Ahrefs(エイチレフス)とは?SEO分析に役立つ機能・料金・競合調査を解説

Ahrefsとは?SEO分析に役立つ機能・料金・競合調査を解説

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この記事の要点

  • Ahrefsは、大規模なウェブデータをもとに競合分析・被リンク分析・キーワード調査・サイト監査を行える総合SEO分析ツールです。
  • 競合サイトの被リンク・流入キーワード・推定流入数など、Google純正の無料ツールだけでは把握しにくい外部データを可視化できます。
  • 2026年6月時点の日本円料金は、Starterが月額4,460円、主要プランのライトが月額19,900円、エンタープライズが月額230,900円です。
  • 表示価格は税抜で、別途消費税が加算されます。エンタープライズは年間契約が必要です。
  • 本格的に競合分析やキーワード調査を行う企業には、クレジット無制限のスタンダードが現実的な基準点になります。
目次

Ahrefsとは?

Ahrefs(エイチレフス)は、シンガポールのAhrefs Pte. Ltd.が開発した総合SEO分析ツールです。被リンク分析からスタートし、今ではキーワード調査・競合分析・サイト監査・順位計測まで一気通貫で行えます。

最大の強みは、独自クローラーが構築した膨大なデータベースです。AhrefsはAhrefsBotによって大規模なウェブデータを収集しており、公式ページでは世界でも有数のアクティブなSEOクローラーとして説明されています。この規模が、競合の検索流入や被リンク獲得の傾向を外部から把握しやすくしています。

そして、ここが本記事で最も伝えたい核心です。Ahrefsの価値は「無料では手に入りにくい外部データ」にあります。Google Search ConsoleやGoogleアナリティクスは、あくまで自社サイトのデータしか見せてくれません。Ahrefsは競合サイトの検索流入やリンク獲得状況を外側から推定できます。

最重要ポイント

Ahrefsで得られる「競合の被リンク一覧」「競合の流入キーワード」「競合ページの推定流入数」は、Google Search ConsoleやGoogleアナリティクスだけでは確認しづらい外部データです。SEO投資を判断する企業にとって、この3つのデータこそが課金する大きな理由です。

Ahrefsを使うとどんな分析ができるの?

Ahrefsの分析領域は大きく4つに分かれます。それぞれ、自社の改善と競合の研究の両方に使えます。

競合のバックリンク分析

競合サイトがどのサイトからリンクを受けているかを一覧で確認できます。どんな記事が、どんなメディアから、いつリンクされたかまで追えます。リンク獲得の候補や、業界内で評価されやすいコンテンツの傾向を把握できます。

競合の流入キーワード分析

Ahrefsが把握している範囲で、競合サイトが検索流入を得ているキーワードを抽出できます。自社がまだ獲得できていない取りこぼしキーワードが見えてきます。コンテンツ戦略の優先順位づけが一気に進みます。

キーワードの難易度と検索ボリューム

キーワードエクスプローラーでは、検索ボリューム・難易度・関連キーワードを確認できます。親トピック機能で、上位を狙うべき大きなテーマも特定できます。検索意図の把握や、AIによるキーワード提案にも対応しています。

自社サイトの技術診断

サイト監査が、クロールエラー・リンク切れ・表示速度・重複コンテンツなどの問題を自動検出します。優先的に直すべき項目を提示してくれるため、改善作業に迷いがなくなります。

無料では手に入りにくいデータ(ここが投資価値)

以下のデータは、Search ConsoleやアナリティクスなどGoogle純正の無料ツールだけでは把握しにくい情報です。Ahrefsに課金する企業の多くは、この情報を得るために投資しています。

  • 競合サイトの被リンク一覧と、その獲得元メディア
  • 競合サイトが検索流入を得ている主要キーワード
  • 競合ページごとの推定オーガニック流入数
  • 競合の流入推移(過去からのトレンド)
  • 失われたリンク・新規獲得リンクの継続的な検知

ただし、Ahrefsで表示される競合サイトの流入数やキーワードデータは、Ahrefsのデータベースに基づく推定値です。Googleアナリティクスのような実測データではないため、絶対値よりも、競合との差・伸びているページ・狙うべきテーマを見る用途に向いています。

Ahrefsの機能とは?

Ahrefsは複数の専用ツールで構成されています。それぞれが独立した機能として動き、組み合わせることでSEOの全工程をカバーします。

サイトエクスプローラー

競合分析の中心機能です。任意のドメインを入力すると、被リンク・流入キーワード・推定流入数を逆算して表示します。競合の戦略を外部から読み解く中核ツールです。

キーワードエクスプローラー

キーワード調査専用のツールです。検索ボリューム・難易度・関連語・検索意図を取得できます。新規コンテンツの企画段階で最も使う機能です。

サイト監査

自社サイトの技術的SEO課題を自動検出します。多数のチェック項目でサイトの健康状態を可視化します。

ランクトラッカー

指定キーワードの検索順位を継続的に追跡します。国別・デバイス別の順位変動を計測でき、競合との順位比較も可能です。

コンテンツエクスプローラー

膨大なコンテンツデータベースから、特定テーマで反響を得た記事を検索できます。コンテンツ企画やリンク獲得先の発掘に使います。スタンダード以上のプランで利用できます。

