Suno AIとは?話題の音楽生成AIの使い方・プランの選び方

Suno AIとは?話題の音楽生成AIの使い方・プランの選び方
最初に結論

Suno AIは、作りたい音楽のイメージを言葉で伝えることで、楽曲を生成できるAIサービスです。音楽の専門知識や楽器の演奏経験がなくても、歌入りの曲や、歌のないインストゥルメンタルを作れます。

まず試すなら無料プラン、商用利用や楽曲の生成・修正を進めるならPro、楽器ごとの編集やアレンジまでSuno内で行いたいならPremierが選択肢になります。

最近流行している音楽付き動画広告を作ったり、SNS向けバズコンテンツを作る時に使うことが多いです。この場合は、Pro以上のプランの契約が推奨されます。

この記事では、Suno AIの基本機能とプランの違いに加え、私が実際に行っている「v6-wildで曲の土台を作り、v6でカバーして仕上げる方法」を紹介します。

プラン・モデル・利用条件は2026年10月9日確認時点。制作方法や生成結果への評価は、筆者の利用経験に基づきます。

Suno AIとは?音楽のイメージから楽曲を生成できるAI

Suno AIでは、「夜のドライブに合う、少し切ないポップス」「カフェで流す、落ち着いたピアノ中心のBGM」といった説明から楽曲を生成できます。

歌詞もAIに任せられますし、自分で書いた歌詞を使うこともできます。曲のジャンル、使いたい楽器、テンポ、歌い方などを指定し、生成された曲を聴きながら方向性を調整していく使い方ができます。

頭の中に曲のイメージがあるものの、作曲や演奏の方法が分からない人にとって、音楽を形にする入口になるサービスです。

歌入りの曲も、インストゥルメンタルも作れる

Suno AIでは、ボーカル入りの楽曲とインストゥルメンタルの両方を生成できます。自分の歌詞を歌わせたり、動画や店舗で使うBGMの候補を作ったりできます。

ただし、生成した曲を商用利用する場合は、プランとダウンロードの条件を確認する必要があります。趣味で聴くことと、広告・店舗・収益化コンテンツなどで利用することでは、確認すべき条件が異なります。

カバー用の動画や、語りの音声も作れる

音楽以外にも、カバーアートとして使う画像や動画を生成する機能があります。画像と文章による指示を使って、新しい画像や動画を作れます。

私の利用では、BGMが流れる語りの音声なども作れます。ただ、映像の細かな演出や話し方の調整については、専門の動画生成AI・音声生成AIと比べると、まだ改善の余地を感じます。

Suno AIを選ぶ中心的な理由は、やはり楽曲を生成できることです。

Suno AIの使い方|歌詞とスタイルを指定して楽曲を作る

楽曲の生成画面には、「シンプル」と「アドバンスド」があります。公式ヘルプでは、歌詞などを自分で指定するモードを「Custom」と表記している場合もあります。

シンプルは、作りたい曲のイメージを伝える

シンプルでは、作りたい曲を文章で説明し、作詞・作曲をSunoに任せます。

例えば、「前向きな気持ちになれる日本語のポップス。明るい女性ボーカルで、サビが印象に残る曲」といった説明から始められます。

まず雰囲気を試したいときや、曲のアイデアを探したいときに使いやすい方法です。

アドバンスドは、歌詞や曲の方向性を自分で指定する

自分の歌詞を使いたい場合や、歌い方・演奏・構成を細かく伝えたい場合は、アドバンスドを使います。私は通常、こちらを使っています。

基本的には、モデルを選び、歌詞とスタイルを入力して、必要に応じてVoiceや参照する楽曲、その他のオプションを設定します。

Voice・カバー・インスピレーションを使い分ける

これらの機能は、曲を作るときの手がかりを与えるために使います。

表は横にスクロールできます。

機能主な使い方
Voice利用できる声のプロフィールを指定し、歌声の方向性を与える
カバー既存の楽曲を土台に、ジャンルや演奏などを変えたバージョンを作る
インスピレーション自分の過去の楽曲から、雰囲気や演奏などの特徴を参照する

公式のVoices機能では、自分の声を録音・登録して生成に利用できます。

カバーには、自分の楽曲や、リミックスを許可している他のユーザーの楽曲を使えます。ただし、他のユーザーがカバーを許可していることと、ダウンロード・商用利用ができることは別です。

インスピレーションは、私が使っている画面では最大4曲を指定できます。公式ヘルプでも、自分の楽曲を参照し、そのムードやテンポ、楽器構成などを新しい曲に反映する機能として説明されています。

モデルは、v6・v6-wild・v6-miniから選ぶ

無料プランではv6-mini、有料のPro・Premierではv6とv6-wildも利用できます。

表は横にスクロールできます。

モデル曲づくりでの位置づけ
v6-mini無料で曲づくりを試す入口
v6狙ったジャンルやイメージに沿って曲を仕上げたいとき
v6-wild意外なメロディや展開を探したいとき

