検索ボリュームとは?SEOで重要な指標の1つ

ブログやオウンドメディアでマーケティングを実施する場合、効率良く集客を行いたいと思うのは当たり前のことです。記事の執筆、編集にかける時間は長い分、全くアクセス数などに効果を発揮しなかった時のショックは大きいものです。

そのために、重要視されるのが、キーワードの選定です。例えば、検索数の少ないキーワードを選定しても上位表示しても流入数が少なくなります。逆に検索数が多すぎるキーワードを選定しても上位表示できる確率が下がってしまうことがあります。

そのため、事前に検索ボリュームと上位表示できる難易度を調べておく必要性があります。

目次

検索ボリュームとは?

検索ボリュームとは、対象の検索エンジンの検索回数のことです。主に、月間の検索回数が指標として示されていることが多く、一般的な検索エンジンであるGoogleで測定することが多いです。検索ボリュームが大きいほどそのキーワードが検索された回数が多いため、上位表示した時の自然流入が多いと想定されます。

しかし、検索ボリュームは大きいほど良いわけではありません。例えば、「マーケティング」と検索すると、概念から求人の情報が幅広く表示されます。競合性も高く、上位表示が非常に難しい割に、成約率が低くなりがちです。そのため、通常は、「マーケティング 代行」「マーケティング 成功事例」など購買意欲に結びつきやすい検索ボリュームが中位のキーワードを選定します。

集客の仕組みは、検索ボリュームが母数になり、そこから自然流入します。

日本のGoogleの順位とクリック率の関係を2021 CTR Research Studyのデータで割り出したものです。1位に表示されると、検索ボリュームの13.94%の自然流入が期待できます。そのため、仮に月間検索ボリュームが、1,000回のキーワードで1位に表示されることで、139UU程度の流入が見込まれます。

資料請求の成約率を10%と想定すると、1ヶ月の問合せ獲得数は、13〜14人になります。

検索ボリュームがそこそこにあるキーワードでなければ、1ヶ月の訪問者数が少なすぎるため、集客をしている実感を得ることができません。そのため、Webサイトの売上アップではコンテンツを増やして、キーワード数を増やしていくことがマーケティング戦略としては一般的になっており、WordPressなどのCMSを組み込みます。

検索ボリュームの調査方法とは?

検索ボリュームを調査する方法には、SEOツールでも調査が可能ですし、Google広告のキーワードプランナーでも調査が可能です。ただし、キーワードプランナーでは、Google広告ユーザー向けのサービスですので、Google広告を使っていないユーザーには数値が正確には表示されません。

そのため、現在ではSEOツールを活用することが一般的です。

SE Rankingを使って検索ボリュームを調査する。

SE Rankingとは、サイトの順位管理から検索エンジンの調査をすることができるSEOツールです。キーワード調査を選択し、キーワードを入力します。検索ボリュームのほかにも、難易度、類似のキーワード、関連キーワードなども出力されます。

SE Rankingの解説は、「SE Rankingとは?総合的SEOツールの客観的評価」で行っています。

ラッコキーワードで月間検索回数を調査する。

ラッコキーワードでは、有料プランで月間検索回数(検索ボリューム)を調査することができます。ただし、プランによって月間調査回数に制限があります。

参考:検索ボリュームの効率の良い調べ方とは?おすすめの無料ツールと有料ツールを紹介

検索ボリュームの適正はどの程度なのか?

検索ボリュームによってビッグキーワード、ミドルキーワード、スモールキーワードなどに分けられます。明確な回数の区別がなく、ビッグキーワードが月間検索数10,000回以上、ミドルキーワードが月間検索数1,000〜10,000回程度、スモールキーワードがそれ以下が目安になります。

上位表示できるのかは、ブログやオウンドメディアの元々のE-A-Tや運用歴、サジェスト、被リンクによって大きく変わるため一概には言えません。例えば、クライアントの中には著名レストランがあるのですが、最初ミドルキーワードを狙って上位表示することができましたが、ローンチしたばかりの知名度の低いWebサービスのWebサイトでは、どのようなキーワードでもSEOには時間がかかります。

SEOツールでの競合性や難易度を参考にし、どうしても上位表示を目指さなければならないキーワードの記事を優先的に書き、関連性が高く検索ボリューム/難易度の高いキーワードに対応した記事を次に狙っていきます。

スモールキーワードを狙う場合は、1位を狙う。

検索数の小さいスモールキーワードの数を狙うことでアクセス数を積み重ねるロングテールの考え方もあります。ただし、これには注意が必要です。それは検索ボリュームが小さいため、1位を狙わなければ流入も相応に小さくなります。2位以下では、7.5%以下にクリック率が下がるからです。

「上位表示をしているのに、流入が全くない」というキーワードがあると思いますが、これは例外なくスモールキーワードでの表示順位が適正ではないからです。

流入がない順位で対策するキーワード数ばかりを増やしても仕方がありませんので、スモールキーワードを狙う場合は、1位を狙うつもりで記事を編集する必要性があります。

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