SEO(検索エンジン最適化)とは

SEOとは

SEOとは、Webマーケティングといえば、リスティング広告やSNS運用と並んで名前が挙がるほどのメジャーなマーケティング手法です。

結論からいうと、SEOを成功させることで膨大な成果を得ることができますが、他のマーケティング手法より費用がかかり、長期的な対策になります。自分で全て構築する場合は、時間単価のみですが、ライターを外注し、それなりの規模を作るとなると、最低でも200万円以上は見た方が良いです。

そのため、他のマーケティング手法と同時平行で実施するマーケティングです。

ここではSEOを検討している経営者やマーケティング担当者向けにどのような対策なのかを解説したいと思います。

SEOとは

SEO(Search Engine Optimization)とは、日本語では検索エンジン最適化と言います。

検索エンジンとは、Yahoo! JAPANやGoogleを指しますが、現在ではシェアが7割を超えていることから対策の対象としてはGoogleを指すことがほとんどです。そして、最適化とは、目標達成に十分な域まで対策することを意味し、大雑把に説明すれば、「SEOとは目標達成に十分な検索エンジンへの対策」を意味します。

SEOを行う意義は、お客様になってくれそうな人々であるリードを獲得することです。リードに閲覧されないメディアやWebサイトはマーケティングの能力がなく、広告に依存するしかありません。そこでSEOを行い、Googleなどから無料でリードを獲得することができます。

また、SEOはキーワードを検索したリードを集めます。つまり、検索する必要性を自覚しているリードを集めるのであって、自覚のない潜在ニーズを持っているリードは集めることができません。

狭義のSEO

Googleの特定のキーワードで上位に表示させるテクニックのことを指します。

例えば、「マーケティングオートメーション」などのキーワードで上位に表示することができれば、ツールの導入を検討する人たちがページを閲覧し、検討に入ります。

そして、キーワード検索で100位にも入らなければ(正確には10位に入らなければ)、そのキーワードからアクセス数を獲得することができません。なので、狙うキーワードではできる限り自分のメディアやWebサイトが上位に表示されるように対策することが必要です。

広義のSEO

オウンドメディアやWebサイトを運用する目的は、検索で上位表示することではありません。そのほとんどはリードの獲得が目的であり、リードの流入経路は、特定キーワードのみに限りません。

目的を実現するための手段としてのSEOは、検索エンジン全体から目標達成に十分なリードを収集することです。例えば、「集客」「BtoBマーケティング」「営業」「セールス」などの関連したキーワードからもリードは獲得できます。

現在では、特定のキーワードに固執しても結果が伴わないことが多いため、メディアを運用して複数のキーワードを狙うことが一般的です。

MEOとの違い

最近良く耳にするのが、MEO(Map Engine Optimization)です。こちらは、ローカルSEOとも呼ばれ、最大の違いは、SEOはWebページを対象にした検索の最適化ですが、MEOは、Googleマイビジネスで制御するビジネスリスティングの検索の最適化です。

そのため、SEOでは、Webサービスの検索結果を含みますが、MEOでは、Webサービスの検索結果を含みません。

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MEOとは?SEOとの違いと基本的な対策

SEOと他のマーケティング手法との比較

Webマーケティングを検討する時に、優先順位をつける必要があります。これは、マーケティングの予算に制限があるからです。

リスティング広告との比較

リスティング広告は、Google広告やYahoo!広告の検索連動型広告を指します。特定のキーワードで検索した時に、目立つ領域が広告枠として設けられており、入札価格と品質ランクのスコアの評価が高い広告が上位に表示される仕組みです。

リスティング広告のメリットは、広告を設定すれば即座に目的キーワードで上位表示が可能です。また、SEOに比べると準備が少ないため、実はSEOに比べると少ない費用で最初の顧客を獲得することができます。

そのため、BtoB向けのWebサービスや単価の高いBtoC向けの商品では、プレスリリースをした上で、リスティング広告を主軸にしてマーケティングを行います。

GoogleマップSEO(MEO)との比較

 

特定の検索クエリでは、上部にGoogleマップが表示され、3つのビジネスの情報が表示されます。この部分をローカルパックと呼び、検索キーワードや自分が今いる地点を起点に表示結果が異なります。

当然、ローカルパック内の3つのビジネスの中に頻繁に表示された方が認知される良いチャンスに恵まれます。ここでの検索結果の対策をGoogleマップSEOと呼びます。

メリットは、例えば、「新宿 ラーメン」などの検索結果では食べログなどの予約サイトやまとめサイトが上位に表示されますが、GoogleマップSEOでは検索結果は競合のみです。店舗ビジネスの場合は、対策が必須です。

しかし、屋号の検索数やクチコミの数の影響が大きいため、GoogleマップSEOのみを対策することはまずありません。SNS、ポスティング広告、テレビCMなどを活用した上で、顧客に喜ばれる商品提供をした結果、対策ができていることが多いです。

