SE RankingとSE Visibleの違いは?SEO・AI検索の機能・料金を比較

SE RankingとSE Visibleは、同じSE Rankingチームが提供していますが、利用目的は同じではありません。SE Rankingは、検索市場を調査し、サイトを改善し、コンテンツや被リンクの施策を実行するための機能を広く備えています。一方のSE Visibleは、AIが自社ブランドをどのように取り上げているかを、経営者やマーケティング責任者にも把握しやすい形で可視化するサービスです。
ただし、現在のSE Rankingは従来型SEOだけを扱うツールではありません。基本プランにもAI回答におけるプロンプト追跡、引用元分析、競合調査などが含まれています。そのため、比較するときは「SEOかAIか」だけでなく、改善施策まで一つの環境で進めたいのか、AI上のブランド評価を直接的かつ戦略的に把握したいのかを基準にする必要があります。
SE RankingとSE Visibleの違いを先に比較
| 比較項目 | SE Ranking | SE Visible |
|---|---|---|
| 中心となる目的 | SEOとGEOの調査・改善・運用 | AI回答におけるブランドの可視性・評判の把握 |
| 分析対象 | 検索エンジン、Webサイト、競合サイト、被リンク、AI回答 | ChatGPT、Gemini、Perplexity、AI Mode、AI Overviewsの回答 |
| 得られる主な情報 | 検索順位、キーワード需要、競合流入、技術的問題、被リンク、AI上の言及・引用 | ブランドの言及率・順位、競合比較、感情、回答スナップショット、引用元 |
| 改善へのつなげ方 | 記事企画、コンテンツ最適化、内部改善、被リンク施策まで進めやすい | 言及されない質問、否定的な評価、影響力のある引用元を特定し、施策の方向を決める |
| 向いている担当者 | SEO担当者、コンテンツ担当者、Webマーケター、支援会社 | 経営者、CMO、ブランド・PR担当者、複数社を分析する代理店 |
| 単体の最低月額 | 129ドル/月 約20,100円/月 |
99ドル/月 約15,400円/月 |
施策を実行するためのデータが必要ならSE Ranking、AI回答でのブランドの見え方を直接把握したいならSE Visibleが基本的な選び方です。SEOと高度なAI検索分析を一体化したい場合は、SE RankingにAI Searchアドオンを追加する方法があります。
利用用途の違い|SE Rankingは施策、SE Visibleは把握に強い
SE RankingはSEOを中心にサイトを成長させるためのツール
SE Rankingの主な用途は、検索されているキーワードを調査し、自社と競合の検索順位や流入構造を把握して、サイト改善やコンテンツ企画につなげることです。順位計測だけでなく、サイト監査、ページ単位のSEOチェック、競合調査、被リンク分析、コンテンツ制作支援まで、一連のSEO業務をカバーします。
2026年8月時点の基本プランには、AI回答を対象にしたGEO機能も組み込まれています。たとえばCoreプランでは、5つのAIプラットフォームを対象に、1日100プロンプトの追跡、AI引用元の無制限追跡、5ドメインのAI競合調査を利用できます。従来型検索とAI検索を別々に考えず、同じテーマで両方の可視性を確認できる点が特徴です。
SE VisibleはAI上のブランド言及を直接分析するツール
SE Visibleの主な用途は、ユーザーがAIへ質問したときに、自社ブランドが回答へ登場するか、何番目に取り上げられるか、肯定的・中立的・否定的のどの文脈で説明されるかを確認することです。競合ブランドの言及率や順位も並べて確認できるため、AI検索におけるブランドの立ち位置を直接把握できます。
SE Visibleは、ブランド名の表記揺れや略称をエイリアスとしてまとめ、AI回答内の言及を集計します。データは週次で更新され、可視性、順位、平均掲載位置、感情、競合、引用元をダッシュボードで確認できます。検索順位や技術的SEOの知識がなくても、経営・マーケティングのKPIとして扱いやすい設計です。
SE RankingとSE Visibleで重複している機能
両サービスには、AI回答におけるブランドの可視性を調べる機能があります。SE Rankingの基本プランにもGEO機能が含まれるため、AI検索を分析したいだけで、必ずSE Visibleを別途契約しなければならないわけではありません。
| 重複する機能 | 確認できる内容 | 違いの見方 |
