Cursorとは?用途・特徴・使えるAIモデルと料金を解説

Cursorで何ができる?

Cursor(カーソル)は、AIと一緒にコードを読み、作成・修正・確認できる開発ツールです。Webサイトやアプリの制作、既存コードの改善、データ処理の自動化などに使えます。

特徴は、プロジェクトのファイルを参照しながら、コードの提案から複数ファイルの編集、テストなどの作業まで進められること。使えるモデルと機能は契約で異なり、The X Subscriptionの新PlusとPremium以上では利用条件が大きく変わります。

情報確認日:2026年10月17日。料金・モデル・提供条件は変更される場合があります。

目次

Cursorの用途は?Web制作・アプリ開発・業務の自動化

Cursorはコードを扱う仕事で使うツールです。自分で書いている途中の補完にも、自然な言葉で目的を伝えて作業を任せる使い方にも対応します。

表は横にスクロールできます。

Cursorの用途と具体的な依頼例
用途依頼のイメージ確認する成果物
Webサイト・LPの制作この原稿とデザイン方針でページを作り、スマホ幅も確認してHTML・CSSなどのファイル、表示、変更点
既存サイトの修正ボタンの表示崩れの原因を調べ、関係する箇所を修正して修正したコード、影響する画面
アプリ・社内ツールの開発予約一覧を検索・絞り込みできる画面を作って動く画面、データの扱い、確認結果
データ処理の自動化毎週のCSVを同じ項目で集計する処理を作って集計プログラム、実行方法、出力ファイル
既存コードの理解・整理このプロジェクトの構成と処理の流れを説明して構成の説明、該当ファイル、改善候補
不具合の調査・テストエラーの原因を調べ、修正後に関連するテストを実行して修正内容、テスト結果、未確認の範囲

例えばWordPressのカスタムHTMLを作る場合、コードをファイルとして編集しながら、レイアウトや文章を繰り返し修正できます。ただし、サイトへの反映や公開には、WordPress側の操作や別の接続・権限が必要です。

制作を依頼してから確認するまで
STEP 1依頼・資料を渡す

目的・原稿・対象ファイル・参考情報を指定。

STEP 2AIと実装を進める

ファイルを調べ、必要なコードを作成・修正。

STEP 3成果物を確認する

画面・変更差分・実行結果を確認し、追加修正。

プログラミング初心者でも使える?

日本語で作りたいものや直したい箇所を伝えるところから始められます。ただし、完成した画面や動作の確認は必要です。最初は、公開中のサイトを直接変更するより、コピーしたHTMLの見た目を直すなど、結果を自分で確かめられる作業が向いています。

「文章だけ作りたい」よりも、「その文章を使ったページを作り、ファイルを修正していきたい」という仕事で、Cursorの編集機能を生かしやすくなります。

Cursorの特徴|チャットと編集・実行がつながる

プロジェクトのファイルを踏まえて作業できる

作業対象のファイルやフォルダを参照し、関係する実装を調べながら変更を進めます。既存コードを毎回すべて会話に貼り付ける負担を減らせますが、常に全ファイルの内容を一度に把握しているわけではありません。重要な仕様や対象箇所は明示しましょう。

Tabの補完と、Agentへの作業依頼を使い分けられる

Tabは、入力中のコードや最近の編集を踏まえた補完機能です。複数行の修正や、次に編集する場所の提案にも対応します。一方、Agentには「調べて、直して、確認して」といったまとまった仕事を依頼できます。

手を動かしながら補助してほしい場面と、一連の作業を任せたい場面で使い分けます。モデル一覧で選ぶAgent用モデルと、Tabの補完機能は区別してください。

編集・コマンド実行・動作確認を一連の作業にできる

Agentは、ファイル検索、編集、コマンドの実行などを組み合わせて作業します。必要な環境があればテストやビルドを実行し、結果を踏まえた修正も依頼できます。

「修正できた」という返答に加え、どのファイルが変わり、何を確認できたかを見ます。AIが生成したコードが、そのまま本番で正しく動くとは限りません。

Rules・Skills・MCPで作業の進め方をそろえられる

Rulesはプロジェクトの方針や書き方の指示、Skillsは再利用する作業手順、MCPは外部のツールやデータとの連携に使います。例えば、使用する技術、命名ルール、納品形式、実行前に確認する操作などを決めておくと、継続作業を進めやすくなります。

上位プランではCloud AgentsやBugbotも使える

Cloud Agentsでは、設定したクラウド環境で開発作業を進める使い方ができます。Bugbotはコードレビューの支援、Automationsは定期的・イベント起点の仕事などに使います。利用できる機能はプランと設定によって異なります。

CursorとGrok Botは、使う仕事を基準に選ぶ

Cursorはコードやプロジェクトを中心に開発を進める場面、Grok Botは調査・資料作成・アプリをまたぐ運営作業も含めて任せる場面が比較の出発点です。できる作業が重なる部分もあり、同じ契約に含まれていても操作画面や利用条件まで同じとは限りません。

