POSシステムはどれが良いのか?【高級飲食店のお悩み50】

高級飲食店にとって、スタッフが採用できない、または突然離脱してしまう環境の中で、デジタルの力を借りて、業務を効率化し、少ない人数で営業ができるようになることはものすごく重要なことです。
中でも、特に重要なのが、POSシステムです。POSシステムは、キャッシュレス決済を会計に導入するだけではなく、予約、顧客、会計、労務管理を連携させ、マーケティングにも活用ができるようにします。POSシステムは、サービスごとに用意されているオプションや外部連携ができるシステムが異なりますので、安易に選ぶことはおすすめしていません。
そこで、今回は、高級飲食店向けにPOSシステムの選び方を解説します。
高級飲食店に求められるPOSシステムの選び方
高級飲食店向けのPOSシステムを選ぶ際には、単なるレジとしての機能だけではなく、デジタル化で何を行いたいか、全体で決めることが重要です。また、スタッフが使いやすいインターフェイスなど、複数の観点から選定する必要があります。導入後の運用を考慮し、サポート体制も確認しておくことで、長期的に活用できるシステムを選ぶことができます。
高級飲食店のPOSシステムの選び方
- 使いやすい
- 導入したい予約システムや顧客管理システムなどと連携できる
- キャッシュレス決済の入金サイクルが短いものの方が良い
- オプション機能を確認する
- 初期費用と月額費用が最もリーズナブルなものを選択する
使いやすい
飲食店は、出入りが多い業種です。その度に操作方法を教える必要がありますので、使いづらいシステムであれば、教育コストが高くかかります。そのため、少しの教育誰でも使えるインターフェイスを持っているPOSシステムを選択することが重要です。
導入したい予約システムや顧客管理システムなどと連携できる
高級飲食店では、お客様の予約情報や過去の利用履歴を活用したきめ細やかなサービスが求められます。POSレジと予約システムが連携できることで、「到着済み」「会計済み」などの顧客ステータスが自動連携され、スムーズな接客が可能になります。また、POSレジやハンディーターミナルから予約や顧客情報を参照することができ、顧客ごとに最適なおもてなしをすることもできます。
特に「TableCheck」などの高級店向け予約システムと連携できるPOSレジを選ぶことで、ノーショー(無断キャンセル)削減や予約手数料削減、高度なEメールマーケティングによる既存客からの売上向上も期待できます。
キャッシュレス決済の入金サイクルが短いものの方が良い
高級飲食店でも現金以外の決済方法が増えている中で、キャッシュレス決済の入金サイクルは資金繰りに直結する重要な要素です。入金サイクルとは、キャッシュレス決済で受け付けた売上が現金として振り込まれるまでの日数・頻度を指します。
決済代行サービスによって入金サイクルは大きく異なり、最短で翌営業日入金のものから、月に1〜2回のものまであります。例えば、Square(三井住友銀行・みずほ銀行の場合)は最短翌営業日、Airペイは月6回などの違いがあります。キャッシュフローが心配であれば、候補に挙がっているPOSシステムと連携ができるキャッシュレス決済の入金サイクルを確認しましょう。
オプション機能を確認する
高級飲食店であっても、人手不足への対応や業務効率化のために様々なオプション機能が重要になっています。テーブルオーダーやモバイルオーダー機能があれば、お客様自身がスマホやテーブル上のタブレットで注文できるため、スタッフの負担軽減につながります。
POSシステムごとに用意されているオプション機能は異なります。単純は、基本プランの月額だけで比較するのではなく、欲しい機能を実装した際の初期費用と月額費用がいくらなのか確認することが重要です。
初期費用と月額費用が最もリーズナブルなものを選択する
最終的には、必要な機能を実装した際の初期費用(ハード購入費)と月額費用を比較し、最もリーズナブルに導入できるものを選択します。
また、初期費用は、高額になることも多いので、IT導入補助金などを活用することもポイントです。IT導入補助金はどのPOSシステムでも活用できるわけではありません。申請可能かは、POSシステムのホームページなどで確認しましょう。
高級飲食店におすすめのPOSシステムとは?
