Xでパクツイは収益化対象外になる?禁止の根拠と経緯をわかりやすく解説

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Xでは、他人の投稿をコピーして自分の投稿のように使う、いわゆる「パクツイ」が問題視されています。

ただし、X公式が日本語で「パクツイ禁止」という独立したルールを新設したわけではありません。

公式ポリシー上では、主に次のような考え方で整理されています。

・オリジナルではないコンテンツ
・再利用されたコンテンツ
・同一またはほぼ同一の重複投稿
・他人の投稿や動画を再アップロードする行為
・コピー投稿でタイムラインを埋める行為

つまり、一般的に「パクツイ」と呼ばれる行為は、Xのポリシー上では「Unoriginal or recycled content」「Copypasta」「duplicate content」「Content Spam」などに該当する可能性があります。

結論から言うと、パクツイは必ず即凍結されるというより、収益化の対象外になったり、収益が減額されたり、For You(おすすめ)タイムラインで表示されにくくなったりする可能性がある行為と考えるのが正確です。

目次

パクツイは収益化の対象外になる可能性がある

Xの公式「Content Monetization Policies」では、収益化の対象外となる行為として「Unoriginal or recycled content」が明記されています。

これは、日本語にすると「オリジナルではないコンテンツ」や「再利用されたコンテンツ」という意味です。

他人の投稿をコピーしただけの投稿、他人の画像や動画を保存して自分の投稿として再アップロードする行為、他人の投稿を軽く書き換えただけの投稿は、この項目に該当する可能性があります。

Xの収益化ポリシーでは、こうしたコンテンツは収益化の対象外になり得るとされています。また、違反があった場合、アルゴリズム上のおすすめ表示が制限されたり、収益化機能へのアクセスが一時停止または取り消されたり、対象コンテンツの削除を求められたりする可能性があります。

そのため、「パクツイをすると必ずアカウントが凍結される」と考えるよりも、まずは「収益化で不利になる」「おすすめ表示で不利になる」「アカウント評価に悪影響が出る可能性がある」と理解した方が自然です。

Xは以前から重複投稿を問題視していた

パクツイ対策は、2026年に突然始まったものではありません。

Twitter時代の2022年5月10日には、「Copypasta and Duplicate Content」ポリシーが展開されたことが報じられています。これは、同一またはほぼ同一の投稿を大量に投稿する行為や、コピーされた投稿によってユーザー体験を悪化させる行為への対策です。

当時の説明では、コピー投稿や重複投稿そのものだけで、ただちに投稿削除やアカウント停止になるとは限らないとされていました。

しかし、問題があると判断された場合は、トレンドや検索結果への表示、非フォロワーへのおすすめ、返信欄での表示などが制限される可能性があると説明されています。

つまり、2022年時点では、パクツイ対策は主に「スパム対策」「表示品質の維持」「プラットフォーム操作の防止」という文脈で扱われていました。

現在のXポリシーでもCopypastaは明確に問題視されている

現在のX公式「Authenticity」ポリシーでも、同一またはほぼ同一の投稿を繰り返し投稿する行為は、Content Spamとして扱われています。

Xは、同一またはほぼ同一の投稿を重複して投稿する行為を「Copypasta」と表現し、許可されない行為の例として挙げています。

ここで重要なのは、Xが問題視しているのは、単に「似た内容を投稿したこと」ではありません。

問題になるのは、他人の投稿をコピーしたり、同じ内容を大量に投稿したり、ユーザー体験を妨げる形でタイムラインや検索結果を埋めたりする行為です。

そのため、ニュースに対して自分の意見を述べることや、他人の投稿を引用してコメントすることまで禁止されているわけではありません。

2026年に入って収益化対策として強化された

2026年に入ってから、パクツイや再投稿アカウントへの対応は、より「収益化」の問題として強く扱われるようになっています。

2026年4月、XのHead of ProductであるNikita Bier氏は、他人のニュース投稿を素早く再パッケージ化して投稿する「アグリゲーター」への支払いを減額したと説明しました。

The Guardianは、Xがクリックベイトや再利用されたニュース投稿を行うユーザーへの支払いを削減したと報じています。報道によると、アグリゲーターの支払いは60%に減額され、さらに次の支払いサイクルで追加の20%削減が予定されていると説明されています。

TechCrunchも、Nikita Bier氏が「100件の盗用再投稿やクリックベイトでタイムラインを埋める行為は、本物のクリエイターを押しのけ、新しい投稿者の成長を妨げる」と説明したと報じています。

この時点で、Xの方針はかなり明確になりました。

Xは、再投稿そのものを完全に否定しているわけではありません。しかし、他人の投稿をコピーして大量投稿し、収益配分プログラムからお金を得る行為については、報酬を与えない方向に進んでいます。

2026年7月には収益上位アカウントの表示除外実験も明らかになった

さらに、2026年7月1日前後には、より踏み込んだ動きも確認されています。

Nikita Bier氏は、3%の実験として、収益配分額が高かった上位30アカウントをFor Youタイムラインから除外したところ、Xの滞在時間とデイリーアクティブユーザー数が増加したと投稿しています。