Cursorはどのプランで何が使える?新体系と旧プランの違い

新規向けはThe X Subscriptionの体系です。旧Cursor Pro・Pro+・Ultraなどを契約中の人は、既存契約の条件も確認してください。

まず試したい

Freeの範囲で小さな修正を試し、操作と成果物の確認方法をつかみます。

対象の4モデルで進めたい

Plusの対象機能と利用枠を確認。Claudeなどの他社モデルは対象外です。

他社モデル・クラウドも使いたい

Premium以上を検討。他社モデルの料金は月額と別に見積もります。

表は横にスクロールできます。

新体系の個人向けプランでの主な違い
項目FreePlusPremium・Super・Ultra
通常月額(米ドル)0830/100/200
Cursorモデル制限付き4種類が対象4種類が対象
Claude・GPTなどの他社モデル
※GPTは提供終了予定あり
対象外対象外利用可能。初回から別料金
Grok 4.7の設定利用できる範囲は画面で確認medium・Fastオフ・256kの固定設定推論の深さ・Fastなどを選択可能
Auto対象条件は画面で確認対象外個人向けはCostモード
Cloud Agents・Automations・Bugbot対象条件は画面で確認対象外対象
自分のAPIキー対象条件は画面で確認利用不可対応条件を確認して利用

新体系では、対象のCursorモデルを使う週次枠がGrokやGrok Botなどと共通です。Claude・GPT・Geminiなどの他社モデルはこの枠に含まれず、Premium以上でAPI定価に基づく従量料金を前払いクレジットから支払います。

旧Cursorプランでは、月単位の「Cursor Models」「Other Models」など、新体系と異なる枠が適用されます。新旧のPlus・Premium・Proといった名称を混ぜず、契約中の体系とモデル別の使用量を確認しましょう。

関連記事|新旧の契約・料金・共通AI利用枠The X Subscriptionとは?Plus・Premium・Super・Ultraの違い

どのモデルを選ぶ?Auto・Fast・長文脈も区別する

まずは同じ作業で、精度・速度・消費量を比べる

モデル名だけで優劣を決めず、実際の作業で比較しましょう。例えば、同じ表示崩れの修正や同じ集計処理を依頼して、変更内容、テスト結果、所要時間、消費した利用枠を確認します。

公式ヘルプでは、Grok 4.7を難しい長時間の作業向け、Composerを速度とコストを重視する日常的な作業向けに紹介しています。用途が合うかは、扱うコードや依頼内容で確かめてください。

Autoはモデル名ではなく、自動選択の仕組み

Autoでは、処理するモデルの選択をCursor側に任せます。特定モデルを指定する操作とは異なり、すべてのモデルを順番に使う機能でもありません。新PlusはAutoの対象外で、新体系の個人向けで使えるAutoはCostモードです。

Teams・EnterpriseのCursor Routerでは、Cost・Balance・Intelligenceなどの最適化モードが関係します。直接選択できるモデルの全一覧と、Routerが自動的に選ぶ候補の一覧も一致するとは限りません。

Fast・推論の深さ・コンテキストは、別の設定

  • Fast:高速設定。通常設定と利用単価が異なる場合があります。
  • 推論の深さ:モデルが考える量の設定。利用できる段階や固定条件はモデル・プランによります。
  • コンテキスト:一度の処理で扱える文章・コードなどの量。kは約千トークン、1Mは約百万トークンを表し、日本語の文字数やファイル数とは一致しません。

例えばGrok 4.7は通常256k、長文脈設定は500kです。公式表で別項目になっていても、別世代のモデルという意味ではありません。また、Max Modeは旧リクエスト型プラン向けの仕組みで、新体系の長文脈設定と混同しないようにします。

Cursorで使えるAIモデルは?公式一覧とGPTの提供終了予定

Cursorでは、Grok・Composerに加え、対象プランでClaude・Gemini・GLM・Kimi・Museなどを選べます。以下は公式一覧に掲載された45項目です。Fast・長文脈設定を別項目として含み、提供終了予定のGPT系は一覧から除いて別に説明しています。

一覧を全部覚える必要はありません

使いたい系列だけ確認してください。実際に選べる項目は契約・地域・管理者の設定で異なります。モデル選択欄に表示されるものと、追加料金の条件を確認しましょう。

使うモデルが決まったら、始め方へ進む →

Cursorモデル10項目

基本となるモデルはGrok 4.7・Grok 4.6・Grok 4.5・Composer 2.5の4種類です。Fastや500kは速度・コンテキスト設定の違いとして分けて掲載しています。対象モデルは共通の週次枠を消費します。新PlusではFastオフなどの固定設定になり、全バリエーションを自由に選べるわけではありません。

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Cursorモデルの掲載一覧
公式表の名称設定の区分
Grok 4.7標準版
Grok 4.7 (Fast)高速設定
Grok 4.7 500k長文脈設定
Grok 4.7 500k (Fast)長文脈+高速設定
Grok 4.6標準版
Grok 4.6 (Fast)高速設定
Grok 4.5標準版
Grok 4.5 (Fast)高速設定
Composer 2.5標準版
Composer 2.5 (Fast)高速設定

