MEOとは?SEOとの違いと基本的な対策

MEOという言葉を2018〜2019年頃からよく耳にするようになりました。実は、言葉自体は、2009年頃から密かに使われていたのですが、この言葉自体が正確なマーケティング用語ではなかったことや位置によって違う検索結果が表示されるようになったのは割と最近のことなので、急激に耳にするようになりました。

MEOとは、Map Engine Optimizationを略した言葉で、Googleマップを対象にしたビジネスリスティングの順位を最適化する対策のことです。本来であれば、ローカルSEOと呼ばれ、GoogleマップSEOと呼ばれることもあります。

MEOとSEOとの違いとは

SEOではWebページを対象にしていますが、MEOは、Googleマイビジネスで編集されるビジネスリスティングを対象にしています。

MEOは、特に店舗系ビジネスでは効果の高い対策と言われております。これは、「地域名 × ホテル」や「地域名 ×ラーメン」などのキーワードでは、Googleの通常の検索結果では予約サイトやまとめ記事が混在している上に、上位を占められており、一般店舗のWebサイトは、SEOでは露出が難しいからです。

Googleマイビジネスでは、ユーザーからのクチコミ、評価の他に、住所、営業時間、カテゴリ、ビジネスの詳細、サービス内容などを登録することができ、画像やストリートビューなどを登録することができます。これは、ビジネスオーナーだけではなく、ユーザーも登録することが可能です。

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MEOの効果

では、MEOを行うことでどのような効果を得ることができるのでしょうか?具体的には、Googleの通常の検索結果とGoogleマップに影響します。

行くことを目的にしたGoクエリで検索すると、Googleの検索結果では、クエリと関連性の高いビジネスを紹介した地図とその中でも上位に表示されている3つのビジネスを紹介している箇所があります。この箇所をローカルパックと呼び、SEOよりも目立つことがわかります。

例えば、渋谷でレストランを探しているとします。検索結果は以下のように表示されます。ただし、今いる地点によっては、この検索結果は変わります。当然ですが、今から行きたいわけですから、現在地から遠いのは好ましくないからです。

また、Googleマップで検索すると、より多くの選択肢が並びます。4位以下も表示され、数多くの選択肢から選ぶことが可能です。

MEOを説明する際、ローカルパックの方に表示されるメリットが大きく取り上げられがちですが、実際は、マップ経由の閲覧数の方が圧倒的に大きくなります。

では、どのようにすれば、MEOを対策することができるのでしょうか?

MEOを実行する

MEOで注意するべき点は、マーケティングの結果だけが反映されるわけではないことです。飲食店でも美容室でも、実際体験してみた結果がクチコミに書き込まれますし、評価もされます。実物が期待値以上であるように、提供する商品やサービスの品質の向上ありきのものです。

MEOでは、さまざまなランキング要素がありますが、大きく分けると次のように分類することができます。

  1. 距離
  2. 知名度・人気度
  3. 関連性

Goクエリを考えていただくとわかりやすいのですが、唐突にレストランを検索する時は、外出しており、スマホやタブレットなどのモバイル端末で検索していることが多いです。

その地点から周囲で良いレストランを検索しているわけですので、当然距離的に近いことが求められます。(距離)

そして、検索した結果が良いお店でなければ、次にその手段でレストランを探さなくなります。そのため、人気であり、有名店であれば、優先的に表示されることも納得です。(知名度・人気度)

そして、レストランを検索しているのに、食堂やカフェなどが上位に表示されるのもニーズに合っていません。レストランで検索されれば、レストランが表示されることが求められます。(関連性)

当然、距離の対策は、検索される地点ごとに結果が異なります。そのため、繁華街の駅前に移転するぐらいしか対策は存在しませんので、実際に対策できるのは、知名度・人気度と関連性になります。

知名度・人気度

公式ページでは以下のように取り上げられています。

ビジネスについてのウェブ上の情報(リンク、記事、店舗一覧など)も知名度に影響します。Google でのクチコミ数とスコアも、ローカル検索結果のランキングに影響します。クチコミ数が多く評価の高いビジネスは、ランキングが高くなります。ウェブ検索結果での掲載順位も考慮に入れられるため、検索エンジン最適化(SEO)の手法も適用できます。(Google のローカル検索結果の掲載順位を改善する グーグルマイビジネスヘルプ)

つまり、対策できることとしては以下のことが挙げられます。

  • 様々なWebサイトでお店の情報を取り上げてもらう。
  • ブロガーにお店のレビュー記事をアップしてもらう。
  • クチコミの件数を増やす。
  • クチコミの評価を上げる。
  • WebサイトのトップページのタイトルにGoクエリを含める。

これに加えて、実際にそのお店が検索されている回数が多い方が知名度が高いと判断できますので、オフラインのマーケティングやSNSで話題性を作ることも効果があると考えられます。ちなみに、競合と比較する方法としては、Googleトレンドを活用する方法があります。

「WebサイトのトップページのタイトルにGoクエリを含める。」というのは、「レストラン×地域名」で検索されたい場合は、これらを屋号と一緒に含める必要性があるということです。SEOでの検索順位が影響することは、Goクエリを最低でもタイトルに含めないと上位表示ができないためです。

関連性

関連性とは、検索語句とローカル ビジネス プロフィールが合致する度合いを指します。充実したビジネス情報を掲載すると、ビジネスについてのより的確な情報が提供されるため、プロフィールと検索語句との関連性を高めることができます。

つまり、Googleマイビジネスで対象にしているクエリと関連性を高める情報を入力しなければならないということです。

例えば、適切なカテゴリーを選択するのもそうですが、ビジネスの説明にもできるだけ詳しく提供しているサービスを紹介します。

MEOでやらない方が望ましい行為

Googleのローカル検索の結果は公平性が重視されています。そのため、ユーザーを混同させる行為や金銭などで人為的に順位を上げる行為は行なってはいけないものとされています。具体的には以下の要素が挙げられます。

マーケティングを目的としたビジネス名

キーワードを列挙して検索を優位にしようとするのは、マップ検索の結果を妨害する行為に該当します。多くの場合は、ユーザーによって修正されますが、通報により削除の対象にもなります。

金銭授受によるクチコミの購入

MEO業者が、大量にGoogleアカウントを保有しており、実在しない人名でクチコミを星5でつける行為です。これらのアカウントの特徴は、ほとんどがアイコンが非表示であり、クチコミの件数も1件ないし2件であり、ある一定の期間に集中してつけられます。

歯科医院や整体院で広く使われていると思われる行為ですが、これは禁止されているなりすましの行為に該当します。

金銭に該当するものの同じことです。例えば、クーポンと引き換えにクチコミを書いてもらうことがそれに該当しますが、事実、それを行なっていると判定することは難しいと思われます。同じ地点から複数のアカウントでクチコミが投稿されたとしても、クチコミを書くように促すこと自体は認められているため、不自然ではないからです。

まとめ

MEOの対策を行うのがブームになっていますが、そもそも権威のあるサイトやブロガーに紹介されるような実際の人気が伴っていなければ、飛躍的に順位を改善することが難しいため、最も実施が必要なMEOは、顧客の利益になるようなサービス向上です。