Semrush(セムラッシュ)とは?使い方・機能・料金・Ahrefsとの違いを解説

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この記事の要点

  • Semrushは、SEO・広告・SNS・コンテンツまでを1つでまかなえるオールインワン型のマーケティングツールです。
  • キーワード調査・競合分析・サイト監査・順位計測に加え、リスティング広告やSNSの分析まで対応します。
  • 料金はPro・Guru・Businessの3プランで、日本では株式会社オロが総代理店として提供しています。
  • 過去データやコンテンツ関連機能を使いたい場合は、Guru以上が候補になります。
  • Ahrefsが被リンク重視なのに対し、Semrushは複数チャネルの一元管理に強みがあります。
目次

Semrushとは?

Semrush(セムラッシュ)は、デジタルマーケティング全般をカバーするオールインワン型の分析ツールです。SEOのキーワード調査・競合分析・サイト監査・順位計測に加え、リスティング広告やSNS、コンテンツマーケティングまで対応します。

世界中のマーケターに利用されており、日本では株式会社オロが総代理店としてサポートや請求に対応しています。日本語の管理画面にも対応していますが、一部の機能は日本語未対応です。ツールの位置づけを理解するには、まずSEOの全体像を押さえておくと判断しやすくなります。

最大の特徴は、対応領域の広さです。SEO専用ツールが多いなかで、Semrushは広告やSNSも含めて複数のチャネルを1つの画面で管理できます。マーケティング業務をまとめて効率化したい企業に向いています。

Semrushの使い方

Semrushは、プロジェクト(サイト)を登録して各ツールを使う流れです。基本的な使い方を順に見ていきます。

1. プロジェクトを登録する

アカウント登録後、分析したいサイトのドメインを登録します。順位計測やサイト監査など、各ツールの分析対象になります。

2. キーワードを調査する

Keyword Magic Toolで、検索ボリューム・難易度・関連キーワードを調べます。狙うべきキーワードの候補をまとめて洗い出せます。

3. 競合を分析する

競合ドメインを入力すると、流入キーワード・推定トラフィック・上位ページがわかります。ギャップ分析で、競合が獲得して自社が取りこぼしているキーワードも特定できます。

4. サイトを監査する

Site Auditで技術的な問題を自動検出します。エラーや改善点が一覧化され、優先度に沿って対応できます。

5. 順位を計測する

Position Trackingで、狙ったキーワードの検索順位を継続的に追跡します。モバイル検索や地域別の計測にも対応します。

Semrushが評価される理由

  • SEO・広告・SNS・コンテンツを1つの画面で管理できる
  • 競合分析とキーワード調査のデータが豊富
  • 広告(リスティング・ディスプレイ)の競合調査までできる
  • 過去データで長期的なトレンドを追える(Guru以上)

Semrushの機能とは?

Semrushは領域ごとに多数のツールを備えています。代表的な機能を整理します。

キーワード調査(Keyword Magic Tool)

検索ボリューム・難易度・関連語を調べる、キーワード調査の中核ツールです。膨大なキーワードデータベースから、狙うべき語を効率よく見つけられます。

競合・ドメイン分析

競合サイトの流入キーワード・推定トラフィック・上位ページを分析します。ギャップ分析で、自社が取りこぼしているキーワードを発見できます。

サイト監査(Site Audit)

サイトの技術的課題を自動で検出します。クロールエラーや表示速度などの問題を、改善優先度とともに提示します。

順位計測(Position Tracking)

狙ったキーワードの検索順位を継続的に追跡します。モバイル・地域別の計測や、競合との比較も可能です。

バックリンク分析

自社・競合の被リンクを調査します。リンクの状況を把握し、リンク獲得戦略やリスク管理に役立てられます。

広告・SNS分析

競合のリスティング広告やディスプレイ広告のキーワード・クリエイティブを調査できます。SNSの投稿管理やパフォーマンス追跡にも対応します。SEO以外のチャネルまで一元的に見られるのがSemrushの強みです。

コンテンツマーケティング機能

トピック調査やSEOライティング支援など、コンテンツ制作を支える機能です。Guru以上のプランで利用できます。なお、この機能は日本語未対応です。

機能でわかることを整理

機能 わかること 主な活用目的
Keyword Magic Tool 検索ボリューム・難易度・関連語 キーワード選定・記事企画
競合・ドメイン分析 競合の流入キーワード・推定トラフィック 競合分析・戦略立案
Site Audit 技術的課題・エラー・改善優先度 自社サイトの改善
Position Tracking キーワード順位の推移・競合比較 順位モニタリング・効果測定
バックリンク分析 被リンクの状況・新規獲得・消失 リンク戦略・リスク管理
広告・SNS分析 競合の広告戦略・SNSパフォーマンス 広告・SNS運用

MCP対応でAIアシスタントから使える

Semrushは、AIアシスタント連携の標準規格であるMCP(Model Context Protocol)に対応しています。Claudeなどのツールから、Semrushのデータを呼び出せるのが特徴です。

MCPは全てのプランで利用できますが、利用上限が設けられています。上限を超える利用やAPI連携には、APIの購入や上位プランが必要になる場合があります。API自体は、日本公式ではBusinessプランで利用できます。

MCPやAPIの利用範囲は、プランや利用量によって変わります。大量に利用する場合は、上限やAPI購入の要否を事前に確認してください。最新の条件は公式または総代理店の案内で確認することをおすすめします。

SemrushとAhrefsの違い

SemrushとAhrefsは、どちらも競合分析ができる代表的なSEOツールです。ただし、設計思想に違いがあります。Ahrefs単体の機能や料金は別の記事で詳しく扱っているので、あわせて参考にしてください。