|---|---|---|
| AI回答の追跡 | 対象プロンプトに対するAI回答と、自社ブランドの言及・リンク | SE RankingはSEO運用の中で確認し、SE Visibleはブランド分析の中心指標として確認する |
| 競合ブランド比較 | 競合が言及される頻度、位置、自社との可視性の差 | SE Rankingは競合サイトのSEOデータまで深掘りしやすく、SE Visibleは全体像を比較しやすい |
| プロンプト分析 | 自社が登場する質問、登場しない質問、テーマごとの傾向 | SE Rankingは運用上の追跡、SE Visibleは経営・ブランド戦略向けの把握に適する |
| 引用元・リンク分析 | AI回答が参照するドメインやURL、引用頻度 | どちらも情報発信やデジタルPRの候補を見つける材料になる |
| 履歴・変化の確認 | AI上の可視性が時間とともにどう変化したか | SE Visibleは週次の戦略ダッシュボード、SE RankingはSEO指標と併せた運用に向く |
対象となるAIプラットフォームも共通しており、ChatGPT、Gemini、Perplexity、Google AI Mode、Google AI Overviewsを分析できます。ただし、契約プラン、追跡上限、地域・言語の設定によって取得できるデータ量は異なります。
重複しない機能|それぞれで何ができる?
- Googleなどの検索順位を日次で追跡
- キーワードの検索需要・難易度・関連語を調査
- 競合サイトの流入キーワードや上位ページを分析
- サイト監査で技術的な問題を検出
- ページ単位のSEO・SERP分析
- 被リンクの調査・監視
- コンテンツ企画・最適化支援
- Google Analytics・Search Consoleなどとの連携
- ローカル検索順位・Googleビジネスプロフィール管理
- レポート作成、API・MCPによるデータ活用
- ブランドのAI可視性スコアと平均掲載位置
- 肯定・中立・否定を捉える感情分析
- ブランド名・略称・商品名などのエイリアス管理
- 回答スナップショットによる説明文脈の確認
- トピック・AIエンジン・期間別の絞り込み
- 競合ブランドとの可視性・感情比較
- AI回答へ影響する上位ドメイン・URLの把握
- 複数ブランド・顧客をまとめた管理
- ユーザーを無制限で招待
- CSV出力と共有しやすいダッシュボード
SE Visibleは「AIにどう見られているか」を深く確認することに集中しています。SE Rankingは、その結果を踏まえて検索需要のあるテーマを探し、競合を調べ、記事やサイトを改善するところまで進められる点が大きな違いです。
SE RankingとSE Visibleの料金を比較
以下は、2026年8月3日時点の公式料金です。円換算は分かりやすさを優先し、1ドル=156円として100円単位に丸めています。実際の請求額は、契約時の為替レート、カード会社の換算レート、海外事務手数料、税金などによって変わります。
SE Rankingの料金
| プラン | 月払い | 年払いの月額換算 | 主な上限・用途 |
|---|---|---|---|
| Core | 129ドル/月約20,100円/月 | 103.20ドル/月相当約16,100円/月相当 | 10プロジェクト、1管理者、2,000キーワード/日、100プロンプト/日、5ドメインのGEO調査 |
| Growth | 279ドル/月約43,500円/月 | 223.20ドル/月相当約34,800円/月相当 | 30プロジェクト、3管理者、5,000キーワード/日、250プロンプト/日、15ドメインのGEO調査 |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別見積もり | 大規模チーム向けの上限、料金、API、連携を個別設計 |
SE Rankingは14日間の無料トライアルを利用できます。トライアルには、最大10プロジェクト、750キーワードの日次追跡、1日20件のAIプロンプト、最大3ドメインのAI競合調査が含まれ、クレジットカードの登録は不要と案内されています。
SE Visibleの料金
| プラン | 月払い | 年払いの月額換算 | プロンプト・プロジェクト |
|---|---|---|---|
| Basic | 99ドル/月約15,400円/月 | 79.20ドル/月相当約12,400円/月相当 | 200プロンプト、3プロジェクト、月約12,000回答を分析 |
