【必須】飲食店がインスタグラムで効率良く集客する方法とは?

飲食店は、グルメサイトやGoogleマップなどで露出することで集客をすることが基本ですが、強い競合他店がひしめく地域では、露出することが難しく、新規の集客がうまくいかないことがあります。

その時に、SNSを育成し、集客力のある投稿をすることで、検索に依存しない露出をすることができます。

SNSの中でも普及率や利用用途、ユーザーの属性を考えた時には、インスタグラムは外すことができません。

この記事では、飲食店が新規の集客を増やしたい時に活用する、インスタグラムの使い方を解説します。

この施策の難易度

難易度
新規の集客
リピーター向けの集客
インスタグラム広告を使った場合です。
目次

なぜ、インスタグラムが飲食店の集客に使えるのか?

インスタグラムは、その画像や動画でコミュニケーションをするSNSである特徴から、第三者視点の飲食店の情報を探すことができます。そのため、Z世代(1997年から2012年の間に生まれた人々)では、インスタグラムを使い、近隣の情報を検索する習慣があります。

また、インスタグラム広告では、投稿を性別、年齢、地域を限定して出稿することができます。1日100円から設定することができるため、視覚で訴求して興味を惹く飲食店の集客媒体として適しています。

インスタグラムではどのような顧客を集客ができるのか?

年代別SNSサービス利用率 電子商取引に関する市場調査

令和2年の年代別のSNSサービスの利用率は、全年代で、インスタグラムが42.3%でした。10代〜30代までの利用率は、50%を超えています。また、4年前の統計であるので、40代の利用率も50%に迫っていると推定されます。

つまり、この統計通りで考えると、インスタグラムの運用次第では、10代〜40代の約50%がやっているインスタグラムで、情報をリーチさせることで、集客が見込まれます。

飲食店が把握したい!インスタグラムの重要機能

インスタグラムで飲食店が集客するために押さえておく必要がある機能を解説します。これを知っていると、インスタグラムの仕組みがわかり、どのような運用をすれば良いのか、イメージがつきやすくなります。

ストーリーズ

インスタグラムのストーリーズは、24時間限定で公開される短時間の動画や写真を投稿できる機能です。閲覧時間を制限することで、フォロワーは継続的に投稿を閲覧するようになります。

ストーリーズの長さは、15秒程度から最長60秒の縦長の動画をメインで扱います。

また、ストーリーズの動画にはスタンプを設置することができ、スタンプの中には、外部へのリンクを設置できるものもあります。これにより、商品の販売ページやお店のホームページに誘導することができます。

ハイライトをすることで、24時間経過後もプロフィールに表示することができます。

お店の一押しのメニューや店内の様子をプロフィールに固定することができ、動画を見た人をお店のホームページや予約ページに誘導することができます。

リール動画

インスタグラムのリール(Reels)は、最大90秒のショート動画を作成・投稿できる機能です。

このリール動画が重要な理由は、表示箇所が、リールタブ、フィード、発見タブとフォロワー以外にもリーチするからです。例えば、地元に関連するリール動画を配信することで、フォローをしていないその地域に住むインスタグラムユーザーに情報がリーチしやすくなります

つまり、投稿したリール動画が新規顧客の集客をつなげることができます。

また、編集機能もあり、用意されたBGM、エフェクト、テキスト、スタンプ、タイマー、再生速度の変更などを使うことができます。

注意点としては、この時編集した動画は、BGMなどはインスタグラムに限った契約になっているため、X(Twitter)やTikTokで使うことができません。

ハッシュタグ

ハッシュタグとは、井桁記号(#)でタグ化されたフレーズのことを言います。シャープ(♯)ではありません。

インスタグラム内の検索は、X(Twitter)と異なり、投稿内のテキストで検索されるわけではありません。ハッシュタグを追加することで、そのフレーズで検索されます。

関連性の高い人気のハッシュタグや地域のハッシュタグを加えることで、その周辺で検索しているユーザーに投稿がリーチしやすくなります。

また、フォロワーを増やすためのキャンペーンを行なっている時には、オリジナルのハッシュタグを作り、独自のタイムラインを編集することができます。例えば、お店に来店した経験のある人のレビューを表示させる活用方法ができます。

飲食店はインスタグラムにどのような投稿をするべきか?

インスタグラムは、画像と動画が投稿できますが、基本的には、スマホで撮影をしたショート動画を投稿するようにしましょう。これは、リール動画として投稿することで、幅広くリーチするからです。

コンテンツは何を投稿すべきか?

