WordPressのSEOプラグインを使う意味と優良プラグイン5選

マーケティングプロデューサーの小形です。

WordPressのSEO向けカスタマイズを考える上で、プラグインの活用は必要不可欠です。

今回は、WordPressのプラグインを使うメリットから説明し、おすすめのSEOプラグインを紹介したいと思います。

目次

WordPressのプラグインを使うメリットとは?

WordPressのSEOを考える上で、自分で設定を行う、テーマの設定で行う、そして、プラグインを選択するの3つの選択があります。

自分で設定を行う選択肢は、コーディングをできる人であればいいかもしれませんが、素人が手を出すものではありません。

そのため、実質、テーマの設定で行うか、プラグインを選択するの2つの選択肢になります。

 

例えば、テーマの代表として考えられるのが、WordPressテーマ「WING」です。

WINGには、プラグインを使わずともタイトルやmeta descriptionなどの基本的な設定を行うことができる機能が揃っています。

その為、これらの機能を活用すれば、利用しなければならないプラグインの数が減ります。

ですが、私の場合は、この選択は行いませんでした。

理由は、テーマへの依存度です。WINGをずっと使っていく選択肢しかないのであれば、この機能を使い続ければいいでしょう。
ただし、SEOに有効なテーマは、後々他でも登場するかもしれません。また、いつWINGの開発が停止されるかもわかりません。そうなった場合、その時のSEOに準拠しなくなるため、他のテーマを選び直す必要があります。

後々の作業が大変になることを考慮した時に、大変になりそうなものに関しては、プラグインで制御してしまった方が良いと判断しています。もちろん、これにもデメリットがあり、プラグインを増やすことになりますので、取り込みが必要なプラグイン数が増えますので、表示速度に多かれ少なかれ影響することになります。また、プラグインもテーマ同様に開発が中止されるケースがあります。

WordPressのSEOの設定には、どちらにもリスクがありますが、それを踏まえてどちらかを選択する必要があります。

WordPressのSEOを強化するプラグインとは?

実質、WordPressのSEOを強化する視点で導入が必要なプラグインは、以下の5つだけだと思っています。

さらに、各々の判断で設定を行う感じではあります。

All in one SEO Pack

もっともたくさんの人が使っていると考えられるSEO系プラグインです。

タイトルの設定、meta description、meta keyword 、sitemap xmlの生成、Googleアナリティクスの設置などは、このプラグイン一つで間に合います。そのため、Google Sitemap XMLなどのプラグインなどを併用する必要がありません。

さまざまな同様のSEO系プラグインを他のサイトでテスト運用してみましたが、無駄なコードも多いですが、一番安定しており、癖がないから使っています。

類似プラグインにYeast SEOがありますが、この辺は、どちらが好きかの問題になると思います。お互い意識しているのかわかりませんが、どちらかに有用な機能が実装された後に、同じような機能が実装されているところをみると、ここには差がないと思われます。

WP Fastest Cache

WordPressは、データベースをパソコン側で読み込み、ページを表示する動的ページの形式をとっています。そのため、静的ページを表示するMovableTypeよりもサーバーに負荷がかかる上、表示が遅れます。

そのため、キャッシュ系のプラグインを使い、負荷を軽減し、表示速度をはやくしたいわけですが、キャッシュ系のプラグインを無闇に入れるとトラブルの元になるのも確かです。

欲張って、いろんなプラグインを入れちゃって、WordPressが表示されなくなったという方は、プラグインをみて、複数のキャッシュ系プラグインが有効化されていないか、まずみてください。また、ロリポップの下位プランの場合、キャッシュ系プラグインは正常動作しないことを確認しています。

また、キャッシュ系のプラグインは、管理画面も複雑です。どこをどのように設定するのが正しいのかよくわかりません。

公式のWP Super Cacheもそこまで表示速度が上がったりしません。

そこで、WP Fastest Cacheがおすすめになります。このプラグインは、設定すべき項目のみが初期設定の段階ではチェック可能になっているため、設定が非常に簡単です。

口コミの評価も高く、現在のキャッシュ系プラグインの中では、ダントツで支持されているプラグインになります。

Broken Link Checker

Broken Link Checkerは、リンク切れをしているコンテンツ内のハイパーリンクを検知し、メールでリンク切れのお知らせをしてくれるプラグインです。

リンク切れは、サイト内の円滑なGoogleのクローラーのクローリングを邪魔してしまうこともあり、あれば削除しておきたいものになります。

このプラグインも必須プラグインの一つだと思います。

Show Article Map

こちらは、公式プラグインではないため、naenote.netよりダウンロードする必要があります。

このプラグインは、それぞれの投稿と固定ページの内部リンクの関係をマッピングして表示するプラグインになります。

内部リンクによる記事の紐付けは、重要性が増しており、ただページを書いて関係性の高いページから内部リンクを設置しないというだけでは、思ったより上位に表示されない傾向になっています。

そのため、現在の自分の記事がちゃんとネットワークを組むように編集されているのか可視化してチェックすることで、打ち手を考えることができるようになります。

使い方は、簡単で有効化した後に、固定ページにShow Article Mapとタイトルで入力し、本文に[show_article_map]を貼り付けるだけです。(括弧の部分は、半角にする必要あり)

この時に、投稿ページを選んでしまうと、投稿の最新情報に表示されてしまいます。また、このページは、外部に見せる目的のページではありませんので、非公開設定で表示することをおすすめします。

その他プラグイン

WebSub/PubSubHubbub

このプラグインは、Googleへのインデックスまでにかかる時間を短縮化するためのプラグインになります。インストールするだけで利用可能になりますので、インストールをしていない人はインストールすることをおすすめします。

検索順位をマーキングする。

検索順位に結果が出るようになってからは、検索順位をチェックするようにしておきます。

残念ながら、この機能をWordPressに持たせることはできませんし、できたとしても負荷がかかるためおすすめしません。

記事を書く前に検索キーワードをある程度捻出しておくことを助言しているのですが、それは、SEOツールで検索順位をチェックしておくことで、記事を書いてから成果が出るまでのプロセスをみることができるようになります。

うまく上位表示ができた記事をチェックしたら、そこから本当はみて欲しいけれど、全然うまくいっていないページに内部リンクを設置するなどの対処もできますし、順位を追っておけば、うまくいっていないなりの原因を発見することができます。

機能的にも価格面的にもおすすめのツールは、このCOMPASSです。有名な順位チェックツールの機能もあった上で、他社のウェブサイトからキーワードを抜き出すことなどもできてしまうため、これ一つで複数のツールを探し、渡り歩かなければならなかったデータを一元管理することができるからです。

SEOツールの重要性と集客できる記事を作成するプロセスについては、「WordPressの運用にSEOツールは必要なのか?どうか?」を参考にしてください。

 

まとめ

WordPressのSEOを強化するプラグインを紹介してきたわけですが、これをインストールして満足しないようにしておきたいところです。

あくまで、集客できるのは、記事をアップし、ある程度積み重なった後だからです。

また、設定箇所は、プラグインだけではありませんので、それ以外の箇所は、「WordPressをSEOに強くするための設定方法」を参考にしてください。

よく、グルメサイトや予約サイトの集客に慣れてしまった店舗が、オウンドメディアにチャレンジして、「こんなめんどくさいことやってられるか!」と言い出しますが、そのめんどくさい作業をグルメサイトや予約サイトが今までは代行していただけのお話です。

今後、これらの企業に依存しないと心に決めた場合は、腹をくくって、愚直にコンテンツを積み上げるような対策を行っていきましょう。

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