| Core | 189ドル/月約29,500円/月 | 151.20ドル/月相当約23,600円/月相当 | 450プロンプト、5プロジェクト、月約27,000回答を分析 |
| Plus | 355ドル/月約55,400円/月 | 284ドル/月相当約44,300円/月相当 | 1,000プロンプト、10プロジェクト、月約60,000回答を分析 |
| Custom | 個別見積もり | 個別見積もり | 1,000プロンプトを超える規模など、要件に合わせて調整 |
SE Visibleには10日間の無料トライアルがあります。全プランでChatGPT、Gemini、Perplexity、AI Mode、AI Overviewsを追跡し、ユーザー数は無制限です。年払いは20%割引となるため、上表では月払い料金の80%を月額換算として記載しています。
SE RankingのAI Searchアドオン料金
SE Rankingを契約したうえで、AI検索の分析量を増やしたい場合はAI Searchアドオンを追加できます。アドオンには、SE Ranking内のAI Results TrackerやAI競合調査の上限拡張に加えて、SE Visibleのフルアクセスが含まれます。
| 月間チェック数 | 月払い | 年払いの月額換算 | 考え方 |
|---|---|---|---|
| 200チェック | 89ドル/月約13,900円/月 | 71.20ドル/月相当約11,100円/月相当 | 1プロンプトを5つのAIで確認すると5チェックを消費 |
| 450チェック | 179ドル/月約27,900円/月 | 143.20ドル/月相当約22,300円/月相当 | 複数のテーマやブランドを継続監視するチーム向け |
| 1,000チェック | 345ドル/月約53,800円/月 | 276ドル/月相当約43,100円/月相当 | 多数のプロンプトや顧客を扱う支援会社・大規模チーム向け |
SE Rankingの契約がおすすめな企業
- SEOをこれから本格的に始める中小企業
- 検索順位だけでなく、改善すべき理由まで把握したい
- 独自の専門メディアを構築・運用したい
- 競合サイトの集客構造を調査したい
- サイト内部の技術的な問題も改善したい
- SEOとAI検索の変化を一つの環境で確認したい
- 複数の顧客サイトを支援する制作会社・マーケティング会社
- 検索需要を調査して、専門的な記事企画を作る
- 公開後の順位を確認し、既存記事を継続的に更新する
- 競合とのコンテンツ差・被リンク差を分析する
- AIが引用しやすい一次情報や独自データを増やす
- Search ConsoleやGA4とデータをまとめて判断する
とくに、ブランドの認知度や指名検索がまだ十分でない企業は、AI上の言及を測る前に、ユーザーと検索エンジンが評価できる情報資産を増やす必要があります。SE Rankingは、需要のあるテーマの発見、競合調査、記事の最適化、成果測定を一つの流れで進めやすいため、情報発信の基盤作りに向いています。
SE Visibleの契約がおすすめな企業
- すでに一定のブランド認知やコンテンツ資産がある
- AI回答で自社と競合がどう扱われるかを直接知りたい
- ブランドの評判や誤った説明を早く発見したい
- PR・広報施策の参考になる引用元を調べたい
- SEOの詳細より、経営判断に使える全体像を重視する
- 複数のブランドや顧客をダッシュボードで管理したい
- 多くの担当者と追加席料金を気にせず共有したい
- 追跡したい質問とテーマを具体的に用意できるか
- 低い可視性を改善するコンテンツ・PR体制があるか
- 週次更新のデータが自社の判断頻度に合うか
- 必要な地域・言語・AIプラットフォームに対応するか
- SE Rankingの基本GEO機能だけでは不足するか
SE Visibleは、一定数のAI回答を横断してブランドの位置づけを確認するため、手作業でChatGPTやGeminiへ同じ質問を繰り返すよりも、比較と変化の追跡を効率化できます。一方、分析後にコンテンツ制作やPRを実行する担当者・支援会社がいなければ、課題を発見しても改善につながらない可能性があります。
日本企業が利用するときの注意点
SE Rankingは日本語の公式サイトとインターフェースを提供しています。一方、SE Visibleのヘルプでは対応地域の一覧に日本が含まれていますが、製品ページで明記されている言語設定は、英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語です。
