サロンボードとは?料金・利用条件・機能と美容室・サロンでの活用方法

サロンボード〈SALON BOARD〉は、美容室やネイル・まつげ・リラク・エステサロンなどの予約・顧客管理から会計、売上分析、再来店の案内までをまとめて行えるシステムです。
システム自体の利用は無料で、原則としてホットペッパービューティーへの掲載が利用条件となります。掲載費や予約に伴う費用も含めて、導入を検討しましょう。
「施術中に電話へ出られない」「予約管理に手間がかかる」「新規のお客様をリピーターにつなげたい」。こうしたお店の悩みに対して、サロンボードをどのように活用できるのかを紹介します。
料金・機能の情報確認日:2026年11月1日。
サロンボードでできること
サロンボードは、リクルートが提供するサロン向けのシステムです。ホットペッパービューティーのネット予約と連携し、予約を受け付けた後の顧客対応や会計、再来店への働きかけにも使えます。
表は横にスクロールできます。
| 機能 | できること |
|---|---|
| 予約管理 | 店舗・スタッフごとの予約を確認し、変更やキャンセルを管理する |
| サロンダイレクト | 自社ホームページからネット予約を受け付けるためのURLを発行する |
| シフト管理 | スタッフの出勤や休憩などの予定を登録する |
| 顧客管理 | お客様の基本情報や予約履歴、メッセージ履歴を確認する |
| メッセージ配信 | 個別・一斉配信や、条件に合わせた自動配信を行う |
| レジ・売上管理 | 会計、レジ締め、日報・月報や売上明細の出力を行う |
| 集計・分析 | スタッフ・メニュー別の売上や、リピート状況などを確認する |
| 掲載情報の管理 | ホットペッパービューティーの掲載内容の編集、ブログ投稿、口コミ返信を行う |
| スマート支払い | お客様が予約時に登録したカードで、来店時にオンライン決済する |
サロンダイレクトを使うと、自社ホームページからネット予約を受け付けられます。ホットペッパービューティーからも予約を獲得でき、それぞれの予約をサロンボードでまとめて管理できます。
利用料金と利用条件
利用には、ホットペッパービューティーへの掲載と、対応するPC・iPadなどの端末、インターネット環境を用意します。複数店舗へ導入する場合は、店舗ごとの契約が必要です。
本体は無料ですが、実際の負担は掲載費と予約に伴う費用を合わせて確認します。
表は横にスクロールできます。
| 費用項目 | 内容 |
|---|---|
| サロンボード本体 | 無料 |
| ホットペッパービューティー掲載費 | エリア・プランによって異なるため、個別に見積もり |
| 共通ネット予約利用料 | 対象となる予約・利用について発生 |
| ポイント原資 | お客様に付与するポイントに関する店舗負担 |
| プラン固有の費用 | SSプランなどでは追加の予約利用料あり |
| 決済関連費用 | スマート支払いなど、利用する決済サービスの条件を確認 |
| 端末・通信・周辺機器 | PC・iPad、通信回線、必要に応じてレシートプリンターなど |
掲載費の具体的な金額は、店舗のエリアや希望するプランを伝えて確認します。公式FAQでは、自社求人ページ作成機能にも別途費用がかかると案内されています。
予約が入ると、どのような費用がかかる?