この投稿だけを見ると、単に「収益上位アカウントをおすすめタイムラインから外した」という話に見えます。

しかし、その後の説明では、対象となった上位30アカウントは、他のユーザーが先に投稿したコンテンツを、そのまま、または軽微な変更を加えて、大量に投稿していたアカウントだとされています。また、この実験後、それらのアカウントへの支払いは最大99%削減されたとも紹介されています。

ここまで見ると、Xが問題視している対象がよりはっきりします。

単に「投稿が伸びているアカウント」が問題なのではありません。問題視されているのは、他人の投稿を再利用し、軽い改変やコピーで大量投稿し、収益配分を得ているアカウントです。

つまり、2026年のXでは、パクツイや再利用コンテンツへの対策が、単なるスパム対策から、収益化アルゴリズムとFor You表示の両面に広がっていると考えられます。

「パクツイ禁止」はいつからなのか?

「パクツイ禁止はいつからなのか?」と聞かれた場合は、時期を分けて考える必要があります。

重複投稿やコピペ投稿への対策は、少なくとも2022年5月には明文化されていました。この時点では、主にスパム対策や表示制限の文脈です。

その後、Xの収益化プログラムが広がるにつれて、コピー投稿や再利用コンテンツは「収益配分の対象にするべきか」という問題として扱われるようになりました。

現行のX収益化ポリシーでは、「Unoriginal or recycled content」が収益化対象外になり得る行為として明記されています。

さらに、2026年4月にはアグリゲーターやクリックベイト投稿への支払い削減が報じられ、2026年7月には収益上位30アカウントをFor Youタイムラインから除外する実験も明らかになりました。

そのため、記事では次のように整理するとわかりやすいです。

2022年5月:Copypasta / duplicate content 対策が明文化された
現行ポリシー:Unoriginal or recycled content は収益化対象外になり得る
2026年4月:アグリゲーターや再利用投稿への支払い削減が公に話題化した
2026年7月:収益上位30アカウントをFor Youから除外する実験が明らかになった

この流れを見ると、「2026年にパクツイ禁止が突然始まった」というより、以前からあった重複投稿対策が、2026年に収益化対策として一段と強化されたと見るのが正確です。

著作権の問題にも注意が必要

パクツイが文章だけでなく、画像や動画の無断転載を含む場合は、収益化ポリシーだけでなく著作権の問題にも関わります。

他人が撮影した画像、作成した動画、投稿した文章には、原則として著作権が発生します。

そのため、他人の画像や動画を保存して、自分の投稿として再アップロードする行為は、Xの収益化ポリシー以前に、著作権侵害として問題になる可能性があります。

Xのルールでも、知的財産権を侵害する行為は禁止されています。著作権侵害の申し立てがあった場合、対象コンテンツの削除やアクセス制限、繰り返し侵害するアカウントへの措置が行われる可能性があります。

安全に投稿するための考え方

他人の投稿を紹介したい場合は、コピーして投稿し直すのではなく、引用ポストを使うのが安全です。

動画や画像についても、保存して再アップロードするのではなく、X上の共有機能を使った方が、元の投稿者に紐づいた形で紹介できます。

また、ニュースや話題の投稿を扱う場合でも、自分の意見、解説、補足、体験談などを加えることが大切です。

単なるコピーではなく、自分の視点を加えることで、オリジナル性が高まり、スパムや再利用コンテンツと見なされるリスクを下げられます。

特に収益化を目指しているアカウントでは、次のような投稿は避けた方が安全です。

・他人の投稿をそのままコピーする
・他人の動画を保存して再アップロードする
・ニュース投稿を軽く言い換えただけで大量投稿する
・「速報」「BREAKING」などを毎回使ってクリックを誘う
・他人の投稿より少しだけ早く再投稿して収益を狙う
・画像や動画の出典を曖昧にしたまま投稿する

Xの収益化では、インプレッションだけを増やせばよいわけではありません。

今後は、誰が最初に投稿したのか、どの投稿がオリジナルなのか、ユーザー体験に価値を加えているのかが、より重視される可能性があります。

まとめ

Xで「パクツイ禁止」という日本語の独立ルールが新設されたわけではありません。

しかし、他人の投稿をコピーしたり、他人の画像や動画を再アップロードしたり、軽微な変更だけで大量投稿したりする行為は、Xの公式ポリシー上、問題視される可能性があります。

重複投稿やコピペ投稿への対策は、少なくとも2022年5月には明文化されていました。

その後、Xの収益化プログラムが広がる中で、オリジナルではないコンテンツや再利用されたコンテンツは、収益化対象外になり得るものとして扱われるようになりました。

さらに2026年には、アグリゲーターへの支払い削減や、収益上位アカウントをFor Youタイムラインから除外する実験が明らかになっています。

つまり、現在のXでは、パクツイや再利用コンテンツは、単なるマナー違反ではありません。

収益化、表示評価、アカウント運用、著作権の面でリスクがある行為です。

Xで安全に発信を続けるなら、他人の投稿をコピーするのではなく、引用、共有、自分の意見や解説を加えた投稿を意識することが重要です。

小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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