも対応していますが、公式ヘルプではSquare オンラインビジネスのプラスまたはプレミアムが対象と案内されています。無料POSだけで店内モバイルオーダーまで使えると誤解しないようにしましょう。

Squareのメリット

  • Square POSレジアプリを無料から利用できる
  • オンライン注文、店舗受取、店内QRコード注文へ拡張できる
  • 店頭とオンラインの商品・在庫を同期できる
  • 通常の入金サイクルが比較的短く、振込手数料がかからない

Squareの入金サイクル

Square公式サイトでは、通常サイクルの場合、三井住友銀行・みずほ銀行は翌営業日、その他の金融機関は毎週水曜日締め・翌週金曜日入金と案内されています。対応銀行を利用できるカフェにとっては、売上を早く運転資金へ戻しやすい点がメリットです。

コストを最優先するなら:まず無料のSquare POSレジで会計・売上管理を始め、必要になった段階でオンライン注文や店内QR注文を追加する方法があります。ただし、決済端末代と決済手数料、有料プランの対象機能は別途確認してください。

SquareのPOSレジ・専用端末を確認する

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4. スマレジ|サポートと拡張性を重視するカフェ

スマレジは、まずPOSレジを整え、店舗の成長に合わせて顧客管理、ポイント、複数店舗管理、モバイルオーダーなどを追加したいカフェに向いています。

プレミアムプラスは月額8,800円(税込)で、顧客管理、ポイント管理、365日対応の電話サポートなどを利用できます。店頭会計を中心に運用し、常連客の管理やサポートを重視するカフェであれば候補になります。

店内のモバイルオーダーを使いたい場合は、モバイルオーダーが標準搭載されたフードビジネスプランが対象です。2026年8月時点の公式料金は、1店舗につき月額15,400円(税込)です。

スマレジのメリット

  • プレミアムプラスで顧客・ポイント管理と365日の電話サポートを利用できる
  • フードビジネスでオーダーエントリー、キッチン伝票、モバイルオーダーを利用できる
  • Square、楽天ペイなど複数の決済端末と連携できる
  • ネット障害時は取引をアプリ内に蓄積し、復旧後にサーバーへ送信できる

スマレジの入金サイクルとバックアップ

スマレジはSquareや楽天ペイなどの決済端末と連携できますが、入金サイクルは契約する決済会社によって変わります。Squareと連携すればSquare側の入金条件、楽天ペイと連携すれば楽天ペイ側の入金条件を確認します。また、mPOS連携レジ端末はスマレジ側で月額オプション料金がかかるため、総額で比較してください。

スマレジはインターネット未接続時でも販売データをアプリ内に蓄積し、復旧後に送信できます。ただし、オフライン中はキャッシュレス決済や一部機能を利用できません。回線障害時にもオンライン状態を継続したい場合は、有料の「ネットあんしんBOX」も選択肢です。

スマレジを飲食店で使う場合の違いは、スマレジの飲食店向け機能とFunfoとの比較でも解説しています。

サポートと拡張性を重視するカフェ向け

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カフェの目的別POSレジの選び方

実現したいこと 第一候補 選ぶ理由
LINE友だちを増やし、口コミや再来店につなげたい Funfo 注文とLINE、アンケート、口コミ導線をつなげやすい
コーヒー豆・焼き菓子を店頭とECで販売したい STORES 店舗とネットショップの商品・在庫を連携しやすい
月額固定費を抑え、入金を早くしたい Square POSレジが無料から利用でき、対象銀行は通常翌営業日入金
電話サポートと段階的な機能拡張を重視したい スマレジ プレミアムプラス以上のサポートと豊富な連携・上位プランがある

口コミ導線を作る場合は、良い評価だけをGoogle口コミへ誘導するような設計を避け、すべての利用者が公平に口コミページへ進める形にしましょう。口コミの活用方法は、カフェのGoogle口コミへの返信と集客への活かし方も参考にしてください。

導入前に無料体験・デモで確認すること

  1. レジ操作:新人が商品選択、トッピング変更、割引、返品まで迷わず操作できるか
  2. 注文導線:店内QR、テイクアウト、レジ注文が厨房で混在しないか
  3. 入金:店頭決済とモバイルオーダー決済の締め日・入金日・手数料を一覧にする
  4. LINE・口コミ:友だち追加後に何を配信し、どのタイミングで口コミを案内するか
  5. 物販:店舗とECで同じ商品を1点販売したとき、在庫が正しく減るか
  6. 障害時:インターネットや端末のトラブル時に、現金会計・注文・データ復旧をどう行うか

比較表だけで契約しない:「モバイルオーダー対応」「LINE連携」「EC連携」と書かれていても、対象プラン、追加料金、連携できるデータの範囲は異なります。実際のメニューを数点登録し、店舗の注文・会計・入金までの流れでデモを確認してください。

カフェにおすすめのPOSレジまとめ

カフェのPOSレジ選びでは、機能の多さより先に「レジ待ちを減らしたい」「LINEで常連客を増やしたい」「物販をECへ広げたい」「入金を早めたい」など、実現したいことを具体化してください。

そのうえで、キャッシュレス売上の入金日を必ず確認します。特にキャッシュレス比率が高いカフェでは、入金サイクルが長いほど、売上があっても仕入れや人件費に使える現金が不足しやすくなります。

LINEとモバイルオーダーならFunfo、物販とネットショップならSTORES、低コストと入金の早さならSquare、サポートと拡張性ならスマレジという軸で候補を絞ると比較しやすくなります。最後は、料金表ではなく、自店の注文・決済・入金・再来店までの流れに当てはめて判断しましょう。

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小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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