公開約款では、共通ネット予約利用料は対象金額の1%です。計算の基準は、次の二つのうち低いほうの金額になります。
- 予約時の税込合計額〈ポイント等を使う前の金額〉
- 来店時の実際の支払額に、利用ポイント等を加えた金額
これとは別に、ポイント計算基準額の1%分のポイント原資を店舗が負担します。ポイントは標準税率で割り戻した額を基に計算するため、予約利用料とは計算対象が異なります。
SSプランの見積もりは、追加料金も確認
SS〈スタートアップサポート〉プランでは、対象となる新規客や、前回の対象来店から181日以降に再来店するお客様について、サービス利用料金の45%と1,500円のうち、高いほうがSSネット予約利用料となります。共通ネット予約利用料やポイント原資とは別の、SSプランに適用される料金です。
見積もりを依頼する際は、想定する予約数・客単価・新規客の割合を伝えると、月々の負担を把握しやすくなります。スマート支払いを導入する場合は、決済手数料と入金日も合わせて確認しましょう。
美容室・サロンの10の悩みと活用方法
ここからは、お店で起こりやすい悩みと、その解決に役立つ機能を紹介します。活用例を参考に、自店で減らしたい作業や改善したい点を考えてみましょう。
1.施術中に電話へ出られず、予約を逃してしまう
ホットペッパービューティーと連携したネット予約では、お客様が空き状況を確認し、24時間予約できます。施術中や閉店後にも予約を受け付けられるため、電話対応が難しい時間帯を補えます。
一人で営業する美容室などでは、電話のたびに施術を中断する負担があります。ネット予約を案内しておけば、お客様は店舗からの折り返しを待たずに予約を進められます。まずは、メニューの説明や所要時間を整え、お客様が迷わず選べる状態にしておきましょう。
2.電話予約とネット予約が重なってしまう
予約を一つの台帳で管理することで、空き枠を確認しやすくなります。連携するネット予約は自動反映され、電話や店頭で受けた予約は店舗側で登録します。
電話や店頭で予約を受けたら、その場で入力するというルールが重要です。予約の変更やキャンセルも同じタイミングで反映すれば、スタッフ全員が最新の予定を確認できます。
3.スタッフの出勤・休憩と予約の管理が別々になっている
シフトや休憩などを登録し、スタッフの予定と予約を合わせて管理できます。キレイサロン向けでは、設備を軸にしたスケジュール確認にも対応しています。
例えば、勤務表だけに休憩を記載していると、予約を受け付ける人がその予定を見落とすことがあります。予約管理に使う画面へ予定を反映し、変更の担当者と更新するタイミングも決めておきましょう。
4.前回の来店情報を探すのに時間がかかる
顧客管理機能では、お客様の基本情報や過去の予約履歴などを確認できます。来店前に情報を確認することで、前回の利用内容を踏まえた接客に役立ちます。
朝の予約確認と合わせて顧客情報を見る習慣をつけると、来店してから慌てて履歴を探す場面を減らせます。担当者が変わる場合も、共通の情報を確認しながら対応できます。
5.新規のお客様が、一度きりで来なくなってしまう
メッセージ配信を使い、来店後のお礼や次回来店の案内を送れます。来店30日後や誕生日など、条件に合わせて自動配信する機能もあります。
来店後には自宅でのケアを案内し、次の施術を検討する時期に予約を促す、といった使い方が考えられます。メニューごとの来店周期に合わせて内容と時期を考えると、自然な案内になります。配信先は、お客様の受信許諾や利用条件に従って設定します。
6.売上は把握しているが、改善するポイントがわからない
スタッフ別・メニュー別の売上、リピート状況、来店サイクルなどを確認し、詳しく調べるべき課題を絞り込めます。
売上が伸び悩んでいる場合も、お客様の数・単価・再来店のどこに変化があるかで、取り組む内容が変わります。
表は横にスクロールできます。
| 確認できた状況 | 見直す内容の例 |
|---|---|
| 新規客が少ない | 掲載ページの内容、メニューの魅力、予約のしやすさ |
| 新規客は来るが再来店が少ない | 接客・施術体験、次回来店の提案、来店後のフォロー |
| 来店間隔が長くなっている | 再来店を案内する時期や内容 |
| 客単価が下がっている | 利用メニューの構成、割引の使われ方 |
毎月同じ項目を確認し、変化があった部分をスタッフと振り返るところから始めると、改善につなげやすくなります。
7.会計や閉店後の売上集計に時間がかかる