公式では、v6は制御や精度を重視したモデル、v6-wildは実験的で予想外の結果を得やすいモデルとして説明されています。

私の感覚では、v6は普段よく耳にする曲の方向にまとまりやすく、v6-wildは奇抜なアイデアが出やすい傾向があります。一方で、v6-wildでは、面白いメロディが出ても演奏や展開が淡白に感じられることがあります。

そこで私は、v6-wildで土台を探し、v6で仕上げる使い方をしています。

歌詞には、歌い方や演奏を伝えるタグを加える

歌詞欄には、自分で作詞したテキストを入力します。

歌詞だけでも曲は作れますが、「ここは静かに歌ってほしい」「サビで演奏を厚くしたい」といった意図を伝えるには、歌詞の間にタグを加える方法があります。

例えば、次のように曲の構成や演奏を指定します。

歌詞タグの入力例

[Intro: soft piano]

[Verse: intimate vocals]
ここにAメロの歌詞

[Chorus: powerful vocals, full band]
ここにサビの歌詞

[Instrumental Break: guitar solo]

[Outro: soft vocals, piano]
ここに最後の歌詞

これは入力例です。タグは生成の方向性を伝える手がかりであり、指定した歌唱や演奏が必ず再現されるわけではありません。生成結果を聴きながら調整します。

スタイルには、曲全体のイメージを入力する

スタイル欄では、ジャンル、雰囲気、テンポ、楽器、歌声などを文章で伝えます。

音楽の専門用語を使って細かく指定できますし、「夕方の海沿いを歩くような、少し切ない曲」と日本語で大まかなイメージを書く方法も使えます。

「スタイルプロンプトを強化」を使えば、入力したイメージを、より音楽的な表現に整理できます。強化後の文章を確認し、自分が求める方向に合っているかを見てから生成すると扱いやすくなります。

その他のオプションで、生成の方向性を調整する

私が使っている画面では、ボーカルの性別、曲のおおよその長さ、MAXモード、奇抜さ、スタイルの影響、バリエーション、パーソナライズなどを設定できます。

特に私がよく使うのは、次の3つです。

表は横にスクロールできます。

設定調整する目的
MAXモード曲全体の歌声やスタイルの一貫性を重視する
奇抜さ予想外の展開をどの程度取り入れるか調整する
スタイルの影響入力したスタイルにどの程度沿わせるか調整する

公式では、MAXモードは追加のクレジットを使い、長い曲やカバー、曲全体のボーカル・スタイルの一貫性を重視するときに適した設定とされています。

私の利用画面では通常の2倍のクレジットを消費しますが、基本的にオンにしています。オフでは、後半の演奏や雰囲気が変わり、別の曲のように感じることがあるためです。

奇抜さは安全な方向から混沌とした方向へ、スタイルの影響は入力内容への追従を弱める方向から強める方向へ調整できます。

楽曲制作方法|v6-wildで土台を作り、v6で仕上げる

楽曲の制作方法は、人によって違いますが、集客のカチプロが音楽の生成に使っているパターンは以下のようになります。

制作の流れ

歌詞・スタイルを準備 → v6-wildで土台を生成 → v6でカバー → 修正・アレンジ

1.自分で歌詞を書き、AIで整える

作詞は基本的に自分で行います。そのうえで、ChatGPTなどに相談して、韻やフレーズを調整することがあります。

歌詞の作成や調整には、ChatGPTに加えてClaudeやGeminiも使えます。また、Sunoにも歌詞を作成するAIが搭載されているため、Suno内で歌詞を作ることもできます。

歌詞タグもこの段階で作ります。どの部分を強く歌わせたいか、どこに間奏を入れたいか、どの楽器を目立たせたいかを整理しておくと、曲の方向性を伝えやすくなります。

2.曲のイメージを整理し、スタイルプロンプトを作る

スタイルプロンプトは、作りたい曲のイメージをAIに相談し、私は英語を中心とした半角1,000文字以内の文章にまとめています。

日本語でも指定できますが、自分の制作では、ジャンルや演奏の特徴を整理した英語のプロンプトを使うことが多いです。

3.v6-wildで、気に入る曲の土台を探す

まずv6-wildで曲を生成します。MAXモードはオンにし、生成結果に合わせて奇抜さとスタイルの影響を調整します。バリエーションとパーソナライズは、私はほとんど操作しません。

この段階では、曲全体を通して歌い方と演奏が目的に合っているかを重視します。

歌詞の読み方に間違いがあっても、それだけで候補から外すことはありません。後から修正を試せるため、まずは曲の土台として気に入るかを判断します。ただし、部分修正によって歌声や音のつながりが変わることもあります。

4.気に入った曲を、v6でカバーする

土台になる曲が決まったら、カバーを指定し、モデルをv6に変更します。

奇抜さとスタイルの影響はいったん50%に戻し、この段階でVoiceを選びます。スタイルの影響を50%にするのは、土台にした曲の曲調が大きく変わるのを防ぐためです。

