飲食店の集客に使えるグルメサイト一覧17選【2024年版】

飲食店が手っ取り早く集客するためには、すでに一般的な予約方法になっているグルメサイトで上位に表示させることが定石です。しかし、どのグルメサイトを選べば良いのかわからないことや激戦区では登録件数も多いので上位表示させることが難しいことも多いです。

そこで今回はグルメサイトを選定する基準やグルメサイトを紹介したいと思います。

目次

1.飲食店がグルメサイトに出稿する効果は?

グルメサイトは、レストランや飲食店の情報を提供するオンラインサービスのことです。ユーザーは料理ジャンルや地域などでお店を検索し、口コミや評価を参考にすることができます。飲食店にとっては、自店の魅力を広く知らせる機会となり、ユーザーにとっては多様な飲食店を発見しやすくなります。

また、グルメサイトでは、ネット予約機能で直接予約を獲得することができます。

実際、ランチタイムの場合は、直感で店舗を決めることも多いので、グルメサイトで探すよりもGoogleマップやSNSでたまたまみたお店を選ぶケースの方が多いです。そのため、グルメサイトに出稿する効果は、宴会やディナータイムの予約の獲得と考えて間違いはありません

2.グルメサイトを活用するメリット

2-1.予約を獲得しやすい

飲食店にとっては、集客の強化が見込めます。また、ユーザーからの直接的なフィードバックを得ることで、サービスの改善につなげることもできます。ユーザーにとっては、多様な飲食店の情報を得られることに加えて、口コミなど他の利用者の意見を参考にできるというメリットがあります。

2-2.店舗の認知度アップ

グルメサイトへの掲載により、店舗の知名度が向上します。多くのユーザーに店舗情報が露出することで、ブランディングにも効果的です。例えば、食べログで上位に表示され、口コミに評価が高ければ、料理やサービスの品質が安心できる飲食店と考えられて予約数が増えます。

3.グルメサイトを選定する基準

3-1.ユーザー数と属性

サイトの月間利用者数が多く、ターゲットとする客層と合致しているかを確認します。利用者数が多いほど、露出機会が増えます。集客を目的にしているのに、集客力のないグルメサイトに出稿しても意味がないからです。

グルメサイトの営業がきているのであれば、そのエリア内の事例(PV数、ネット予約数)を聞いてみましょう。

3-2.集客効果の実績

掲載している他の飲食店の事例や、集客効果の数値データを確認します。実際にどの程度の集客が見込めるのかを見積もることが重要です。

広告媒体の場合、ROASが計測されているケースがあります。ROASは、広告費用1単位あたりの売上高です。例えば、ROASが10円であれば、広告費は10%かかっていることになります。飲食店の適正な広告費は、3~5%とされていますので、これ以下の場合は、広告費をかけすぎです。

3-3.競合店の掲載状況

競合店がどのグルメサイトに掲載しているかをリサーチします。競合との差別化を図るために、あえて別のサイトを選ぶことも戦略のひとつです。

集客力があっても、上位表示が見込めないグルメサイトに出稿しても集客することが難しいからです。競合店の掲載状況もそうですが、上位表示ができる見込みがあるサイト検索の仕組みになっているかは確認が必要です。

3-4.掲載料金とプラン

予算に合った掲載プランがあるかどうかを確認します。初期費用、月額料金、成果報酬型など、料金体系が店舗の事情に合っているかがポイントです。

ほとんどのグルメサイトでは、月額固定費の他に、ネット予約手数料が加算されます。そのため、月額が3万円だったとしても、ネット予約が獲得できれば、請求は3万円にはならないことに注意をしておきましょう。

4.飲食店に使えるグルメサイト17選

4-1.食べログ

食べログは日本最大級のグルメサイトで、多くのユーザーに利用されています。月間利用者数は約9077万人、掲載店舗数は85万店舗に上ります。飲食店は無料で店舗会員になることができ、プロフィールサービスを利用して営業時間やメニューの編集、情報発信が可能です。また、食べログPRやネット予約などの集客支援サービスも提供しており、飲食店の集客と業務支援に役立つサービスが充実しています。