高級飲食店におすすめのPOSシステムを解説します。上記の条件を満たしたPOSシステムは、次の4つになります。
- スマレジ
- POS+
- NECモバイルPOS
- Poscube
それぞれ、キャッシュレス決済を、Square決済、楽天ペイ、エアペイなどを選択することで、入金サイクルを短くすることができます。
POSシステムの選定は、高級飲食店では欠かせない予約システムと連携ができることを重視して選定しています。これらのPOSシステムは、TableCheckとトレタどちらの予約システムにも連携ができます。
スマレジ
スマレジは飲食店向けの包括的なPOSシステムで、フードビジネスプランでは月額12,100円でPOSレジ機能とオーダーエントリーシステムを提供しています。飲食店向けモバイルPOSレジの中でも特に豊富な外部連携先を誇り、LINEミニアプリとも連携し会員カードを表示してポイント会員システムを構築できます。
TableCheckやトレタとの連携も可能で、予約情報と売上データの一元管理が実現できるため、接客の質を高めることができます。特に複数店舗を展開している場合、一括管理機能が充実している点も魅力です。シンプルな操作性でスタッフのトレーニング負担も少なく、高級飲食店でも導入しやすいシステムといえます。
POS+
POS+(ポスタス)は、業種特化型のPOSシステムで、特に飲食店向けには「POS+food」があります。自由度の高いPOSレジが欲しい飲食店向けのシステムで、独自のカスタムサービスを提供しています。セルフレジやモバイルオーダーなどを含めた独自の飲食店DXに取り組んでおり、主要な予約台帳システムにも対応しています。
TableCheckとの連携では、顧客ステータスの自動連携やPOS伝票データと予約システムの顧客情報の自動連携が可能です。導入前のトレーニングから導入後の365日サポートまで一貫したケアを行っていることも、高級飲食店にとって安心感につながります。高頻度のバージョンアップにより、常に最新のニーズに対応できる柔軟性も特徴です。
NEC モバイルPOS
NECモバイルPOSは、40年以上のPOS開発ノウハウを活かした使いやすさと充実した機能が魅力です。iPadを使用したクラウド型POSシステムで、月額制で最新機能を常に利用可能です。特に多店舗経営に適した一括設定機能を備え、24時間365日のサポート体制が整っています。
外部サービスとの連携も豊富で、全店舗の売上情報をリアルタイムで確認できます。年中無休24時間営業のサポートコールセンターが用意されているため、万が一のトラブル発生時にも迅速に対応でき、特に営業時間外のトラブルにも対応してくれる点は、サポートが手厚いです。1,500社以上の導入実績があり、大手から個人店まで幅広いニーズに対応可能な柔軟性も持っています。
Poscube
Poscubeは、POSレジとオーダーエントリーシステムが一体になった、飲食店向けのオールインワンタブレットPOSシステムです。多様なコースやセットメニュー注文など、高級飲食店の現場で使える機能が充実しています。導入時のヒアリングや操作トレーニングがあるので、はじめての利用でも安心です。iPadを端末として使用し、月額6,587円から利用可能です。
細かな売上分析機能を備え、予約サービスやホテルシステムなどの外部サービスとも連携できます。特に高級飲食店では、コースメニューの複雑な注文管理や特別なリクエストへの対応が求められますが、Poscubeではこれらを効率的に管理できる機能が充実しています。直感的な操作性で、スタッフの教育コストも抑えられる点もメリットです。
まとめ
高級飲食店向けのPOSシステム選びは、単なるレジ機能だけでなく、お客様体験を向上させるための総合的なツールとしての視点が重要です。本記事では、POSシステム選定のポイントとおすすめのシステムについて解説しました。
- 他システムとの連携性:TableCheckなどの予約システムと連携できれば、顧客情報の一元管理が可能
- 入金サイクルの短さ:資金繰りのためにSquareなど入金サイクルが短いものを選ぶと安心
- オプション機能の充実:テーブルオーダーやモバイルオーダー機能で人手不足に対応
特に、おすすめのPOSシステムは以下の4つです。
- スマレジ:外部連携が豊富で操作性に優れたオールラウンダー
- POS+:カスタマイズ性が高く飲食店DXを推進できるシステム
- NECモバイルPOS:40年以上のノウハウと24時間365日のサポート体制
- Poscube:オーダーエントリーシステム一体型で高級店のコース料理管理に強み
高級飲食店には、お客様の体験を最大化するためのツールとして、POSシステムの選定が重要です。お店の規模や運営スタイル、提供するサービスの特性を考慮し、最適なPOSシステムを導入することで、高級店ならではの洗練されたサービスと効率的な運営を両立させることができます。まずは複数のシステムを比較検討し、実際にデモや試用をしてみることをおすすめします。
最終更新日 2025年3月28日