対応領域はSemrushが広い

Semrushは、SEOに加えて広告・SNS・コンテンツまでカバーするオールインワン設計です。複数のマーケティングチャネルを1つの画面で管理したい場合に向いています。Ahrefsはより検索領域に特化しています。

被リンクデータの深さはAhrefsが優位

Ahrefsは、被リンク分析の網羅性と深さに定評があります。リンク調査を軸にする場合は、Ahrefsのデータ量が強みになります。

使い分けの考え方

SEOと広告・SNSをまとめて運用したいならSemrush、被リンクと検索データの深さを重視するならAhrefsが選びやすい候補です。どちらも競合の流入数やキーワードは推定値である点は共通します。

競合トラフィックや流入キーワードは、各ツールのデータベースに基づく推定値です。実測データではないため、絶対値よりも、競合との差や伸びているページを見る用途に向いています。

SemrushとAhrefsのプラン比較

Semrushの料金はPro・Guru・Businessの3プランです。日本では株式会社オロが総代理店として提供しており、価格は米ドル表示、年間払いなら16%割引が適用されます。下表は月払いの価格です。Ahrefsの価格も比較のため公式のドル表示に揃えています。

項目 Semrush Ahrefs
エントリープラン(月額) Pro 99.95ドル ライト 129ドル
標準プラン(月額) Guru 199.95ドル スタンダード 249ドル
上位プラン(月額) Business 399.95ドル アドバンスド 449ドル
無料トライアル Guru 14日間 なし(無料版は別途)
API利用 Businessのみ 上位プランで対応
得意分野 SEO+広告+SNSの一元管理 被リンク・検索データの深さ

価格は2026年6月時点の各社公式情報に基づく月払いの米ドル価格です。Semrushは日本公式(semrush.jp、株式会社オロ)の表示、Ahrefsは公式のドル表示です。SemrushとAhrefsはともに年間払いで割引が適用されます(Ahrefsは最大17%、Semrushは16%)。表示通貨や税の扱い、為替が異なるため単純比較はできません。最新の金額や無料トライアル期間は、契約前に必ず公式画面で確認してください。

Semrushのプランの違い

Proはプロジェクト3・トラッキングキーワード500で、個人や小規模サイト向けです。Guruはプロジェクト15・キーワード1,500に増え、過去データやコンテンツ関連機能を使えます。Businessはプロジェクト25・キーワード5,000で、大規模サイトや代理店向けの上位プランです。Guruは、過去データやコンテンツ関連機能、上限拡張が必要な企業・代理店に選ばれやすい中位プランです。

なお、Semrushでは日本公式上でGuruプランを14日間無料で試せます。無料トライアルの期間や対象プランは、時期によって変わる場合があります。

AI検索・AIO領域にも対応

Semrushは、従来のSEOだけでなく、AI検索でのブランド可視性を確認する機能も拡充しています。通常のSEO分析を中心に使う場合はPro・Guru・Business、AI検索の可視性まで重視する場合はSemrush One系のプランも選択肢になります。

Semrushが向いている人

SEOだけでなく広告やSNSもまとめて運用したい人、複数チャネルを一元管理したい企業や代理店に向いています。コンテンツ施策まで含めて取り組むなら、Guru以上が候補になります。

Ahrefsが向いている人

被リンク分析を深く行いたい人、検索データの網羅性を重視する人に向いています。リンク獲得戦略を軸にするなら、Ahrefsのデータ量が活きます。

Ahrefs・SE Ranking・Semrushを比較

SEOツールはSemrush以外にも選択肢があります。代表的なAhrefsSE Rankingとあわせて、得意分野と向いている人を整理します。それぞれの詳しい機能や料金は、各記事で個別に解説しています。

ツール 得意分野 向いている人
Semrush SEO・広告・SNSの一元管理 複数チャネルをまとめて運用したい企業・代理店
Ahrefs 被リンク・競合データの深さ リンク戦略や競合の網羅的な分析を重視する人
SE Ranking 順位計測・レポート・コスト 順位管理やレポート自動化を低コストで進めたい人

大まかには、マーケティング全体を一元管理したいならSemrush、被リンクと競合データの深さならAhrefs、順位計測とレポートをコスト重視で運用するならSE Rankingが選びやすい候補です。いずれも競合トラフィックやキーワードは推定値である点は共通します。自社のSEO業務でどこに比重を置くかを基準に選ぶと、迷いにくくなります。

Semrushを導入する前の注意点

導入を検討する前に、押さえておきたい点を整理します。事前に理解しておくと、契約後のギャップを防げます。

確認しておきたいポイント

  • コンテンツマーケティング機能など、一部は日本語未対応
  • 競合トラフィックや流入キーワードは推定値で、実測データではない
  • 過去データやコンテンツ機能はGuru以上でないと使えない
  • APIはBusinessプラン、MCPは全プランだが利用上限がある
  • 追加ユーザーやアドオンで、実際の費用が上がる場合がある

まとめ

Semrushは、SEO・広告・SNS・コンテンツまでを1つでまかなえるオールインワン型のマーケティングツールです。複数のチャネルを一元管理したい企業や代理店に向いています。

Ahrefsとの違いは、対応領域の広さにあります。被リンクや検索データの深さではAhrefsが優位、広告やSNSを含めた一元管理ではSemrushが優位です。どちらも競合データは推定値である点は共通します。

料金はPro・Guru・Businessの3プラン構成で、過去データやコンテンツ関連機能を使いたい場合はGuru以上が候補になります。価格は表示環境によって異なる場合があるため、契約前に公式画面で確認しましょう。自社のマーケティング業務でどこまでの範囲をカバーしたいかで選ぶのが、失敗しない選び方です。

SEOツールの選定や、データを成果につなげる運用にお悩みなら、集客のカチプロにご相談ください。アドバイスで終わらず、仕組み構築から実行まで伴走します。

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小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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