集客とマーケティングの違いとは?それぞれの考え方と使い方

Webマーケティングという言葉があれば、Web集客という言葉もあります。
これらの言葉の意味にどんな違いがあるのかわかりづらい。

業界内でも混在して活用されるのが、集客とマーケティングです。これらの意味の違いについてよくわからない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、次の項目について紹介したいと思います。

  1. 集客とマーケティングの違いとは?
  2. 集客を成功させる、マーケティングの運用方法

集客とマーケティングの違いとは?

マーケティングの代表的な定義は、アメリカマーケティング協会が標準とされています。

Marketing is the activity, set of institutions, and processes for creating, communicating, delivering, and
exchanging offerings that have value for customers, clients, partners, and society at large.


マーケティングとは、顧客、依頼人、パートナー、社会全体にとって価値のある提供物を創造・伝達・配達・交換するための活動であり、一連の制度、そしてプロセスである。

アメリカマーケティング協会 2007年

マーケティングの定義は、時代と環境によっても異なります。

そのため、マーケティングとは、「商品を開発から流通、広告宣伝を通して、販売数を最大化する一連のプロセス」と小さく解釈されているものもあれば、「マーケティングとは社会が抱える問題・悩みの解決方法の提示だ。」と大きく解釈されているものもあります。

集客はマーケティングの一部である。

マーケティングには、マーケティングミックスという考え方があります。代表的なものには、4Pがあり、Product(商品開発)、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の4つの視点でマーケティング戦略を構築するというものです。

集客とは、販売促進のことで、広告などのコミュニケーションを通して、客数を増やすことです。

そのため、WebマーケティングとWeb集客では以下のような意味の違いがあります。

  • Webマーケティング:Webの仕組みを活用した販売数を最大化することを目的にした一連の施策
  • Web集客:Webの仕組みを活用した客数を増やすことを目的にした一連の施策

集客だけではなくマーケティングに注目することが重要になった理由とは?

従来は、魅せ方を工夫することでモノが売れる時代がありました。

しかし、令和2年に実施された総務省「通信利用動向調査」によると、96.1%がモバイル端末を保有しています。そのため、簡単に情報を検索することができ、それぞれの尺度で情報を吟味できる環境になっています。

また、従来は、卸売・小売を仲介しており、直接コンタクトをとることがなかったメーカーとエンドユーザーが、コミュニケーションをとることができる環境となっており、よりエンドユーザーに喜ばれる商品開発が可能になりました。

そのため、ただ既存の商品・サービスの情報を伝えるだけの集客だけではなく、コミュニケーションのデータを元に商品・サービスを魅力的に改善するマーケティングも非常に重要になりました。

集客だけでは太刀打ちできないケースも増えてきました。

例えば、大手ドラッグストアでは、常備薬や生活雑貨だけではなく、お弁当や肉・野菜まで販売している店舗もあります。これらに併設している薬局では、買い物ついでの処方箋の回収が可能です。ウェルシアの調剤部門をみてみると、堅実に処方箋の受け取り枚数を伸ばしています。

集客を成功させる!マーケティングの運用方法とは?

集客とは、マーケティングの一部であることから、最初から集客ばかりに着目すると、小さな成果しか獲得できないことがあります。

これは当たり前と言われれば当たり前で、商品・サービス自体の魅力度がそのままであることが多いからです。マーケティングの対策を実施している競合は、魅力度が向上していますので、いくら集客しても、「A店は知っているけれど、やっぱりB店だよね!」となってしまいます。

そのために、集客を始める前にマーケティングを考える必要性があります。

【ポイント1】ターゲティング

対象にすることで、売上を最大化できる顧客像を設定します。この顧客像をペルソナと呼びます。ペルソナの設定には、市場の大きさ、家族・企業などの小さな集団に影響力の大きさを考慮して設定します。

