楽天ぐるなびとは？飲食店経営者なら把握しておきたい主要グルメサイトの特徴

飲食店経営者の皆様、効果的な集客と販促にお悩みではありませんか？特に、ディナータイムの集客では、グルメサイトを選択しますが、サービスが無数にありすぎて、どれを選べば良いのかわからないことがあります。

本記事では、楽天ぐるなびの特徴や導入メリット、費用など、事業者視点での重要ポイントを詳しく解説します。サービス選びの参考にぜひご活用ください。

楽天ぐるなびとは？

楽天ぐるなびは、2023年10月に「ぐるなび」から名称変更された飲食店情報サイトです。楽天グループとの連携強化により、楽天IDとの連携が可能になりました。

飲食店情報提供だけでなく、ネット予約、デリバリー、テイクアウトなど幅広いサービスを展開しています。

楽天グループと提携し名称変更

楽天ぐるなびは、2023年10月2日より「ぐるなび」から名称変更された飲食店情報サイトです。この変更は、1996年のサイト開設以来初めての大きな転換点となりました。楽天グループ株式会社との資本業務提携により、両社の会員ID連携が可能になり、ユーザーにとってより便利なサービスとなっています。

楽天グループと連携し、集客を大幅強化！

楽天グループ株式会社とぐるなびの資本業務提携により、楽天IDとの連携が可能になりました。これにより、ネット予約時に楽天ポイントが貯まるようになり、楽天会員にとって魅力的なサービスとなっています。2023年8月時点で楽天ID連携会員数は750万を突破し、ネット予約件数の拡大による送客強化に貢献しています。

イートイン予約だけではない！デリバリーやテイクアウトにも対応ができる！

楽天ぐるなびは、飲食店情報の提供だけでなく、ネット予約、デリバリー、テイクアウトなど、幅広いサービスを展開しています。また、GoogleビジネスプロフィールやLINE公式アカウントの運用代行、多言語対応の店舗ページ作成など、飲食店のデジタルマーケティングを総合的にサポートしています。

楽天ぐるなびを導入するメリットとは？

楽天ぐるなびの導入は、大規模な顧客基盤へのアクセス、楽天ポイントによる集客効果、多様な集客ツールの活用など、飲食店にとって多くのメリットがあります。これらの特徴により、効果的な集客と販促が可能になります。

楽天ぐるなびを導入すると楽天エコシステムの顧客を集客できる

楽天ぐるなびを導入することで、楽天の1億人以上の会員基盤を活用し、幅広い顧客層へのアプローチが可能になります。楽天グループが展開する70以上のサービスと連携することで、「楽天エコシステム（経済圏）」における飲食店予約サイトとしてのプレゼンスを確立・拡大できます。これにより、従来のぐるなびユーザーだけでなく、楽天の多様なサービス利用者にもリーチできる可能性が広がります。

楽天ポイントによる集客効果

ネット予約時に楽天ポイントが貯まるため、ポイント志向の顧客を惹きつけることができます。楽天ポイントは、楽天市場やその他の楽天グループサービスでも利用可能なため、ユーザーにとって魅力的なインセンティブとなります。これにより、新規顧客の獲得だけでなく、リピーター化も期待できます。また、ポイント還元率を調整することで、閑散期の集客促進や特定メニューの販促にも活用できます。

多彩な連携により様々な集客チャネルから直接予約を獲得できる

楽天ぐるなびは、多様な集客チャネルと連携して予約数を増加させる効果的な戦略を展開しています。楽天IDとの連携により500万人以上の会員基盤を構築し、ネット予約、SNS、Googleビジネスプロフィールなどを活用して幅広い顧客層にアプローチしています。さらに、多言語対応や訪日外国人向けサービスも提供し、飲食店の集客と予約獲得を総合的にサポートしています。

楽天ぐるなびを導入するデメリットとは？

楽天ぐるなびの導入には、予約手数料の発生、競合店舗との差別化の必要性、運用管理の手間などのデメリットがあります。これらの課題を理解し、適切に対応することが重要です。

予約手数料の発生

ネット予約には予約人数に応じた手数料が発生します。具体的には、スタートプラン（無料プラン）の場合、ランチは1人あたり41円、ディナーは1人あたり205円の手数料がかかります。

有料プランでは手数料が若干安くなりますが、それでも一定のコストがかかります。この手数料は、売上から差し引かれるため、利益率に影響を与える可能性があります。特に客単価の低い店舗や、利益率の低いメニューを提供している店舗では、この点に注意が必要です。

