カニバリーゼーションとは?マーケティングにおけるメリットとデメリット

カニバリゼーション

カニバリゼーションとは、共食いを意味する言葉です。最近では、いきなりステーキの急激的な店舗展開の失敗要因で有名になっていますが、SEOでもキーワードが一部重複するコンテンツを作ってしまうとGoogleなどの検索エンジンに正確にインデックスされない現象としても使われる言葉です。

マーケティングにおいてはこのカニバリゼーションは悪いものとして捕らえられがちですが、戦略的に取り入れることで、シェアを拡大することができます。

カニバリゼーションのメリットとデメリットについて分けて説明します。

カニバリゼーションのメリットとは?

特定の市場の占有率を高めることができる。

例えば、自動車には、トヨタ、日産、スズキなどのメーカーがあります。そして、トヨタだけとっても、トヨペット、カローラ、ネッツ、トヨタ、レクサスなどの複数のディーラーがあり、同じ商圏で店舗展開していることがあります。これは、各事業所単位ではカニバリゼーションを起こしていますが、トヨタ製の自動車と出会う確率があがるため、その地域のシェアを拡大しやすくなります。

これはコンビニでも行われているドミナント出店(局地出店)にも言えることで、特定の優良な市場に積極的に出店を行い、その地域のロイヤリティーを高めることでシェアを獲得します。

カニバリゼーションのデメリット

市場が小さいとコスト高になりやすい

ステーキを日常的に食べる習慣を持った日本人の割合はそう高くはありません。ステーキを食べる習慣のある人をいきなりステーキは同じ店舗同士で取り合った結果、深刻なカニバリゼーションを起こしました。

ドミナント出店を実施する場合は、対象にする市場にはある程度幅が必要です。例えば、ステーキを月1回食べれば良いと思っている人が多数派の商圏では、ステーキを食べたいニーズの市場を狙ったドミナント出店では、コストの方が高くなります。そこで、すき焼き、しゃぶしゃぶ、焼肉などニーズを分散させて店舗展開することで、獲得できる客数を増やすことができます。

フランチャイズで展開している場合は問題が発生しやすい

コンビニの場合は、同じ屋号でも経営者が異なっているフランチャイズで展開されています。ドミナント出店は、フランチャイザーにとってはシェアを拡大できるメリットがありますが、フランチャイジー(加盟店)にとっては、他の加盟店と売上を奪い合っている結果になります。データに基づき、新規出店が増えた結果、先行して出店した店舗の日販は下がります。

SEOでのカニバリゼーションとは?

特定のキーワードのサジェストなどで複数のコンテンツを作っていると、1つのコンテンツのみが複数のサジェストキーワードの検索結果に反映されることがあります。この現象もカニバリゼーションです。この現象のデメリットは、キーワードに対応するコンテンツが正常通り表示されないことから、正常通り表示された時に比べて順位も下がりますし、リードの獲得数も減る可能性があります。

この現象の解消のためには、同程度の情報量で統一することやGoogleが正常通りインデックスしやすいような書き方をする必要がありますが、検索ボリュームの大きいキーワードでは情報量が多くなりがちでどうしてもカニバリゼーションは発生しがちになります。

また、同じようなテーマのメディアを新しいドメインで作る方法もあります。Googleの多様性では、1つのキーワードに対して、1つのメディア(ドメイン)のコンテンツが表示されることが多くなります。そこで、複数のドメインを運用すれば、1つのキーワードの検索結果に、複数のコンテンツを表示させることができ、リードの獲得効率を上げることができます。