SE Visibleとは?AI検索におけるブランドの見え方や料金、日本語対応を解説

SE Visibleとは?AI検索におけるブランドの見え方や料金、日本語対応を解説
POINT 01 AI検索での言及を計測 ChatGPTやGeminiなどの回答に自社が登場するかを追跡
POINT 02 競合と比較できる 可視性、平均掲載位置、感情を競合ブランドと比較
POINT 03 引用元を分析 AI回答に採用されるドメインやページ、媒体の種類を確認
POINT 04 10日間試せる 日本市場で必要なデータを取得できるか契約前に検証

Googleの検索順位を確認していても、ChatGPTやGeminiの回答で自社が紹介されているかは分かりません。AIが競合だけを推奨している場合、従来のSEOレポートでは、その差を見落とす可能性があります。

SE Visibleは、AIが生成する回答の中で、自社ブランドがどの程度表示され、競合と比べてどの位置にいるのかを可視化するツールです。ブランドの言及回数だけでなく、回答内の掲載位置、ポジティブ・ネガティブの感情、AIが参照した情報源まで確認できます。

SE Visibleとは?

SE Visibleは、SEOツール「SE Ranking」を提供するチームが開発したAI検索向けの可視性分析プラットフォームです。ChatGPT、Google AI Mode、Google AI Overviews、Gemini、Perplexityにおけるブランドの見え方を継続的に追跡します。

SE Visibleの位置づけ

検索順位を上げるためのSEOツールではなく、AI回答における自社の露出、競合との差、評判、引用元を把握するためのLLMO・GEO分析ツールと考えると分かりやすいでしょう。

LLMOやGEOでは、施策を実施する前に「どの質問で自社が出ていないのか」「代わりにどの競合が紹介されているのか」「AIはどのサイトを情報源としているのか」を把握する必要があります。SE Visibleは、この現状把握と施策後の変化測定を支援します。

主に確認できる内容は次のとおりです。

  • 指定した質問に対するAI回答で、自社ブランドが言及されているか
  • 回答内で自社が何番目のブランドとして紹介されているか
  • 競合と比べた可視性の割合や平均掲載位置
  • 自社に関する説明がポジティブ、ネガティブ、ニュートラルのどれに当たるか
  • AI回答で引用されるドメイン、URL、メディア、ブログ、フォーラム
  • AIエンジン、地域、トピック、期間ごとの違い
  • 施策前後で可視性や感情がどのように変化したか

SE Visibleはどのような仕組みで動作する?

SE Visibleでは、最初に自社ブランド、Webサイト、対象地域を登録し、追跡したいトピックと質問を設定します。その質問を複数のAIエンジンで定期的に実行し、得られた回答からブランド名、掲載位置、競合、感情、引用元を抽出してダッシュボードにまとめます。

STEP 1 ブランドを登録 ブランド名、Webサイト、対象地域、別名を設定
STEP 2 質問を選ぶ 提案された質問を確認し、必要な質問を追加
STEP 3 AI回答を収集 複数のAIエンジンから実際の回答を取得
STEP 4 差を分析 言及、掲載位置、競合、感情、引用元を比較

トピックと質問を設定する

SE Visibleの「プロンプト」は、AIに対して実行する質問を指します。たとえば「中小企業におすすめのSEOツールは?」「東京で利用できる法人向けサービスを比較して」といった、見込み客がAI検索で入力しそうな質問です。

ブランド情報から提案されたトピックや質問を利用できるほか、自社で重要な質問を追加し、不要なものを停止・削除できます。一般的な質問だけでなく、比較、選び方、課題解決、地域名を含む質問を登録すると、顧客の検討場面に近い可視性を確認しやすくなります。

実際のAI回答を取得して分析する

SE Visibleは、シミュレーションによる推定値ではなく、対象のAIサービスで取得した回答を分析します。同じ質問でも回答が毎回同じとは限らないため、1回の結果だけで判断せず、定期的に収集したデータから傾向を確認する仕組みです。

公式ヘルプでは、各質問を3回実行し、それぞれの回答を同じ重みで集計すると説明されています。データは週次で更新されるため、リアルタイム監視というよりも、週単位で傾向と変化を追う用途に向いています。

