【回答】ホームページやウェブサイト制作費はなぜ高いの?

「ホームページを作りたいけど、費用が高くて驚いた」という声をよく耳にします。一方で、「WordPressなら無料で作れるんでしょ?」という誤解も広がっています。

実際のところ、なぜホームページの制作費はそれなりの金額になるのでしょうか?今回はその理由をわかりやすく解説します。

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目次

1. ホームページ制作費の大半は「人件費」

ホームページを作るには、サーバーの利用料やソフトウェアの費用もかかりますが、制作費の大半を占めるのは、デザイナーやライターといった専門家の人件費です。

「WordPressは無料だから、制作費もほぼゼロでは?」と思う方もいるかもしれません。確かにWordPressというシステム自体は無料で使えますし、デザインのベースになるテーマも格安で手に入るものがあります。しかし、それはあくまで「素材」が安いというだけの話です。

その素材を使って、実際に集客できる・営業力のあるホームページを仕上げるには、経験を積んだプロの手による構築と時間が必要になります。情報をただ掲載するだけなら費用を抑えることもできますが、訪問者に「問い合わせしたい」「買いたい」と思ってもらえるページを作るには、それなりの設計と表現力が求められます。その労力に対する報酬が、制作費の正体です。

2. ホームページの制作費はなぜ安く見えることがあるの?

SNSや比較サイトでは「ホームページ制作費の比較」をよく見かけますが、この比較がフェアでないケースが多くあります。

片方は「完成したホームページを納品するまでのトータル費用」なのに対し、もう片方は「サーバー代+デザインテーマ代だけ」という比較になっていたりするからです。サーバーとテーマを買っただけでは、ホームページは完成しません。自分で時間をかけてコンテンツを作り込む必要があります。

つまり、安く見える選択肢は「費用の代わりに自分の時間を使う」という構造になっています。制作を外注する場合は、その時間的コストをプロに委託していると考えると、価格の妥当性が見えてきます。

3. 保守費用とは何のためにかかるの?

ホームページを公開した後も、毎月15,000円〜20,000円程度の「保守費用」が発生することがあります。サーバー代は数百円〜数千円なのに、なぜこんなに高いの?と感じる方もいると思います。

保守費用とは、簡単に言うと「ホームページを安全に守り続けるための費用」です。近年はAI技術の進化により、ホームページへの不正アクセスや改ざんのリスクが高まっています。海外からのアクセスをブロックしているサーバーを使っていても、実際には攻撃を受けているケースがあります。

WordPressのようなシステムでは、放置していると古いバージョンのまま脆弱な状態になってしまいます。保守費用はこうしたリスクを防ぐための定期的なアップデートや、万が一問題が起きたときの対応も含まれています。「何もしていないのに請求される費用」ではなく、「何も起きないようにするための費用」と理解すると納得しやすいでしょう。

実際に保守費用を負担していない事業者から改ざんされてしまったことでの対策を依頼されるケースもありますが、リスクが高く、手間もかかるため、安価で対策をする事業者は稀です。ホームページを作る場合は、セキュリティ対策をセットで考えて作るようにしましょう。

4. 初期費用無料のホームページは何で利益を出しているの?

「初期費用0円!」を謳うホームページ制作サービスも存在します。これはどういう仕組みなのでしょうか?

多くの場合、制作にかかる人件費を削減するために、お客様から提供されたテキストや画像をほぼそのままテンプレートに当てはめる形で仕上げています。細かいカスタマイズや戦略的な設計は行わず、スピード重視で量をこなす形です。

そしてその代わりに、最低契約年数(例えば3年や5年)を設けた月額の維持費用に、本来かかるはずだった制作費を分散して上乗せしています。長い目で見ると、トータルの支払い額は決して安くないケースが多いので、契約前に総額をしっかり確認することが大切です。

5. 営業力の高いホームページを作るための3つのポイント

せっかくホームページを作るなら、しっかりと成果につなげたいですよね。ここでは、特に重要な3つのポイントをお伝えします。

5-1. 目的を1つに絞る

ホームページを訪れたお客様に「何をしてほしいか」を1つだけ決めましょう。よくあるのは「無料相談の申し込み」や「資料請求」です。

目的が複数あると、訪問者はどこに進めばいいか迷ってしまいます。「問い合わせもできるし、資料も請求できるし、メルマガ登録もできる…」となると、結局どれも選ばれないという結果になりがちです。1つに絞ることで、お客様の行動を促しやすくなります。

5-2. 自社の魅力をしっかり伝える

魅力とは、お客様にとっての「この商品・サービスを選ぶ理由」のことです。価格の安さ、対応の丁寧さ、実績の豊富さなど、自社ならではの強みを具体的に伝えることが、問い合わせや購入の動機に直結します。

「なんとなく良さそう」ではなく、「ここにお願いしたい」と思ってもらうためには、その強みをわかりやすい言葉で届けることが欠かせません。

5-3. 信頼してもらえる情報を盛り込む

同じようなサービスを提供する業者は世の中にたくさんあります。そのなかで選んでもらうには、「この会社は信頼できる」と感じてもらう必要があります。

たとえば、会社の所在地や代表者のプロフィール、これまでの実績や導入事例、お客様の声などが信頼の根拠になります。「どんな会社が運営しているかわからない」というホームページは、それだけで敬遠されてしまうことがあります。

6. まとめ

ホームページの制作費が高く感じる理由は、その大部分がプロの人件費だからです。安く見える選択肢も、自分の時間というコストがかかっていたり、月額費用に制作費が含まれていたりすることがほとんどです。

ホームページはただ作るだけでなく、「お客様に行動してもらえるもの」を作ることが大切です。目的を絞り、魅力を伝え、信頼を積み上げる設計ができているかどうかで、その後の成果は大きく変わってきます。

制作を検討する際は、費用の内訳や契約内容をしっかり確認したうえで、自社の目的に合ったパートナーを選ぶようにしましょう。

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この記事を書いた人

マーケティングプロデューサー、集客コンサルタント。大学卒業後、店舗マーケティングツールのASPにて、500店の顧客フォロー及び導入支援業務に従事。その後、2009年からコンサルティングを提供開始。助言だけではなく、対策もできるコンサルタントとして活動。主に、マーケティング関連のディレクション業務を行い、オウンドメディア運用、SNSキャンペーン、実店舗の集客支援を実施。

集客の専門家として、ミラサポや信用保証協会専門家、商工会専門家などの立場で事業主向けに助言業務を実施。また、リクルートや第一興行のメディアでSNSを使った集客の記事の監修。

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