レジ機能では、会計やレジ締めを行い、日報・月報や売上明細を出力できます。毎日の会計情報を、売上の確認にも使えます。
紙の予約台帳と売上表へ同じ情報を書き写している店舗では、入力作業を見直すきっかけになります。メニュー変更や割引を登録する手順も整えると、締め作業を進めやすくなります。
既存のレジを併用する場合は、どちらに何を記録するかを決めておきましょう。サロンボードとAirレジには機能連携がありません。
8.直前キャンセルや無断キャンセルに困っている
スマート支払いは、お客様が予約時にカードを登録し、来店時にオンラインで決済する機能です。キャンセル規定の設定もでき、直前・無連絡キャンセルへの対策に活用できます。
キャンセル料が発生する期限や金額、お客様への説明方法を決めます。請求の手順や決済できなかった場合の対応も確認しておくと、実際にキャンセルが発生したときにも対応しやすくなります。
9.自社ホームページやLINEから予約につなげたい
サロンダイレクトの予約用URLを自社ホームページに設置すると、ネット予約を受け付けられます。LINEのメッセージなどで予約用URLを案内する使い方も考えられます。
例えば、自社サイトのメニュー紹介に予約ボタンを付けたり、LINEで次回来店を案内する際に予約用URLを添えたりすると、お客様が予約へ進みやすくなります。ホットペッパービューティーからの予約と合わせて、自店のお客様に合う受付方法を用意しましょう。
10.操作を覚えられるか不安がある
公式では、年中無休・10時〜21時のヘルプデスクが案内されています。操作に困ったときは、電話やメールで問い合わせできます。
導入後は、予約の確認・変更・取消・会計など、毎日使う操作から覚えていくと進めやすくなります。その後、顧客管理やメッセージ配信、売上分析へと活用を広げましょう。全員が覚える操作と管理者が担当する設定を分けておくと、スタッフへ教えやすくなります。
導入前に確認しておきたいこと
自店で使い続けられるかを判断するために、費用に加えて、端末・外部サービス・契約終了時の扱いを確認しておきましょう。
表は横にスクロールできます。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| 毎月の総費用 | 掲載費、予約利用料、ポイント原資、決済手数料 |
| 利用する端末 | 店舗のPC・iPadで必要な機能を使えるか |
| 顧客・カルテ管理 | 現在記録している情報や写真などを、どこまで扱えるか |
| 外部サービス | 他社予約サイト、LINE、既存レジとの連携範囲 |
| 契約期間 | 更新時期、解約期限、中途終了時の支払い |
| データの出力 | 顧客・予約・売上・施術記録のうち、何を残せるか |
スマートフォンでは予約確認などを行えますが、会計・売上管理・集計分析などには制限があります。店舗で使う端末は、必要な業務に合わせて選びましょう。
予約内容と実際の利用に違いがある場合などは、約款で定められた期間内に変更・取消を行う必要があります。掲載とセットで契約した場合は、掲載終了に合わせてサロンボードの利用も終了するため、日々の処理と将来のデータ移行について確認しておきましょう。
導入相談では、自店で優先したい課題を伝えましょう。「電話対応を減らしたい」「再来店の案内を続けたい」など、課題に必要な機能と費用を確認することで、導入後の使い方まで具体的に考えられます。
※2026年11月10日の利用約款更新が告知されています。契約時・記事公開時には、適用される条件をご確認ください。
出典・参考資料(公式情報)
- サロンボード「機能一覧」
予約・顧客・レジ・分析・掲載管理などの機能 - サロンボード「特長」
ネット予約との連携、メッセージ配信、スマート支払い、サロンダイレクト - サロンボード「FAQ」
無料利用の条件、店舗ごとの契約、サポート、Airレジとの関係 - ホットペッパービューティー「掲載・料金・申込」
掲載費の見積もりと導入案内 - HOT PEPPER Beautyヘア/キレイ利用約款
第2条:メッセージ機能、第4〜5条:予約利用料と変更・取消、第8条:利用終了条件 - ポイントプログラム利用約款
第5〜6条:ポイントの計算と原資負担 - スタートアップサポート(SS)プラン利用約款別紙
第4条:SSプランの追加料金と対象条件 - 公式ヘルプ「ご利用の前に」
推奨環境と端末ごとの利用可能機能 - 「利用約款」更新のお知らせ
2026年11月10日の約款更新告知
