Threads(スレッズ)とは?機能、マーケティング媒体としての環境、Xとの違いを解説

Threads(スレッズ)は、InstagramやFacebookを運営するMetaが提供する、文章を中心に近況や考えを共有し、会話を楽しむSNSです。
「今日食べたもの」「仕事で気づいたこと」「子育て中の出来事」。そんな日常の話題をきっかけに、共通の関心を持つ人とつながれます。
飲食店や美容室、生活雑貨の販売など、暮らしに身近なビジネスにとっても、お客様との接点を増やす方法のひとつです。この記事では、Threadsでできること、利用者層、Xとの違い、ビジネスでの使い方を順に紹介します。
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- 投稿と返信で、会話を広げるSNS。文章・写真・動画を使って、身近な話題を発信できます。
- 国内調査では、20代の利用が目立つ。男女の構成比は近く、複数の年代で利用されています。
- 暮らしに役立つ知識や、お店の日常が投稿の材料に。会話を重ね、商品・サービスへの関心を育てます。
Threadsとは?日常の話題からつながるSNS
Threadsは、短い文章の投稿と返信を軸に、人との交流を楽しむサービスです。気になった投稿に自分の体験を添えたり、共通の趣味について話したりしながら、会話を広げられます。
話題は、食事や買い物、仕事、育児、趣味などさまざまです。Metaが日本向けに導入したコミュニティにも、カフェや育児、猫との暮らしなど、生活に近いテーマが並んでいます。
Instagramとは、投稿の中心が違う
Instagramは写真や動画を中心に伝えるSNS、Threadsは文章から会話を始めやすいSNSです。例えばカフェなら、Instagramで店内やメニューの写真を見せ、Threadsで仕込みの話やコーヒーの楽しみ方を伝える使い分けが考えられます。
両方を運用する際は、同じお店の魅力を、写真と会話のそれぞれで届けるイメージです。Threadsにも写真や動画を添えられます。
ビジネスでは、日常の疑問に答える投稿からお店を知ってもらえます。お店での気づきや暮らしの工夫を発信することで、自社を知ってもらうきっかけをつくれます。
Threadsでできること
基本となるのは、投稿する、返信する、気になる会話を探すという使い方です。DMや投稿分析も組み合わせられます。
文章・写真・動画を投稿する
近況や考えに加えて、写真や動画、リンクも共有できます。通常の本文は最大500文字。最大10,000文字のテキストを添付して、詳しい話を届ける機能もあります。
返信・再投稿・引用で交流する
気になる投稿へ返信したり、再投稿で紹介したりできます。引用を使えば、自分の感想や考えを添えて会話を広げられます。
興味のある話題や人を探す
キーワードやトピックから、関心のある投稿を探せます。日本でも導入されたコミュニティ機能を使うと、共通のテーマの会話を追いかけやすくなります。
DMで個別にやりとりする
DM(ダイレクトメッセージ)で、相手と個別にやりとりできます。複数人で話すグループチャットも利用できます。受信相手やメッセージリクエストの設定を、自分の使い方に合わせて選べます。
見るだけでも使える?