ブランドレーダー・AI検索分析

ChatGPT・Perplexity・Gemini・Copilotといった生成AI検索やAI回答上での自社ブランド言及を確認できます。GEO(生成AIエンジン最適化)やAEO(AI回答最適化)に取り組む企業に直結する機能です。通常プラン内で使える範囲と、ブランドレーダーAIとして拡張利用する別枠の料金体系があるため、利用前に公式料金ページで確認しましょう。

機能でわかることを整理

各機能で何を知ることができるのか、目的とともに整理します。

機能 わかること 主な活用目的
サイトエクスプローラー 競合の被リンク・流入キーワード・推定流入数 競合分析・リンク戦略
キーワードエクスプローラー 検索ボリューム・難易度・関連語・検索意図 キーワード選定・記事企画
サイト監査 技術的SEO課題・エラー・表示速度 自社サイトの改善
ランクトラッカー キーワード順位の推移・競合比較 順位モニタリング・効果測定
コンテンツエクスプローラー テーマ別の人気コンテンツ・流入データ コンテンツ企画・リンク発掘
ブランドレーダー 生成AI検索での自社ブランド言及 GEO・AEO対策

Ahrefsの料金と具体的にどんな差があるのか?

Ahrefsの有料プランは、月額4,460円のStarterから、月額230,900円のエンタープライズまで複数用意されています。主要なSEO運用プランは、ライト・スタンダード・アドバンスド・エンタープライズの4段階です。表示価格は税抜で、別途消費税が加算されます。年間払いなら最大17%節約できます。

なお、Starterは月200クレジット・履歴データ1か月・追跡キーワード50など上限が小さく、お試しや小規模利用向けの位置づけです。本格的なSEO運用を考えるなら、ライト以上が対象になります。また、Ahrefsには無料トライアルがないため、試す場合は自社サイト限定で使える無料版「Ahrefs Free(Ahrefsウェブマスターツール)」から始めるのが定石です。

プラン間の差は、価格よりも利用上限で決まります。具体的には、プロジェクト数・追跡キーワード数・履歴データ期間・ユーザー数に加え、レポート閲覧などに使うクレジット、サイト監査に使うクロールクレジットの上限です。SEOに継続投資する企業にとっては、この上限の見極めが最重要です。

プラン 月額(税抜) 追跡キーワード プロジェクト 履歴データ 1ユーザーのクレジット
ライト 19,900円 750 5 6か月 1,000
スタンダード 38,400円 2,000 20 2年間 無制限
アドバンスド 68,900円 5,000 50 5年間 無制限
エンタープライズ 230,900円 10,000〜 100 無制限 無制限

価格は2026年6月時点のAhrefs公式日本語ページに基づく税抜の月払い価格です。別途消費税が加算されます。エンタープライズは年間契約が必要です。月額4,460円のStarterと、無料版のAhrefs Free(Ahrefsウェブマスターツール)も別途用意されています。

クレジット制という落とし穴

ライトプランには「1ユーザーあたり月1,000クレジット」という上限があります。サイトエクスプローラーやキーワードエクスプローラーでレポートを開くたびにクレジットを消費します。本格的に分析すると、すぐに上限に達する可能性があります。

一方、スタンダード以降は1ユーザーあたりのクレジットが無制限になります。ここがライトとスタンダードの最も大きな実用差です。本気で分析する企業にとって、クレジット切れのストレスがなくなる点は見逃せません。

SEOに本気投資する企業はどれを選ぶべきか

結論から言うと、スタンダードが基準点です。コンテンツエクスプローラーが使え、追跡キーワードが2,000まで増え、クレジットが無制限になります。履歴データも2年間さかのぼれます。企業のマーケターやSEO担当者には最も現実的な選択です。

チームで運用する、大規模サイトを扱う、より深い分析を行う場合はアドバンスドが視野に入ります。追跡キーワードが5,000、プロジェクトが50、履歴データが5年間に拡張され、Looker Studio統合も使えます。追加ユーザーはライトが1人あたり月6,160円、スタンダードが9,240円、アドバンスドが12,320円です。

プラン選びの判断軸

  • お試しや小規模利用ならStarter、自社サイトの状態確認だけなら無料のAhrefs Freeで足りる場合がある
  • 競合分析を本格化し、1人で運用するならスタンダード
  • チーム運用・大規模サイト・Looker Studio連携が必要ならアドバンスド
  • API無制限・SSO・大規模データが必要ならエンタープライズ

まとめ

Ahrefsは、競合の被リンク・流入キーワード・推定流入数という、Google純正の無料ツールだけでは把握しにくい外部データを可視化できる点に大きな価値があります。Search ConsoleやGoogleアナリティクスが自社サイトの実測データを確認するツールであるのに対し、Ahrefsは競合サイトの検索流入やリンク獲得状況を外部から推定するために使えます。

料金はStarterの月額4,460円から、エンタープライズの月額230,900円まで複数用意されています。主要なSEO運用プランは、ライト・スタンダード・アドバンスド・エンタープライズの4段階です。表示価格はいずれも税抜で、別途消費税が加算されます。プランの差は、プロジェクト数・追跡キーワード数・クレジット数・履歴データ期間などで決まります。

まずはAhrefs Freeで自社サイトを診断し、競合分析の必要性を感じた段階で有料プランへ移行する。これが投資効率を高めやすい進め方です。本格的にSEOへ継続投資するなら、クレジット無制限のスタンダードを基準に検討するとよいでしょう。

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小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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