4-2.ぐるなび

ぐるなびは、飲食店の集客を多角的にサポートするサービスです。サイトへの掲載やネット予約受付はもちろん、インバウンド対策や経営サポートも提供しています。月間ユーザー数は3800万人で、楽天会員へのアプローチも可能です。無料から始められるプランがあり、GoogleビジネスプロフィールやLINE公式アカウントの運用代行も行っています。さらに、楽天ポイントを活用した集客強化や、予約キャンセル対策など、飲食店の繁盛を支援する機能が充実しています。

4-3.ホットペッパーグルメ

ホットペッパーグルメは、便利でお得な会員サービスを提供するグルメ・クーポン情報サイトです。会員はマイページで予約履歴を確認でき、リクエスト予約機能を利用して簡単にお店を予約できます。また、即予約機能により、選んだ時間で予約がすぐに確定し、お店への電話や返信待ちが不要です。これらの機能は会員登録後に利用可能で、飲食店の予約をよりスムーズに行えるように設計されています。

4-4.Retty

Rettyは、飲食店向けの多機能な集客支援サービスを提供するプラットフォームです。新規集客からリピーター対策まで、飲食店に必要な対策をオールインワンで提供しています。お店の魅力を最大限にPRできる機能があり、エリアやジャンルに基づいた人気店ページへの上位掲載が可能です。また、ホームページ機能、キーワード対策広告、Google予約連携などのサービスを提供し、SNSとの連携や多言語対応により、外国人観光客の来店サポートも行っています。これらの機能により、飲食店の集客と業務効率化を強力にサポートします。

4-5.一休.comレストラン

一休.comレストランは、上質な食事と空間を提供するハイクラスなレストランの掲載に特化したプラットフォームです。会員数は1000万人以上で、記念日や接待など特別なシーンでの利用に適しています。掲載店舗は約10,000件で、独自の掲載規定に基づいて厳選されています。インターネット上での即時予約が可能で、固定費ゼロの成果報酬型で運営されています。専任の営業担当が販売プランやキャンペーンを提案し、上質なお客様の安定した送客をサポートします。

4-6.ヒトサラ

ヒトサラは、料理人とその料理(「ヒト」と「サラ」)を紹介するグルメメディアです。プロの料理人掲載数は15,000人以上で、プロのカメラマンによる撮影とライターがお店のページを作成します。ネット予約機能も完備しており、インスタグラムやGoogleなどの検索やSNSと連携しています。飲食店やレストランの集客デジタルトランスフォーメーション(DX)もサポートし、動画を活用した集客や予約管理の手間を減らすサービスを提供しています。

4-7.EPARK

EPARKは、飲食店における順番待ち予約システムのパイオニアで、国内最大規模の加盟店数と会員基盤を保有しています。このシステムは、スマートフォンや店頭タッチパネル端末から順番待ち受付や日時指定受付を可能にし、顧客満足度の向上とリピート促進に貢献します。また、受付業務の効率化によりスタッフの負担を軽減し、飲食店の集客と業務効率化をサポートします。特に三密対策としても有効で、多くの飲食店から好評を得ています。

EPARKは、登録店を紹介しているサイトがあるため、グルメサイトに分類します。

4-8.PayPayグルメ

PayPayグルメは、飲食店専用のネット予約サービスで、初期導入費や固定料金が0円で利用できる成果報酬型のサービスです。Yahoo! JAPAN、PayPay、LINEの集客力を活用し、月間利用者数8,500万人のYahoo! JAPAN、月間利用者数9,500万人のLINE、登録ユーザー数5,800万人超のPayPayと連携しています。PayPayグルメでは、割引クーポンやPayPayポイントが貯まるメリットがあり、無断キャンセルの抑止やリピート予約の促進も可能です。また、LINE公式アカウントとの連携により、新たな集客手段を提供し、リピーター獲得につながります。

4-9.TableCheck

TableCheckは、国内外の優良なパートナー企業と提携し、SNSや口コミサイト、Googleマップなど主要メディアとの連携を通じて、高品質な顧客を集客する機能もあります。特に、食に関心の高い国内外のフーディやクレジットカード上級会員にアクセスできるダイニングプログラムとの連携が可能で、人気のレストランイベントでのネット予約にも対応しています。これにより、飲食店は新しい顧客層にアピールし、集客力を高めることができます。

4-10.OZ-mall

オズモールの「OZのプレミアム レストラン予約」は、固定料金がなく成功報酬型のため、掲載にかかるコストは発生しません。担当窓口によるサポートがあり、特集記事への掲載も無料です。掲載申請はオンラインで可能ですが、審査と返信には数日かかる場合があります。このサービスを利用することで、飲食店は効果的なPRと集客を実現できます。