はい。投稿を読むだけでも利用できます。公開されているプロフィールや投稿は、ブラウザからログインせずに閲覧できる範囲があります。アカウントでログインすると、フォローや返信なども使えます。
まずは気になるお店や話題を見て、雰囲気をつかむところから始められます。閲覧したことが相手に伝わるか気になる方は、足跡についての説明もご覧ください。
インサイトで、投稿への反応を振り返る
投稿の反応を確認する「インサイト」では、投稿の閲覧数、いいね、返信、再投稿、フォロワーの変化などを確認できます。どんな話題に関心が集まったかを把握し、次の投稿に生かせます。
投稿の材料は、毎日の仕事の中にもあります。
お客様からよく聞かれる質問や、商品を使う際の小さな工夫は、読み手にとって役立つ情報になります。
Threadsの主な利用者層をデータで見る
ビジネスとの相性を考える際は、利用者の年代や性別を知っておくと、自社のお客様との重なりをイメージしやすくなります。
男女の構成比は近く、年代別では20代の割合が最多
ヴァリューズによる2025年8月の国内アプリ利用データでは、Threads利用者は男性が約46%、女性が約54%でした。男女の構成比は近く、年代別では20代が最も高い割合を占めています。
出典:株式会社ヴァリューズ「SNSユーザー数ランキング」調査(2025年10月29日公開)をもとに作成。全国の20歳以上のモニターによる利用ログから推計。
同じ調査では、20代が24.8%で最も高い構成比。
20歳以上を対象とする調査のため、成人利用者の傾向として読み取れます。
NTTドコモ モバイル社会研究所の2026年1月調査でも、Threadsは20代を中心に利用が拡大していると報告されています。(出典:モバイル社会研究所)
自社で活用するなら、年代や性別に加えて、暮らしの関心や悩みとの重なりを見てみましょう。飲食や美容、育児、住まいなどのテーマから、お客様に近い会話を探せます。
ThreadsとXの違い
ThreadsとXは、どちらも文章の投稿と返信を通じて交流できるSNSです。使い分けを考える際は、文字数、ほかのSNSとの接点、利用者の規模や利用頻度を比べると整理しやすくなります。
選ぶときは、お客様がいる場所と、続けやすい発信方法を基準に。
Instagramと組み合わせて文章でお店の人柄を伝えたいなら、Threadsが候補になります。すでにXでお客様や同業者とのつながりがあるなら、その交流も生かせます。両方を使う場合は、それぞれの投稿に届く反応から役割を決めていきましょう。
スマートフォンでは表を横にスクロールできます。
| 比較するポイント | Threads | X |
|---|---|---|
| 通常の本文 | 最大500文字 | 日本語など全角文字が中心なら最大140文字。半角英数字なら最大280文字 |
| 長文を届ける方法 | 最大10,000文字のテキストを添付 | Xプレミアムの長文投稿機能を利用 |
| 会話の広げ方 | 返信・再投稿・引用・トピック・コミュニティなど | 返信・リポスト・引用・ハッシュタグ・コミュニティなど |
| 発信の接点 | Threads内の発信に加え、対象投稿がInstagramやFacebookでおすすめされる場合がある | X内のフォローやおすすめ、検索などから投稿が届く |
国内の利用規模はXが大きく、Threadsも利用が広がっている
2026年1月に全国15〜79歳を対象に実施された同一調査では、Threadsの利用率は11.3%、Xは47.1%でした。国内の利用規模を比べると、Xが広く浸透していることがわかります。
両サービスを利用する人も含む、それぞれの利用率です。
出典:NTTドコモ モバイル社会研究所「年代別に見る主要SNSの利用率・利用スタイル」(2026年9月28日公開)をもとに作成。
Threadsは、月に1〜5日起動する利用者が半数以上
ヴァリューズの2025年8月のデータでは、月の平均アプリ起動日数が1〜5日の利用者は、Threadsで57%、Xで33%でした。この調査では、Threadsのほうが、利用頻度の低いライトユーザーの割合が高い結果です。
出典:株式会社ヴァリューズ「SNSユーザー数ランキング」調査(2025年10月29日公開)をもとに作成。「その他」は100%から「1〜5日」の割合を差し引いた値。
運用では、初めて目にした人にも内容が伝わる投稿を意識するとよいでしょう。お店の場所、どんな人に役立つ情報か、商品の使いどころを自然に添えると、関心を持ってもらいやすくなります。
ThreadsとXの両方に、日常の話題や最新情報が流れています。自社のお客様に近い人が参加している会話を観察し、それぞれの発信内容を考えてみましょう。
ビジネスでは、日常の会話をお客様との接点に
Threadsでの活用を考えやすいのは、食事、美容、住まい、買い物など、普段の生活とつながりのあるビジネスです。お客様のちょっとした疑問に答えたり、お店で起きた出来事を共有したりすることで、会話のきっかけをつくれます。
Metaの分析でも、会話につながる投稿はおすすめされやすいとされています。返信が多かったクリエイターの投稿テーマには、飲食、美容、ファッション、フィットネスなどが挙がっています。(出典:Metaの分析)
暮らしに近い業態には、お客様が参加しやすい話題があります。
接客中の質問や商品の使い方を、発信の材料にしてみましょう。次の例は、業種ごとに考えた投稿案です。
カフェ・飲食店:食べる場面や気分を話題にする
雨の日は、いつもよりゆっくりコーヒーを淹れたくなります。
今日は少し深めの焙煎に。みなさんは雨の日、どんな飲み物でひと息つきますか?