競合店舗との差別化の必要性

多くの飲食店が掲載されているため、独自性を出すための工夫が必要になります。楽天ぐるなびには多数の飲食店が登録されているため、単に掲載するだけでは埋もれてしまう可能性があります。

効果的に集客するためには、魅力的な店舗ページの作成、適切なキーワード設定、定期的な情報更新など、継続的な努力が求められます。また、有料プランを利用して上位表示を狙うなど、戦略的なアプローチも検討する必要があります。

運用管理の手間

店舗情報や予約状況の定期的な更新など、継続的な管理が必要となります。楽天ぐるなびを効果的に活用するためには、メニュー情報の更新、予約状況の管理、顧客レビューへの対応など、日々の運用管理が欠かせません。特に、複数の集客ツールを併用している場合は、それぞれのプラットフォームで情報を一貫させる必要があり、管理の手間が増えます。また、キャンペーンやイベントの告知、季節メニューの更新など、タイムリーな情報発信も重要となるため、定期的なチェックと更新作業が必要になります。

楽天ぐるなびの独自の機能の詳細

楽天ぐるなびは、楽天IDとの連携、ネット予約システム、多言語対応など、多様な機能を提供しています。これらの機能を活用することで、効果的な集客と店舗運営が可能になります。

• 楽天IDとの連携による会員情報の活用
• ネット予約システムの提供
• 楽天ポイントの付与・利用機能
• 多言語対応の店舗ページ作成
• デリバリー・テイクアウトサービスの展開
• 「ぐるなび台帳」による顧客情報管理
• ネット予約クーポンの発行機能
• 無断キャンセル保険の提供（ベーシックプラン）
• AI技術を活用した次世代食体験の提供

楽天ぐるなびを導入した場合の費用

楽天ぐるなびの導入費用は、選択するプランによって異なります。基本的な機能を無料で利用できるスタートプランから、高度な機能と優先表示が可能なベーシックプランまで、ニーズに合わせて選択できます。

楽天ぐるなびの各種プランと機能の違いを以下の表にまとめました。

機能	スタートプラン	ライトプラン	ベーシックプラン
月額費用	¥0	¥11,000	¥33,000
楽天ぐるなびページ掲載	○	○	○
ネット予約	○	○	○
Googleビジネスプロフィール登録運用代行	○	○	○
LINE公式アカウント管理代行	○	○	○
楽天ぐるなび外国語版ページ掲載	○	○	○
台帳機能	×	○	○
付与ポイント選択	×	○	○
ネット予約クーポン	×	○	○
ディスプレイ広告	×	×	○
無断キャンセル保険	×	×	○
営業サポート	×	×	○

スタートプラン（基本機能のみ）

• 月額費用：0円
• 予約手数料：ランチ41円/人、ディナー205円/人

スタートプランは、基本的な店舗情報の掲載とネット予約機能を無料で利用できるプランです。初めて楽天ぐるなびを利用する店舗や、コストを抑えて始めたい店舗に適しています。ただし、予約手数料が他のプランと比べて高めに設定されているため、予約数が多い店舗では注意が必要です。

ライトプラン（基本機能＋予約強化）

• 月額費用：11,000円
• 予約手数料：ランチ11円〜/人、ディナー55円〜/人

ライトプランは、基本機能に加えて予約機能が強化されたプランです。予約手数料が大幅に減額されるため、予約数の多い店舗にとってはコスト削減につながります。また、コース予約機能や顧客管理機能「ぐるなび台帳」の利用が可能になり、より効率的な店舗運営をサポートします。

ベーシックプラン（基本機能＋予約強化＋PR強化）

• 月額費用：33,000円
• 予約手数料：ランチ11円〜/人、ディナー55円〜/人

ベーシックプランは、最も充実した機能を提供するプランです。ライトプランの機能に加えて、サイト内での優先表示やディスプレイ広告の利用が可能になります。また、無断キャンセル保険や専任の営業担当者によるサポートも提供されるため、積極的に集客を行いたい店舗や、楽天ぐるなびを最大限活用したい店舗に適しています。

※予約手数料はユーザーの予約方法により変更の可能性があります。

まとめ

楽天ぐるなびは、飲食店の集客と販促を総合的にサポートする強力なグルメサイトです。楽天グループとの連携により、大規模な顧客基盤へのアクセスや楽天ポイントを活用した集客が可能になりました。

一方で、予約手数料や運用管理の手間など、導入にあたっては考慮すべき点もあります。各プランの特徴や費用を十分に理解し、自店舗のニーズに合わせて最適なプランを選択することが重要です。楽天ぐるなびを効果的に活用することで、集客力の向上と業績アップにつながることが期待できます。

最終更新日 2024年11月26日