Claude(Anthropic)17項目

Haiku・Sonnet・Opus・Fable系が掲載されています。Claude 4 Sonnet 1MやClaude Opus 4.7 (fast mode)も公式表の別項目として残しています。

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Claude(Anthropic)の掲載一覧
公式表の名称
Claude 4 Sonnet
Claude 4 Sonnet 1M
Claude 4.5 Haiku
Claude 4.5 Opus
Claude 4.5 Sonnet
Claude 4.6 Opus
Claude 4.6 Sonnet
Claude 4.7 Opus
Claude Fable 5
Claude Fable 5.1
Claude Haiku 5.5
Claude Opus 4.7 (fast mode)
Claude Opus 4.8
Claude Opus 5
Claude Opus 5.5
Claude Sonnet 5
Claude Sonnet 5.5

GPT(OpenAI)提供終了予定に注意

「GPTは使えなくなる」というニュースと、現在の掲載を分けて確認

OpenAIは2026年8月28日に、Cursorへのモデル提供契約を終了する方針を発表しました。提案されている移行期間は2026年11月12日までで、正式な終了日は確定後に案内するとしています。2026年10月17日時点ではCursor公式表にGPT系の掲載が残っていますが、提供条件が変わるため、本記事では個別モデルの一覧を省略しています。

OpenAIは今後のモデルをCursorへ直接提供しない方針も示しています。各社が発表した新モデルが、そのままCursorのモデル選択欄に加わるとは限りません。

直接提供と別に案内されている利用方法

  • 自分のOpenAI APIキー:対応するローカルのChat・Agentで利用。OpenAI API側の別料金で、Cursorの契約条件も確認します。新Plusは自分のAPIキーを利用できません。
  • Codex IDE拡張機能:Cursor内の別の拡張機能として、対象のChatGPT契約やAPIキーで利用します。Cursor標準のモデル選択欄にGPTを復活させるものではありません。
  • 対応するAIゲートウェイ:接続先のモデル・契約・対応方式に応じて利用します。

APIキーやゲートウェイによる代替は、対応するローカルChat・Agent向けです。CursorのTab・Auto・Cloud Agents・Automations・CLI・API/SDKまで同じ接続で使えるわけではありません。

Gemini(Google)11項目

Pro・Flashなどのモデルに加え、Gemini 3 Pro Image Previewも掲載されています。名称が一覧にあることと、画像生成などの全機能をすべてのCursor画面で同じように使えることは分けて確認してください。

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Gemini(Google)の掲載一覧
公式表の名称
Gemini 2.5 Flash
Gemini 3 Flash
Gemini 3 Pro
Gemini 3 Pro Image Preview
Gemini 3.1 Pro
Gemini 3.5 Flash
Gemini 3.5 Flash Lite
Gemini 3.6 Flash
Gemini 3.7 Flash
Gemini 3.8 Flash
Gemini 4 Argon

GLM・Kimi・Muse7項目

Claude・GPT・Geminiだけでなく、GLM・Kimi・Museも公式の展開後の表に掲載されています。モデルごとの提供地域・利用条件も確認してください。

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GLM・Kimi・Museの掲載一覧
公式表の名称
GLM 5.2
GLM 5.3
GLM 5.3 Flash
Kimi K2.7 Code
Kimi K3
Muse Spark 1.3
Muse Wonder

Cursorの始め方と、使う前に確認したい注意点

  1. Cursorを用意する:公式サイトからアプリを入れ、アカウントでサインインします。
  2. 作業用のプロジェクトを開く:既存コードや新しい作業フォルダを用意します。
  3. 契約とモデルを確認する:新旧の料金体系、対象モデル、追加料金の条件を確認します。
  4. 小さな変更を1つ依頼する:対象ファイル、完成条件、変更してよい範囲を伝えます。
  5. 変更差分と結果を確認する:画面やテストの結果を見て、不足があれば追加で指示します。
このページのスマホ表示で、料金表が画面からはみ出す原因を調べて直して。 対象はこのプロジェクトの料金ページです。表の内容を保ち、狭い画面では表の部分だけを横スクロールできるようにしてください。 変更後は表示と差分を確認し、直した箇所と未確認の点を報告して。公開は、こちらが確認してから進めます。

個人情報・機密情報と、実行権限を確認する

AI機能では、指示文やコードの文脈がCursorやモデル提供先で処理されます。顧客データ、認証情報、社外秘のファイルは必要な範囲に絞り、作業目的に不要なものを含めないようにしましょう。削除・公開・本番環境の変更などは、対象と影響を確認して進めます。

Privacy Modeを有効にすると、Cursorによる学習利用を防ぐ扱いになります。ただし、学習利用と保存・処理は別です。モデルや契約による保持の例外、自分のAPIキー利用時の条件もあるため、現在のデータ設定と規約を確認してください。

まずは、実際に繰り返している小さな修正や集計を1つ任せてみると、自分の仕事での使いどころと、確認が必要な部分を把握しやすくなります。

小形 洸太

この記事を書いた人

小形 洸太

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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