飲食店におすすめのモバイルオーダー6選-モバイルオーダーの導入メリットを解説
モバイルオーダーとは、QRコードでその店舗のデジタルメニューブックにアクセスすることができて、そこから直接注文ができる仕組みのことです。店内飲食、テイクアウトの予約やフードデリバリーの注文にも使われ、キャッシュレス決済と連携することで、決済もすることができます。
モバイルオーダーを導入するメリットとは?
モバイルオーダーは、店内飲食、テイクアウト、フードデリバリーそれぞれにメリットがあります。
お店側のメリットは、自動で注文を受け付けることになりますので、忙しいホールのスタッフの負担を減らすことができます。
お客様側のメリットは、なかなかオーダーを取りに来てくれないスタッフを待たずにオーダーを直接することができることや、テイクアウトやデリバリーでは、電話などがなかなか繋がらないお店にも、電話が繋がることを待たずに注文することができます。
モバイルオーダーが店内飲食に与えるメリットとは?
モバイルオーダーを導入することで、特にホールが忙しく、オーダーが間に合っていない飲食店の効率性を上げることができます。
お客様にスマホ操作をしてもらうことになるため、券売機と異なり、メニューブックを使った通常のオーダーをなくすことはできませんが、オーダーの順番待ちを軽減する効果が見込まれ、生産性を向上させることができます。
また、モバイルオーダーで効率化に成功した場合、1人あたりにかけることができる接客の時間を増やすことができます。
これにより、おすすめのメニューを紹介するコミュニケーションの時間が増え、お客様の次回の来店意欲を高めることが期待できます。
モバイルオーダーがテイクアウトに与えるメリットとは?
オンラインで予約ができるようになったり、事前決済ができるようになったりするので、注文を受け付ける手間を省くことができます。
その上で、キャッシュレス決済機能を付与することで、店舗側は時間までにメニューを用意してお客様に受け渡すだけになります。
モバイルオーダーがフードデリバリーに与えるメリットとは?
この場合は、自店舗でいわゆる出前として運用することになります。テイクアウトと同様に、自動で注文が入り、決済も済んでいるので、料理ができたら、指定された住所にメニューを運ぶだけです。
しかし、出前館やUberEatsと違って、配達を自分でしなければならず、また注文をコントロールすることができないため、実質は、モバイルオーダーの機能でフードデリバリーを使うことはありません。
モバイルオーダーを導入するデメリットとは?
モバイルオーダーを導入するとメリットばかり起こると思われますが、逆にデメリットが大きくなる店舗もあります。
例えば、調理に時間がかかり、提供に制限を設ける必要があるお店などでは、モバイルオーダーは馴染みません。
また、小規模なお店では、人間的な繋がりが魅力の1つとされていることがあります。これが、モバイルオーダーを導入することで、機械的な対応になる可能性がありますので、導入する場合は、顧客とのコミュニケーションの方法をしっかり考えないと、料理だけで勝負するお店になってしまいます。
モバイルオーダーを選ぶ方法とは?
モバイルオーダーは、単独で導入することはほとんどありません。POSレジと連携して使い、注文が入ったら、キッチンのディスプレイやプリンターに表示されるようにします。
つまり、今使っているPOSレジと連携するものを導入します。また、モバイルオーダーを使ってキャッシュレス決済をする際には、POSレジとサービスを合わせることで手続きを簡略化することが期待できます。
また、モバイルオーダーでは、外国人が多く訪れるお店では、日本語が読めないので、自動翻訳機能がついていることが重要視されます。
飲食店におすすめのモバイルオーダー6選
モバイルオーダーは、前述の通りキャッシュレス決済やPOSレジと連携して使います。そのため、現在使えるPOSレジで連携ができるサービスから選ぶ必要性があります。
①funfo(フンフォ)
funfoのモバイルオーダーは、簡単に導入できる店舗用アプリで、専用のPOSレジも利用料無料から使うことができます。
小規模な飲食店が、初めて店内DX化を図る上では、オールインワンでサービスが組み込まれていますので、迷わずに進めることができるサービスです。
店内飲食、テイクアウト、デリバリー用のモバイルオーダーを使うことができ、LINEミニアプリとの連携もできます。
また、これに合わせてLINE公式アカウントを導入すれば、自然とフォロワーを増やすことができます。これによって、リピーター対策にも繋がります。
導入する際は、キャッシュレス決済は、Square決済(導入費無料)になりますので、アカウントの発行が必要です。
機能 | funfo Basic | funfo Pro | funfo LINE Pro |
---|---|---|---|