地域が日本に対応していることと、日本語のプロンプト、トピック提案、回答分析、管理画面がすべて日本語に最適化されていることは同じではありません。日本語でのAI可視性を重視する場合は、契約前のトライアルで、実際に追跡したい日本語の質問を登録し、必要なAI・地域・言語のデータが取得できるか確認した方が安全です。
中小企業は、まずSE Rankingで専門メディアを育てる選択が現実的
AI検索でブランドが言及されるには、AIが参照できる情報と、ユーザーや第三者から評価される理由が必要です。自社サイトの情報が少なく、ブランドの認知度も高くない段階でSE Visibleを導入すると、「ほとんど言及されていない」という現状は把握できても、すぐに成果へ変えることは難しいでしょう。
中小企業が専門性の高さを示すには、自社ならではの経験、事例、調査、比較、顧客の疑問に答える解説などを継続的に公開することが重要です。検索されるテーマで役立つ情報を蓄積すれば、自然検索から接点を増やしながら、AIに引用・言及される候補となる情報資産も作れます。
メディアは、別ドメインへ分散させるよりも、原則としてブランドサイトのサブディレクトリ、たとえば「example.com/media/」や「example.com/column/」に設置すると、ブランドと情報発信の関係が利用者に伝わりやすく、サイト全体で運用・評価をまとめやすくなります。ただし、既存サイトの構造や事業の分け方によって適切な設計は変わるため、サブディレクトリ化だけで検索順位が上がると考えるべきではありません。
まずSE Rankingを使って、独自企画を持つ専門メディアをブランドサイト配下で育てる。その後、AI回答からの流入やブランド言及が事業上重要になった段階で、SE VisibleまたはAI Searchアドオンによる詳細分析を追加するという順序が、費用と実行力のバランスを取りやすいでしょう。
SE RankingとSE Visibleに関するよくある質問
SE RankingだけでもAI検索を分析できますか?
できます。現在のCore・Growthプランには、AIプロンプト追跡、引用元追跡、AI競合調査などのGEO機能が含まれています。追跡量を増やし、SE Visibleの戦略ダッシュボードも利用したい場合は、AI Searchアドオンを追加します。
SE VisibleだけでSEO順位も確認できますか?
SE Visibleの中心はAI回答におけるブランド可視性であり、従来型検索のキーワード順位、サイト監査、被リンク分析などをまとめて行う総合SEOツールではありません。これらが必要な場合はSE Rankingが適しています。
SE RankingとSE Visibleを別々に契約する必要はありますか?
必ずしも必要ありません。SE RankingのAI SearchアドオンにはSE Visibleのフルアクセスが含まれます。SEO機能とSE Visibleの両方が必要なら、SE Rankingの基本プランとAI Searchアドオンの組み合わせを比較しましょう。
どちらも無料で試せますか?
SE Rankingは14日間、SE Visibleは10日間の無料トライアルを案内しています。料金やトライアル条件は変更される場合があるため、申込画面で最新情報をご確認ください。
円換算の料金で請求されますか?
本記事の円表示は、1ドル=156円で計算した目安です。実際の請求額は、契約時の為替、決済会社の換算レート、海外事務手数料、税金などによって変動します。
まとめ|情報資産を作るならSE Ranking、AI上の評価を直接見るならSE Visible
SE Rankingは、検索順位、キーワード、競合、被リンク、サイト内部、コンテンツ、AI検索を横断し、改善施策へつなげる総合プラットフォームです。SE Visibleは、AI回答におけるブランドの言及率、順位、感情、競合、引用元を分かりやすく把握することに特化しています。
すでにブランド認知と情報資産があり、AI回答での見え方を経営・広報の指標として管理したい企業にはSE Visibleが向いています。一方、これから専門性を示すメディアを育て、検索とAIの両方で見つけられる土台を作りたい中小企業には、SE Rankingから始める方が施策へ直結しやすいでしょう。
SE Rankingで、専門メディアの企画と改善を始める
まずは自社と競合のキーワード、検索順位、サイト内部、AI検索での見え方を確認し、どのテーマから情報資産を作るべきか整理してみましょう。
SE Rankingの無料トライアルを利用するリンク先はSE Rankingの公式サイトです。最新の料金・プラン・トライアル条件は申込画面でご確認ください。