具体的なSEOのプロセス

以前は、被リンクが重視されていましたが、現在ではコンテンツが重視されています。ただし、被リンクは必要ではなくなったという意味ではなく、信頼性の高いドメインから得られるリンクは絶大なSEOの効果を発揮します。

SEOはマーケティングの一環です。そのため、無闇にアクセス数を増やせば良いわけではなく、獲得したいリードを集めることができる検索キーワードを選択し、そのキーワードで上位表示できるコンテンツを作る必要があります。そして、最初から良い順位は獲得できませんので、順位を計測しつつ、書き直しや加筆を行い、順位の向上を目指します。

<SEOのプロセス>

コンテンツの制作

  1. ペルソナの設定をする
  2. キーワードの選定をする
  3. コンテンツの制作をする
  4. コンテンツの編集をする
  5. 結果からコンテンツの改善を行う

被リンクの獲得

  1. プレスリリースの実施
  2. 専門メディアへのエース社員の露出
  3. 複数メディア運用

ペルソナの設定をする。

ペルソナとは対象を具体的な人物像にしたものです。ペルソナはターゲティングを行う際によく作られます。この場合、獲得したいリードは誰なのかを具体的に設定します。

ペルソナを設定することで、チーム内でのターゲットのイメージを共有することができます。ペルソナは1人ではなく、リードになりえる人々のパーターン分だけ用意すると幅広くコンテンツを制作することができます。

キーワードの選定をする。

キーワードを選定は、リードを選んでいることにも繋がるSEOでは基幹になる作業です。リードが集められるキーワードであることに加えて、それぞれのキーワードには月間検索ボリュームが相応にあることが求められます。あまり、難易度も高いキーワードを選定するのも得策ではありません。

検索ボリュームとは、月にどの程度検索されているかを表した指標です。上位表示したキーワードの合計検索ボリュームを超えるリードは物理的に獲得できません。

そのため、検索ボリュームの合計が獲得したいリード数を大きく超えるようにキーワード数を選定していきます。そのキーワード数だけコンテンツ数は最低でも必要ということになります。

関連記事:検索ボリュームとは?SEOのプランニングには是非調査しておきたい重要指標

コンテンツの制作を行う。

コンテンツは、現在の検索順位の高い記事を分析して、どのような構成にすれば良いのかをまずまとめます。

コンテンツを外注する場合は、何をどのように書けば良いのかを具体的に指示します。また、メディアやWebサイトに統一感を持たせるため、マニュアルも用意します。

SEOでコンテンツに求められる役割は、リードの獲得に繋がるようなわかりやすさと適切なキーワードでインデックスされるように書くSEOライティングを行うことです。

関連記事:SEOライティングとは?SEOで成果を出すために知っておきたいポイント

コンテンツを編集する。

外注した場合は、編集に時間をかける必要があります。理由は、誤字脱字や文章を読みやすくする目的の他に、掲載されている情報が間違っていないか、そして他所のサイトのコピーではないかを確認することです。

コンテンツにはオリジナリティーが求められており、重複が多いコンテンツは、検索結果から除外されます。これはサーチコンソールに該当URLを入力することで確認できます。

Googleは、信頼性の高い検索結果を目指しています。正確な情報を伝えることを意識することで、自然な被リンク(ナチュラルリンク)の獲得にも繋がります。

複数の人の目を通して編集されたコンテンツにした後に公開します。

検索結果からコンテンツを改善する。

公開されたコンテンツは、クローラーの巡回後、検索エンジンにインデックスされます。サイトマップを用意し、コンテンツの公開に合わせてGoogle側にping送信を発信するようにすると、この期間を短縮化することができます。

順位は最初から良い結果にはなりません。改善を繰り返して順位を上げていくのもSEOでは重要な作業と言えます。

この作業を行うためには、まず順位を把握する必要があります。これはSEOツールを導入し、Webサイトを登録することで計測可能です。日本では幅広く使われているソフトウェアのGRCや総合SEOツールのSERankingを利用することでこれも可能です。順位を把握した後に、情報量を増やしていきます。この時、キーワードの検索意図から大きく離れた情報は、検索ユーザーにとっても無駄に近いため、視点に立って情報を増やしていかなければなりません。

プレスリリースの実施。

プレスリリースは、新しい製品やサービスができた時の広報の手法ですが、調査結果も公開することができます。例えば、特定のテーマに関するアンケートの調査結果をオウンドメディアにまとめ、プレスリリースを配信することで、その調査結果は様々なメディアに掲載されます。

この時に、調査結果へのSEOにはほとんど効果がないnofollowが設置されたリンクが設置されたり、社名がメディアに掲載されます。これ自体は、直接SEOへの効果は望めませんが、様々なメディアで自社のオウンドメディアに関する話題が取り上げられることが注目に繋がり、結果として、新しい流入が増えたり、別のオウンドメディアからの被リンク獲得につながります。