ホットペッパーグルメ総研の調査によると、約50%以上の人が料理でお店を選んでいます。また、約30%が店内の清潔さを理由に挙げています。つまり、料理を中心に、店内の様子がわかるような写真や動画を用意することで、自店舗への集客を増やせることになります。

料理は、名物メニューのほか、人気メニューや季節のメニューを紹介するものを撮影し、調理過程から完成するまでを撮影したショート動画がおすすめです。ストーリーズで配信し、ハイライトでプロフィールに並べることができます。

どのような画像・動画を作成すれば良いのか?

いわゆるシズル感のある画像や動画を作成するのが良いとされています。シズル感とは、食欲を掻き立てる度合いのことを指し、料理の場合は、みずみずしさ、湯気などの熱気、チーズなどがとろけているさまが該当します。

シズル感のある画像や動画を撮影するポイントは以下の通りです。

ポイント説明
1. 適切な照明自然光や柔らかい人工光を活用し、食材の質感を引き立てる
2. クローズアップショット食材の細部や調理過程の様子をアップで撮影
3. 動きのある映像調理中の湯気、溶けるチーズ、注がれる液体などの動きを捉える
4. 音声へのこだわり調理音や食べる音など、食欲をそそる音を収録
5. 鮮やかな色彩新鮮な野菜や彩り豊かな料理を中心に撮影
6. テクスチャの強調パリパリ、とろとろなど、食感が伝わるアングルを選ぶ
7. スローモーション効果料理の完成瞬間や食べるシーンをスローモーションで撮影
8. 背景や小物への配慮料理に合った食器や背景を選び、全体の雰囲気を整える
9. 編集でのメリハリカット割りや効果的なトランジションで視聴者の興味を維持する
10. ストーリー性材料から完成品まで、一連の流れを魅力的に構成する

文字で並べてもわかりづらいので、同業の店舗の人気のアカウントを探し出し、最初は真似た写真や動画を撮影してみましょう。

どのくらいの頻度と最適な投稿のタイミングとは?

インスタグラムの投稿の頻度は高いほど望ましいです。1日に1回以上のペースが良いですが、写真や動画を用意するのに最初は時間がかかると思いますので、2〜3日に1回以上の投稿を目処にしましょう。持続しやすいように、投稿する曜日を決めておくのが良いでしょう。

また、投稿は21時~22時が良いとされています。これは、最もインスタグラムが閲覧される時間だからです。そのため、当日の情報ではなく、明日以降のお知らせや、店舗であったことなども踏まえて投稿するのが良いでしょう。

飲食店のインスタグラム広告の使い方

SNS全般、アカウントを作成してすぐに集客ができるわけではありません。また、フォロワーを獲得することが重要なのではなく、来店動機になるような情報を来店可能な人に見せることで、行動を誘発することが重要です。

そこで有用なのは、インスタグラム広告です。インスタグラム広告を使うことで、特定地域、性別、趣味、年代を区切ることができます。

飲食店では、特定の地域のみで絞り込んでインスタグラム広告を使います。

飲食店はインスタグラム広告を使った方が良いのか?

飲食店は、商圏が限定されるビジネスです。そのため、正確に特定の地域のインスタグラムユーザーに視認してもらうためには、地域を指定して広告を運用します。

広告を運用するポイントとは?

来店動機を作ることを目的にします。

特定の広告をクリックしてもらい、ランディングページを見せるPPC型で運用すると、ページを見る人が少ないので効果が薄いです。

そのため、表示回数と情報量を重視するため、看板メニューのスライドもしくは、ショート動画の投稿に広告をかけます

ビジネスプロフィールを有効にすると、投稿の下に投稿を宣伝が表示され、ここから広告をかけることができます。例えば、既存の投稿でいいねなどのエンゲージが多かった投稿に広告をかけてみましょう。

広告予算は、1,000円〜2,000円を1日単位でかけていきます。これにより、特定の投稿を特定の地域のユーザーのみに表示し、看板のような役割を担うようになります。

まとめ

インスタグラムは、Z世代が中心に使っており、10〜30代は、2人に1人がやっているSNSです。

また、飲食店を探す手段として使われている傾向があるため、インスタグラムを有効活用することで、新規の顧客の集客やリピーターが新しい限定メニューの情報を知り、再来店をするきっかけを作ります。

また、投稿は、フォローをしていないユーザーにも投稿をリーチさせるため、リール動画を投稿します。また、持続的に運用をするため、週に2〜3日の投稿をする曜日を決めるのが良いでしょう。

飲食店は、店舗ビジネスですので、来店可能な地域が限定されています。そのため、インスタグラム広告で、表示する地域を限定して広告を出します。

また、LINE公式アカウントと組み合わせて、リッチメニューに組み込むことで、情報を深く見てもらいやすいようになります。これによって、リピーター対策も強化することができます。

最終更新日 2024年7月31日

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