飲食店のポスティング広告の使い方・活用タイミングとは？

飲食店でよく使われる集客方法の1つが、ポスティング広告です。インターネットで情報を収集していると、オンライン広告の情報が多いわけですが、店舗ビジネスは、インターネットを見ない店舗内の商圏にいる人の方が距離感的には近いので、集客もしやすいです。

オフライン広告の中で、直接住所にチラシを投函するポスティング広告は、商圏内の店舗の認知度を高めることができます。また、Googleの検索結果に表示されるテキスト広告やメディアに表示されるバナー広告と比較して、チラシが持続的に手元に残ります。ただし、興味を示さない人にもチラシを配布するコストがかかるデメリットもあります。

ポスティング広告とは？

ポスティング広告とは、指定した地域の住所のポストにチラシを投函してもらう広告のことです。

ポスティング広告のメリットは、オンライン広告ではリーチしない層にまでチラシが届きますので、特定の地域に絞り込んでの知名度を浸透させる力が強いです。また、自分でチラシを投函するよりも広域でチラシを配布することができますし、印刷から依頼した場合、経済的に配布まで完了することができます。

ポスティング広告を依頼する際は、ポスティング業者にチラシのデザインから印刷、配布を依頼します。または、自分でチラシのデザインをできる場合は、ラクスルやスプリントなどのネット印刷から申し込むと、安く配布することができます。また、10〜14日以上前に入稿すると、さらに料金が安くなることがあります。

飲食店がポスティング広告を使うタイミングは？

飲食店がポスティング広告を使う時は、開業時やイベントを開催する時です。チラシの投函は、それぞれの予定日の１〜２日前までに配布を完了させます。

飲食店がポスティング広告を活用すべきタイミングは、オープン（開業）、新年会、送迎会、歓迎会、忘年会、法要、冠婚葬祭、各種新規イベント開催等に行います。

飲食店がポスティング広告は、何部配布すれば良いのか？

飲食店の一般的なポスティングの反応率は、0.3~0.5%とされてます。つまり、1,000部配布するごとに、3~5組の集客が見込まれます。例えば、100組を予定した場合は、2万枚〜6万枚配布することになります。

しかし、この枚数の配布は、地域によっては、来店が可能な地域に配布可能な世帯が存在しないことも多いので、一般的には、1万枚程度を配布することが多いです。

飲食店のポスティングに使うチラシの内容はどのようなものにすれば良いか？

ポスティング広告の目的は、店舗の情報を知ってもらうことのほかに、来店してもらうきっかけを付与することです。どちらかの情報が欠損していると、「どんなお店が何をするのか？」が全く伝わらず、よくわからないチラシになってしまいます。

チラシに掲載すべき情報は、以下の通りになります。

• 店舗を識別できる情報（店舗名、住所、電話番号、営業時間、営業日）
• アクセス方法（主なアクセス方法、地図）
• お店の魅力（対象顧客にとって特にお店選びに影響すると考えられる要因）
• イベントの詳細（開催期日、来店すると何がお得なのかを明確に伝える）

チラシは手書きが良いか？Canvaなどのツールで作成した方が良いのか？

一時期チラシが流行っていましたが、アジでイメージが伝わる蕎麦屋や寿司屋などでは良いかもしれませんが、それ以外の業態の飲食店では、読みづらく、イメージも伝わらない可能性が高いです。そのため、画像でイメージを直接伝えた方が良い場合は、ツールでチラシを作成することをおすすめします。

チラシの作成は、従来はAdobe Illustratorなどの専門的なツールしかありませんでしたが、現在は、CanvaやAdobeExpressなど扱いやすいツールがあります。料金も月額1,000円帯のものなので、有料で導入するのが良いでしょう。SNSの画像加工にも使うことができます。

最終更新日 2024年10月6日