ブランドの別名もまとめて集計する

AIは、正式なブランド名だけでなく、略称、製品名、表記違いで企業を紹介する場合があります。SE Visibleではブランドの別名を登録・確認できるため、複数の呼ばれ方を同じブランドの言及としてまとめられます。

SE Visibleで確認できる主な分析機能

機能 確認できること 施策への活用例
Visibility 質問全体におけるブランドの言及有無と、回答内の掲載位置を基にした可視性 自社が出ていない重要な質問を見つけ、改善対象の優先順位を決める
Competitors 同じ回答に登場する競合と、可視性、平均掲載位置、感情の差 競合だけが紹介される質問を抽出し、情報や権威性の不足を調べる
Prompts 質問ごとの回答内容、自社の掲載位置、競合、感情、引用元 比較、選び方、課題解決など、顧客の検討段階ごとに弱点を確認する
Sentiment 自社への言及がポジティブ、ネガティブ、ニュートラルのどれか 誤解や評判上の問題を見つけ、公式情報や第三者評価を整備する
Sources AI回答に引用されるドメイン、URL、媒体の種類、引用頻度 自社コンテンツの改善先や、掲載・広報を働きかける外部媒体を選ぶ
期間比較 自社と競合の指標が前週・前月などの比較期間からどう変化したか 記事改善、PR、外部掲載などの実施前後で変化を検証する

Visibility Scoreは何を表している?

Visibility Scoreは、単純なブランドの登場回数ではありません。各AI回答におけるブランドの掲載位置に重みを付け、ブランドが出なかった回答も0として平均した数値です。そのため、頻繁に登場し、回答内で上位に紹介されるブランドほど高くなります。

一方、Webサイトが引用された回数はVisibility Scoreに含まれません。ブランド名の言及と掲載位置を評価する指標であり、引用元としての採用状況はSource PresenceやCitation Shareなど、別の指標で確認します。

数値を見るときの注意点

AI検索には業界共通の「合格点」がまだありません。Visibility Scoreだけを単独で評価するのではなく、重要な質問で競合より表示されているか、施策後に自社の数値が改善したかを基準に判断する方が実務的です。

SE Visibleは日本語に対応している?

2026年8月時点の公式情報では、日本は対象地域の一覧に含まれています。一方、公式サイトで案内されている監視言語は英語、フランス語、ドイツ語、オランダ語、スペイン語で、日本語は含まれていません。

そのため、「日本を対象地域として選べること」と「日本語の質問や回答を正式に監視できること」は分けて考える必要があります。管理画面や公式ヘルプも英語が中心です。日本語サイトのLLMO分析を主目的にする場合は、トライアルで日本語の独自質問を登録し、必要なAIエンジンから想定どおりの回答を取得できるか確認してから契約する方が安全です。

確認項目 2026年8月時点の状況 利用時の判断
日本地域 公式ヘルプの対象地域一覧に日本を掲載 地域設定で日本を選択できるか、初期設定時に確認する
日本語の監視 公式に案内される5言語に日本語は含まれていない 日本語プロンプトと回答取得の可否・精度をトライアルで検証する
管理画面 英語を中心としたインターフェース 指標名や設定内容を理解できる程度の英語対応が必要
公式資料 ヘルプセンターや解説記事は英語が中心 設定やトラブル対応では英語の資料を確認する
日本語サポート 公式サイト上で明確な日本語サポートは確認できない 日本語対応が必須の場合は契約前に問い合わせる

SE VisibleとSE Rankingの違い

SE VisibleとSE Rankingは同じ提供元のサービスですが、目的が異なります。SE VisibleはAI回答におけるブランド全体の立ち位置を把握するツールです。SE Rankingは、検索順位、競合サイト、キーワード、被リンク、サイト内部の問題などを分析し、SEO施策を実行するための総合プラットフォームです。

比較項目 SE Visible SE Ranking
主な目的 AI検索におけるブランドの可視性・評判を把握する SEOとAI検索の具体的な改善施策を調査・管理する
主な指標 Visibility、平均掲載位置、競合、感情、引用元 検索順位、キーワード、競合流入、被リンク、サイトエラー、AI言及・引用
得意な判断 どの質問・競合・評判に課題があるかを俯瞰する どのページやSEO施策を改善するかを具体化する
契約方法 単体で契約できる 本体プランにAI Searchアドオンを追加できる
向いている人 経営者、CMO、ブランド担当者、複数社を管理する支援会社 SEO担当者、コンテンツ担当者、SEO支援会社