年齢だけではなく、世帯収入、1週間を通した行動、家族構成、価値観などを具体化しておくと、的確なマーケティング戦略を立案できます。

【ポイント2】現状を把握する。

ターゲティングにも併設されるポイントではありますが、顧客を取り巻く現状を理解することが重要です。例えば、忘年会の開催であっても、どのように意思決定を幹事がしているのかを知らないと、忘年会開催の土壌に立つこともできません。

意思決定の傾向を知ることによって、適切な付加価値付けと集客を行うことができます。

【ポイント3】勝ちの状況を定義する。

マーケティングでは、最終目標指標(KGI)を設定することが重要視されていますが、そうなるためには、どのようなことが起こっているのかを定義することはもっと重要です。

集客のサクセスパートナーでは、これを勝ち筋と呼んでいます。勝ち筋を作るためには、提供する商品やサービスだけではなく、ペルソナが興味を持つ可能性が高いものと掛け合わせて利用動機を重点的に作り上げることが重要です。

集客する方法とは?代表的なオンライン・オフラインの方法

マーケティングを事前に行い、いよいよ集客です。集客では、お店やビジネスの価値を知ってもらい、行動を引き起こすことで発生します。

ターゲティングされた対象顧客の行動を中心に、オンラインだけではなくオフラインの集客方法を組み込んで対策を実施します。

<オンラインの代表的な集客方法>

  • SEO:Googleなどの検索エンジンでWebサイトを露出させる手法。検索行動を行ういますぐ客の問い合わせや購入を誘発する。
  • リスティング広告:Googleなどの検索結果の上部に広告を表示し、集客する方法。SEOよりもいますぐ客の集客では正確性・即効性が高く、表示させるページを選択できる。
  • MEO:Googleマップの検索結果で店舗などのマイビジネスページを上位表示させる方法。屋号検索などでは必ずマイビジネスページが表示されるため、店舗では必ず対策する集客手法。
  • Webサイト:Webサイトに訪問した人にお問い合わせや決済などの行動を促す集客方法。
  • SNS:Twitter、TikTok、Instagram、PinterestなどのSNSを運用して露出する方法。それぞれのアルゴリズムを理解することが重要。
  • メールマガジン:メールでユーザーにアプローチし、集客する方法。Webメディアを運用して興味関心の度合いの高いユーザーを集めることが成功の鍵。30代以上では特に有効。
  • LINE公式アカウント:個人向けLINEアカウントにメッセージを配信し、集客する方法。30代以下をターゲティングする場合は、メールマガジンよりも効果が高い。
  • ディスプレイ広告:ウェブサイトやスマホアプリの広告枠に広告を表示し、集客する方法

<オフラインの代表的な集客方法>

いわゆるアナログ的なものを好む人をペルソナとして設定したら、オフラインでのやり方の方が情報がリーチします。

  • 看板・外観:何屋であるのかを伝え、所在地を伝える方法。人通りが多い立地の店舗ほど有効。
  • ポスティングチラシ:チラシを配布して集客する方法。商圏内の認知度が低い時に特に有効な認知度拡大施策。立地が悪い時は、特に試したい集客方法。
  • ポスター:道の駅や高速道路のサービスエリアなどの集客施設に大判のポスターを設置する方法。
  • セミナー:テーマを決定してセミナーを実施する方法。特に関心度が高い人を対象にしているので、顧客1人あたりの利益額が高いサービスでは頻繁に実施されている。

集客はやりっぱなしではなく、それぞれの施策を指標管理し、うまくいっていない原因を特定、改善を繰り返すことが重要になります。

集客もマーケティングも可能な限り相談した方が良い

マーケティングから集客を立案し、実行するプロセスが重要であることを紹介しました。商品やサービスによっては、ターゲティングされる年代が異なります。つまり、顧客行動も異なり、マーケティング戦略も異なります。

集客に困っている時は、特に1人で問題解決を図ろうとする人が多いのですが、そもそも現状把握ができていないから集客に困っているのであり、専門家などに相談することがおすすめです。

集客のサクセスパートナーでは、店舗ビジネスからスモールビジネスのマーケティングのコーチング、集客施策の実行支援を行っています。是非、お気軽にご相談ください。