価格 | 無料 | ¥4,950/月/店舗 (年間払い) | ¥14,850/月/店舗 (年間払い) |
店内モバイルオーダー | ✓ | ✓ | ✓ |
店外モバイルオーダー | ✓ | ✓ | ✓ |
モバイルオーダー決済 | ✓ (最大22種類) | ✓ (最大22種類) | ✓ (最大22種類) |
同時ログイン可能端末数 | 最大2台 | 最大5台 | 最大5台 |
商品管理 | iPadのみ | iPadとPC | iPadとPC |
会計管理 | POSレジ | POSレジ、TableView | POSレジ、TableView |
LINE連携 | ✓ (LINEミニアプリ) | ✓ (LINEミニアプリ) | ✓ (LINEミニアプリ) |
WebManager | 基本機能 | Pro機能 | Pro機能 |
プリンター連携 | ✓ | ✓ | ✓ |
拡張機能 | – | Pro機能 | Pro機能 |
優先サポート | – | ✓ | ✓ |
LINEユーザープロフィール | – | – | ✓ |
LINE自動配信 | – | – | ✓ |
LINEユーザーアンケート | – | – | ✓ |
なお、自動翻訳は、WebManagerのPro機能に含まれています。そのため、外国人が多く訪れるお店では、Proプラン以上を契約することがおすすめです。
funfoは、LINEミニアプリと連携することから、簡単にLINE公式アカウントのフォロワーを自然に増やすことができます。そのため、店内飲食の売上を順調に伸ばしていきたい飲食店にはおすすめです。
②Square オンラインビジネス
Squareは、キャッシュレス決済、POSレジ、ECサイトなど自社ブランドだけでさまざまなサービスを展開しています。モバイルオーダーは、Squareオンラインビジネスを活用することで、実装することができます。
わかりやすいテンプレートでページを作ることができ、注文サイトも数分で作成することができます。
店内飲食の受付をするためには、QRオーダー機能が必要になりますので、月額3,375円のプラスプラン以上を申し込む必要があります。
Squareはキャッシュレス決済が導入しやすく、入金サイクルも他よりも短いことからユーザーが非常に多いです。機能のカスタマイズもしやすいです。
③QRfood
QRfood は、世界中で利用されているモバイルオーダーです。世界最大級のECサイトのアリババにスタンダードプラン(月額19,800円)以上のプランで掲載されます。これによって、訪日外国人が旅行前に飲食店を予約することができます。
QRfoodには、専用のPOSレジもありますが、スマレジと連携させることができます。
④AirREGIオーダー(エアレジオーダー)
リクルートが提供しているエアレジで使うことができるモバイルオーダー機能です。システム利用料は無料で使うことができ、事前決済機能を使う場合は、キャッシュレス手数料(3.24%)がかかります。
エアレジを導入している飲食店がモバイルオーダーを導入する場合は、エアレジオーダーを使います。エアレジオーダーを使うためには、エアペイに申し込む必要があります。
⑤QRオーダー
QRオーダーの特徴は、数多くのレストランに導入されているモバイルオーダーで、特徴は連携先の多さです。POSレジも、東芝テック、スマレジ、NECモバイルPOS、Square、blaynと連携ができます。
また、QRオーダーもLINEミニアプリと連携ができるので、LINE公式アカウントのフォロワーを自然に増やす対策を取ることができます。
⑥OKAGE GO
OKAGE GOは、特許取得のフリーレイアウトを使ったデジタルメニューブックを使って、自由度の高い訴求力の強いモバイルオーダーの画面を用意することができます。また、LINE公式アカウントでの直接の誘導を促すことができるので、ダイレクトにフォロワーを増やすことができます。
まとめ
モバイルオーダーを導入することで、特にスタッフの人手が足りていない店舗では、オーダー待ちを減らすことが期待されまれます。
生産性を向上できるメリットがある一方で、コミュニケーション量が減ってしまうなどの考えられるデメリットもあります。
また、モバイルオーダーを導入する場合は、現在使っているPOSレジと連携できるものから選択しましょう。そして、訪日外国人が多いお店では、多言語化ができるものから選択するようにしましょう。
モバイルオーダーは、生産性を向上させるだけでなく、マーケティングでも重要な役割を担います。
モバイルオーダーでテイクアウト、デリバリー、事前予約ができる他、LINEミニアプリ、LINE公式アカウントと連携させることで、効率的にLINE公式アカウントのフォロワーを増やすことができるからです。
これにより、LINEでメッセージを継続的に、既存のお客様に配信することができ、次回の来店の案内をすることができます。
最終更新日 2024年8月14日