すでにSE Rankingを利用している場合は、AI Searchアドオンを追加すると、SE Ranking内の詳細なAI検索分析に加えて、SE Visibleも追加料金なしで利用できます。新たにSE Visibleを単体契約する前に、現在のSE Ranking契約とアドオン料金を比較しましょう。

選び方の目安

AI検索でのブランドの見え方だけを確認したいならSE Visible単体、SEOとLLMOを一体で改善したいならSE RankingとAI Searchアドオンが基本です。SE Visibleが課題を発見する「経営・ブランド視点」、SE Rankingが改善方法を掘り下げる「実務視点」を担います。

SE Visibleの料金

2026年8月時点のSE Visible単体プランは、Basicが月額99ドル、Coreが月額189ドル、Plusが月額355ドルです。年払いでは20%の割引が案内されています。

プラン 月払い 追跡できる質問数 AI回答数の目安 プロジェクト数
Basic 月額99ドル 200プロンプト 月間約12,000回答 3
Core 月額189ドル 450プロンプト 月間約27,000回答 5
Plus 月額355ドル 1,000プロンプト 月間約60,000回答 10

いずれのプランも、ChatGPT、Gemini、Google AI Mode、Perplexity、Google AI Overviewsを追跡対象としています。必要量が既存プランを超える場合は、個別のカスタムプランを相談できます。

SE Ranking利用者はAI Searchアドオンも比較する

SE Rankingの契約者向けには、AI Searchアドオンが用意されています。2026年8月時点では、月200チェックが月額89ドル、450チェックが月額179ドル、1,000チェックが月額345ドルです。年払いでは、それぞれ月額換算71.20ドル、143.20ドル、276ドルと案内されています。

アドオンでは「1つの質問を1つのAIプラットフォームで確認する処理」を1チェックとして数えます。たとえば、1つの質問を5つのAIエンジンで追跡すると5チェックを消費します。SE Visible単体プランの「プロンプト数」とは単位の説明が異なるため、表面上の数字だけで割安・割高を判断しないようにしましょう。

料金を確認するときの注意点:SE RankingのAI Searchアドオンは、SE Ranking本体の契約に追加する料金です。SE Visible単体プランと比較する際は、本体料金、必要なAIエンジン数、登録する質問数、管理するブランド数を含めた総額で判断してください。料金と上限は変更される場合があるため、申込時に最新情報をご確認ください。

10日間の無料トライアルを利用できる

SE Visibleには10日間の無料トライアルがあります。初回から大量の質問を登録するのではなく、売上につながりやすい比較・おすすめ・選び方の質問を優先し、自社と競合がどのように表示されるかを確認すると判断しやすくなります。

日本語での利用を検討している場合は、トライアル期間中に日本を地域として設定できるか、日本語の質問を登録できるか、ChatGPT・Geminiなどから必要な日本語回答を取得できるかを必ず確認しましょう。

SE VisibleをLLMOに活用する方法

SE Visibleは、分析結果を表示するツールであり、設定しただけでAI回答への掲載が増えるわけではありません。取得したデータから課題を分類し、Webサイト、外部メディア、口コミ、PRなどの施策へつなげる必要があります。

ACTION 1 不足を発見 競合だけが出る重要な質問を抽出する
ACTION 2 根拠を調べる 競合を支える引用元と情報の違いを確認
ACTION 3 施策を実行 記事、比較情報、実績、外部掲載を整備
ACTION 4 変化を測定 週次データと期間比較で改善を検証

競合だけが表示される質問から改善する

最初に確認したいのは、自社が表示されず、競合だけが表示される重要な質問です。競合の公式サイトにしかない比較情報、具体的な実績、料金、利用条件などがないかを調べ、自社サイトに不足している情報を補います。