オズモールは女性向けの媒体のアフィリエイト型のサービスです。そのため、女性の集客には強いです。

4-11.開店ポータル

開店ポータルは、新店に特化した無料のメディアサイトで、掲載費用がかからず、オーナーの想いを伝えるインタビュー記事やオリジナルクーポンの発行、位置情報検索機能を通じて集客をサポートします。これにより、新規オープンした飲食店などが効果的にPRし、新規顧客の獲得やリピーターの増加を目指せます。

4-12.美味案内

美味案内は、飲食店の集客をサポートするグルメサイトで、乗換案内サービスと連携しています。このサイトは、お店とユーザーのマッチングに重点を置き、短期的な来店者ではなく、長期的な常連客の獲得を目指します。店舗までのルート案内や終電案内を無料で提供し、月間総検索数2億回の乗換案内との連携により、ユーザーがお店まで迷わずたどり着けるようサポートします。また、プロのスタッフによる取材記事「お店選びの手引き」を通じて、店の本当の魅力を発信し、常連予備軍の来店を促します。

4-13.旅色

旅色は、飲食店を含む様々な施設のPRをサポートするウェブマガジンです。このサイトでは、専用の電子雑誌ページを作成し、季節ごとの内容更新に対応します。また、多彩な紹介枠を提供し、検索エンジンでの上位表示を目指します。さらに、旅色から運営するホームページやSNSメディアへのリンクを設け、認知度向上や予約、購入への行動を促進します。これにより、飲食店はブランディングを強化し、集客効果を高めることができます。

4-14.クックドア

クックドアは、日本全国の飲食店を検索できる情報サイトで、無料で飲食店をPRすることができます。初期費用や月額費用は完全無料で、店舗情報の編集、写真の掲載、料理・メニュー情報の写真付き掲載、座席情報の掲載が可能です。最大50枚の写真や50点の料理・メニュー情報、50の座席情報を掲載できます。さらに、クックドアだけでなく、25の関連サイトでも飲食店をPRできるため、広告効果が期待できます。

4-15.BAR-NAVI

BAR-NAVIは、日本最大級のBAR検索サイトで、BAR業態の飲食店に特化しています。このサイトに掲載することで、週に1回以上、月に1-3回BARを訪れるコアファンが7割を占める良質な顧客層にアプローチできます。掲載は無料で、サントリーバーテンダーズクラブの一環として提供されています。店舗情報や写真、メニューなどは店舗側で簡単に更新でき、集客に大きく貢献するメリットがあります。

4-16.Yelp

Yelpは、サンフランシスコ発の世界的な口コミサイトで、2014年に日本でのサービスを開始しました。世界中のユーザー数は1億人以上に上り、食べログやRettyと異なり、レストラン以外のローカルサービスのレビューも掲載できるのが特徴です。美容院や病院、クリーニング屋、弁護士事務所など幅広いビジネスのレビューが可能で、実名レビューが基本となっています。インバウンド対策としても有効で、多国籍のユーザーに情報を届けることができます。Yelpは、飲食店だけでなく観光施設やホテルなどの宿泊施設のレビュー投稿も可能で、インバウンド集客に効果的なサービスです。

4-17.トリップアドバイザー

トリップアドバイザーは、施設の掲載ページを管理し、カスタマイズして特徴を伝えることができる無料ツールを提供しています。口コミへの返信機能を活用し、利用客とのコミュニケーションを図ることが可能です。また、施設のパフォーマンスを追跡し、ビジネス構築に役立つ分析結果を確認できます。これにより、競合施設をリードし、見込み客の注目を集め、予約獲得につなげることができるサービスです。

トリップアドバイザーは、グルメサイトというよりは、旅行に関する情報を取りまとめる口コミサービスです。世界で展開されていることもあり、訪日外国人の集客にもつながります。

まとめ

飲食店がグルメサイトに出稿する目的は、主に予約を獲得することです。また、魅力を伝えることができる上、口コミの獲得状況によればブランディングをすることができます。

グルメサイトを選ぶ基準として、ユーザー数や属性、実績、競合店の掲載状況、料金とプランが挙げられます。目的の顧客獲得が最も見込まれる集客方法を選定しましょう。

最終更新日 2024年3月18日

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