商品の紹介に、季節や天気、過ごし方を添えると、読み手も自分の体験から返信できます。プロフィールには店舗の場所や営業時間をまとめておくと、興味を持った人が来店を検討しやすくなります。
美容室:普段よく聞かれる質問を投稿にする
「朝はまとまっていたのに、外に出ると広がる」というご相談をよくいただきます。
湿気が気になる日は、髪の内側まで乾かしてから、仕上げに冷風を当ててみてください。朝の仕上げで気になることはありますか?
接客の中でよく答えている内容は、投稿の材料になります。季節の悩みやホームケアの工夫から、美容師の考え方や相談しやすさを伝えられます。
小売・暮らしのサービス:使う場面を具体的に伝える
玄関で迷子になりがちな鍵。小さなトレーをひとつ置くだけで、帰宅後の置き場所が決まります。
お店では、アクセサリー用の小皿を玄関用に選ぶ方も。みなさんの家では、鍵はどこに置いていますか?
商品の特徴に加えて、暮らしのどんな場面で役立つかを伝えると、使い方をイメージしてもらえます。収納、食材の保存、季節の準備など、身近なテーマに展開できます。
会話から、商品・サービスへの関心を育てる
投稿を読んだ人が次に知りたくなるのは、お店の場所や商品、利用方法です。プロフィールに店舗情報や予約ページをまとめると、会話から具体的な検討へ進みやすくなります。
役立つ情報に出会う
人柄や考えに触れる
商品・店舗情報を知る
選択肢に入る
Instagramを使っている場合は、写真で伝える商品の魅力と、Threadsで伝える考えや日常を組み合わせる方法もあります。プロフィールや投稿のリンクから、必要な情報へ進めるように整えておきましょう。
効果を振り返る際は、閲覧数、返信の内容、リンクへのアクセス、問い合わせなどを見ます。地域のお店なら、商圏内のお客様とのやりとりや、来店時の「投稿を見ました」という声も手がかりになります。
Threadsに足跡はつく?ストーリーズとの違い
ここでいう「足跡」は、投稿などを見た人のアカウント名が、相手にわかる仕組みのことです。ThreadsとInstagramでは、次の違いがあります。
見るだけでは、閲覧者のアカウント名は相手に表示されません。
投稿した人が、閲覧したアカウントを確認できます。
Threadsでも、いいねや返信、フォローなどの反応は相手に伝わります。「閲覧」と「反応」を分けて考えると、使い方をつかみやすくなります。
まずは、お客様に近い会話を探してみよう
Threadsを始めるなら、自社の商品・サービスに関連する話題を探すことから取り組んでみましょう。読み手の関心がわかると、自社から届けたい情報も考えやすくなります。
- お客様に近い話題を探す
地域名や商品ジャンル、暮らしの悩みを検索し、どんな体験や質問が投稿されているかを見てみます。
- よく聞かれる質問から投稿する
接客での質問や、仕事を通じて得た気づきをひとつ選び、読み手がイメージできる具体例を添えます。
- 届いた返信を、次の会話につなげる
共感や質問に応えながら、どの話題に関心が集まるかを確認します。そこで見つけた疑問も、次の投稿の材料になります。
まずは、お客様からよく聞かれる質問をひとつ投稿してみましょう。
届いた返信に答えながら、読み手が知りたいことを次の投稿に生かせます。お店の日常や仕事の工夫も添えて、自社を知ってもらう機会を増やしていきましょう。
参考情報
統計の出典・調査時期・対象は各グラフに記載しています。業種別の投稿例と運用方法は、機能や調査結果を踏まえた活用案です。
機能については、Threadsの基本機能、長文テキストの添付、DM・グループチャット、Xプレミアムの公式案内を参照しています。