引用元を見て、サイト内外の施策を分ける

AI回答が競合の公式サイトを引用しているなら、自社ページの情報設計や専門性を改善します。業界メディア、比較サイト、ニュース、フォーラムを引用しているなら、第三者サイトへの掲載、広報、口コミ形成が必要です。引用元を確認することで、すべての課題を記事リライトだけで解決しようとする誤りを避けられます。

感情分析からブランド情報を見直す

ネガティブな説明や事実と異なる説明が増えている場合は、原因となるページや第三者情報を確認します。公式サイトの情報を明確にし、必要に応じてFAQ、利用条件、サポート情報、実績、第三者評価を整備したうえで、週次の変化を追います。

SE Visibleが向いている企業・向いていない企業

SE Visibleが向いているケース
  • ChatGPTやGeminiでの自社の露出を数値化したい
  • 競合がAI検索で強い理由を調べたい
  • LLMO施策の実施前後を継続的に測定したい
  • ブランドの評判や誤った説明を監視したい
  • 広報・SEO・コンテンツ施策の優先順位を決めたい
  • 複数のブランドや顧客をまとめて管理したい
優先度が低いケース
  • 従来の検索順位だけを確認したい
  • 分析後に改善施策を実施する担当者がいない
  • 1回だけAI回答を確認できれば十分である
  • リアルタイムの監視が必要である
  • 日本語の正式対応が契約の必須条件である
  • 月額料金に見合うブランド数や質問数がない

SE Visibleは、SEO順位を改善する具体的な作業を自動で行うツールではありません。分析結果を見て、コンテンツ、外部掲載、広報、評判管理などの施策を実行できる企業ほど活用しやすくなります。

反対に、AI検索の現状を一度だけ確認したい場合や、追跡したい質問が少ない場合は、SE Rankingが提供する無料のAI可視性チェックなどから始め、継続的な監視が必要になってから有料ツールを検討してもよいでしょう。

SE Visibleに関するよくある質問

SE Visibleは何を調べるツールですか?

ChatGPT、Google AI Mode、Google AI Overviews、Gemini、Perplexityの回答で、自社ブランドがどの程度表示されるかを調べるツールです。競合との差、回答内の掲載位置、感情、引用元も分析できます。

SE Visibleは日本語に対応していますか?

公式の対象地域一覧には日本が含まれていますが、2026年8月時点で案内されている監視言語に日本語は含まれていません。日本語の質問と回答を必要な条件で追跡できるか、10日間のトライアルで確認してから契約することをおすすめします。

SE VisibleとSE Rankingは別のサービスですか?

別々に契約できるサービスです。SE VisibleはAI検索でのブランド可視性を俯瞰するツール、SE RankingはSEOとAI検索の具体的な分析・改善を行う総合ツールです。SE Ranking契約者はAI Searchアドオンを追加すると、SE Visibleも利用できます。

SE Visibleのデータは毎日更新されますか?

公式ヘルプでは週次更新と案内されています。リアルタイムの評判監視ではなく、週単位でAI検索における可視性や感情の変化を追う用途に適しています。

SE Visibleの料金はいくらですか?

2026年8月時点では、Basicが月額99ドル、Coreが月額189ドル、Plusが月額355ドルです。年払いは20%割引と案内されています。SE Ranking利用者は、AI Searchアドオンを追加する方法も比較してください。

無料で試すことはできますか?

10日間の無料トライアルが用意されています。自社にとって重要な質問と競合を登録し、必要なAIエンジン・地域・言語のデータを取得できるか確認できます。

SE VisibleはAI検索での現在地を把握するためのツール

SE Visibleを使うと、自社がAI回答に登場しているかどうかを感覚ではなく、質問、競合、掲載位置、感情、引用元に分けて確認できます。特に、AI検索で競合との差を把握し、SEO、コンテンツ、広報のどこから改善するか決めたい企業に向いています。

ただし、日本は対象地域に含まれる一方、日本語は公式の監視言語に含まれていません。日本語サイトでのLLMO分析を目的にする場合は、いきなり年払いを選ぶのではなく、10日間のトライアルで自社の質問を使い、取得できるデータを確認してから判断しましょう。

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まずは売上につながりやすい質問と主要競合を登録し、どのAI回答で差が生まれているかを10日間のトライアルで確認できます。

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小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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