5.不足している要素を、スタイルプロンプトに加える

v6でカバーするときは、土台の曲に足りない要素を加えます。私は、おおむね次の順番でスタイルを整理します。

  1. 曲のジャンル
  2. 曲のイメージや感情
  3. 演奏のテンポ
  4. 楽器・歌唱・構成などの指定

例えば、ジャンルを明確にし、「サビの演奏を厚くする」「ボーカルを前に出す」「間奏にギターを入れる」といった要望を加えます。

一度に方向性を大きく変えすぎると、気に入っていた土台の良さが失われることもあります。残したい部分を意識しながら調整します。

6.曲全体を聴き、完成候補を選ぶ

気に入った楽曲が生成されたら、最初から最後まで聴きます。

  • 歌詞の読み間違い
  • ハウリングのような音や、耳障りなノイズ
  • 途中での音質変化
  • 後半の雰囲気の変化

修正が必要な部分はエディタで調整し、アレンジまで進めたい場合はStudioや別のDAWを使います。DAWとは、音を録音・編集し、楽器や歌声を重ねて曲を仕上げる制作ソフトです。

Suno AIのプランは?無料・Pro・Premierの違い

Suno AIのプランは、無料・Pro・Premierの3つです。選ぶときは、生成できる量に加え、ダウンロードと編集環境を確認します。

表は横にスクロールできます。

比較項目無料ProPremier
利用できるモデルv6-miniv6・v6-wild・v6-miniv6・v6-wild・v6-mini
生成用クレジット1日50月2,500月10,000
楽曲ダウンロード枠一回限りの試用枠。登録時期などによる条件あり月20曲通常は月60曲
Studio経由の場合は無制限
商用利用試用ダウンロードは対象外条件を満たす楽曲で可能条件を満たす楽曲で可能
楽曲の部分修正制限ありエディタで対応エディタで対応
Suno Studio利用不可利用不可利用可能

生成に使うクレジットと、曲をダウンロードする枠は別です。曲をたくさん生成できても、すべてをそのままダウンロードできるとは限りません。

無料まず生成を試す

v6-miniで、イメージからどのような曲が作れるかを確かめたい人向け。

Pro生成と部分修正を進める

v6系のモデルを使い、必要な部分を修正したい人向け。

Premier編集・アレンジまで仕上げる

Suno Studioで、楽器やボーカルの配置・音作りまで行いたい人向け。

無料|まず楽曲生成を試したい人向け

無料プランでも、v6-miniを使って楽曲を生成できます。まずは、どのような曲が作れるのかを試したい人向けです。

ダウンロードには試用枠があります。公式では、2026年9月3日より前に登録した無料ユーザーには、生涯で最大7回の試用ダウンロードが案内されています。これは毎月回復する枠ではありません。

同日以降に登録した無料ユーザーは、試用ダウンロードが随時付与される場合があるという扱いです。すべての無料アカウントに必ず7回付くとは限らず、試用ダウンロードには商用利用権も付きません。

Pro|曲を生成し、必要な部分を修正したい人向け

Proでは、v6・v6-wildを使った楽曲生成と、エディタでの修正ができます。

曲の一部分の差し替え、歌詞変更、曲の延長、不要な部分のカットなどに対応しています。

私の感覚では、部分を差し替えたときに、前後のつながりが「つぎはぎ」のように聞こえることがあります。そのため、曲の生成と必要な修正を中心に使うならPro、楽器ごとのアレンジや細かな音作りまで行うならStudioや別のDAWを検討するとよいでしょう。

すでに使い慣れたDAWがある人は、Proで生成した曲を、別の制作環境で仕上げる方法もあります。

Premier|曲を編集・アレンジして仕上げたい人向け

Premierでは、Suno Studioを使えます。

Studioでは、複数の音をトラックに分けて配置し、楽器やボーカルを重ねたり、構成を変えたりできます。Studio 2.0では、MIDI、エフェクト、オートメーションなども利用できます。

曲が生成できればよい人にはPro、生成した曲を土台に演奏や音のバランスを調整してリリースまで進めたい人にはPremierが向いています。

Premierの通常の楽曲ダウンロード枠は月60曲ですが、Studio経由の場合は無制限です。Studio内のワークフローは、通常のダウンロード上限の対象外とされています。

商用利用と、他のユーザーの楽曲カバーで確認すること

商用利用を目的にする場合は、Pro以上を選び、対象の楽曲をSunoが認める経路でダウンロードすることが基本になります。現在の規約では、有料契約だけでなく、許可されたダウンロードを行うことが商用利用の条件に含まれています。

また、私が利用している環境では、他のユーザーの楽曲をカバーした曲は、プランにかかわらずダウンロードできません。

他のユーザーがリミックスを許可していても、それは商用利用の許可を意味しません。公式ヘルプでも、他のユーザーの楽曲を元に作ったリミックスは収益化の対象外とされています。

リリースを考えている場合は、自分の楽曲を土台に制作し、利用した歌詞・音源・声の権利と、配信先の受け入れ条件も確認しておきましょう。

制作の目的に合わせてプランを選ぶ

まずは無料で生成を試し、必要なモデル・編集環境・ダウンロード枠を確認しましょう。契約前に公式のプラン比較で最新の条件を確認できます。

Sunoの公式プランを確認する
参考にした公式情報

公式情報の確認日:2026年10月9日。生成結果への評価と制作手順は筆者の利用経験です。

主要な公式情報を見る
小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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