
結果的に地域の人にお祝いケーキといえばこのお店!と認知され、企業のお別れ会や誕生日ケーキのオーダーが増えました!そして、地元のテレビ番組などでも取り上げられました。
集客はどの手法でもやることは変わりません。魅力になり得る情報をわかりやすいように訴求します。
お菓子屋さんのような店舗ビジネスでは訴求先は、近くに住んでいる人となります。また、客足が離れたという条件で考えれば、お知らせのような運用をしても「その情報は知っている。」程度でなんの驚きもなく来店動機を作ることができません。
そのため、明確な来店動機になるような要素を発信する情報には組み込む必要性があります。
どのような対策を実施したのか?
この件では、予算をかけることができなかったということもあり、SNSを活用し、結果としてかなり泥臭い施策を実施していただきました。
メイン通りになっている国道から脇道に入った店舗であるため、立地がかなり悪かった。それに対し、数店舗のコンビニと競合店が国道沿に面しており、明らかにお客様が取られていた。
通販も考えたが、「地元の人の客足を戻したい」ということが要望の一つだったのでそこに着手することを決定した。
当時は珍しかった似顔絵ケーキを率先して行っていたこともあり、これを魅力として訴求することを決定した。
似顔絵ケーキの制作事例をFacebookページに公開した。それ以外のFacebookページへの投稿は、購入意欲を低下させることやカタログとしての活用を崩すことになるため禁止した。
ポスターなどで知らせても効果がかなり薄いため、知人などの氏名から検索し、個人アカウントでつながった人にメッセージで告知していった。その結果、200名ほどの周辺住民のフォロワーを獲得。
周辺住民からの誕生日や職場の歓送迎会でのケーキのオーダーが増加。結果的に小さなお子さんがいる家庭の客足が復活した。
お祝い事の定番となり、リピーターも増加した。また、地元のテレビにも取り上げられ、周辺の市町村からわざわざ買いに来る人も増加した。